NTT東日本、福島でIoTを利用し鯉の養殖実験

NTT東日本、福島でIoTを利用し鯉の養殖実験

  • マイナビニュース
  • 更新日:2019/06/27
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NTT東日本 福島支店は6月26日、鯉の養殖事業において県南鯉養殖漁業協同組合と福島県郡山市が抱える課題の解決を推進するため、福島県内水面水産試験場、福島大学、ビーマップと連携し、IoTを利用した養殖漁場の環境データを可視化する実証実験を開始すると発表した。

NTT東日本が漁業分野においてIoTを利用する取り組みを行うのは初めだという。

鯉は郡山市の特産品の1つで、同市は2015年4月に専門部署を設けて「鯉に恋する郡山プロジェクト」を立ち上げ、鯉料理の提供店舗を拡大するなどの成果を上げてきたという。

今後の6次産業化など盛り上がりへの期待が高まる中で、現在養殖事業に取り組んでいる生産者の高齢化に伴う養殖場事業の生産性向上・稼働軽減や後継者の育成・伝統技能の継承、適切な環境管理による鯉のへい死(突然死)抑制・経済的損失防止が大きな課題になっていた。

同実証実験では、IoTセンサー装置やネットワークカメラを使用した養殖場の環境把握や遠隔監視による生産性向上・巡回業務のサポート、養殖管理基礎データの蓄積、異常検知時のアラート通知による鯉へい死及び経済損失の防止などに関する効果検証を行う。

期間は6月26日から2022年3月31日までの予定。

養殖管理基礎データの蓄積では、IoTセンサー装置を養殖場に設置して養殖環境データ(水温、溶存酸素、PH、酸化還元など)を取得し、データをクラウド上に蓄積。蓄積したデータの推移を観察して養殖方法の見直しを検討したり、養殖環境データと作業の実施状況(相関関係)を養殖漁業従事者と情報共有を行ったりするなど、養殖ノウハウの共有の効果を確認する。

異常検知時のアラート通知では、養殖環境データをリアルタイムで把握して、酸素濃度や水温の異常を検知した際にアラート通知を行い、養殖場の経済的損失にもつながる鯉のへい死や鯉ヘルペスの発生を防止するとしている。

ネットワークカメラでの遠隔監視では、遠隔操作で撮影画角の調整が可能なネットワークカメラを養殖場に設置して離れた場所から鯉の状態の確認を行い、巡回稼働の削減を図ると共にへい死防止の効果を検証する。

なお、携帯の電波が届かない農村エリアなどでも長距離かつ1Gbps以上の高速無線通信を実現するため、ミリ波を利用した通信環境を構築したとのことだ。

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