「ミゲルの墓」被葬者は妻? 諫早の調査委公表 出土の歯は「成人女性」

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/11/14

天正遣欧使節の一人、千々石ミゲルの墓とされる長崎県諫早市多良見町の石碑周辺を発掘調査した民間の調査実行委員会(会長・立石暁長崎総合科学大理事長)は12日、墓坑から出土した歯や骨は成人女性のものとする鑑定結果を公表した。石碑にはミゲルと妻の2人の戒名が彫られており、実行委は「被葬者はミゲルの妻」とみている。

発掘場所近くには、別の墓坑とみられる空洞も確認されており、実行委はミゲルが埋葬されている可能性を指摘。行政による追加調査を期待している。

墓坑からは被葬者の歯24本や大腿(だいたい)骨の骨片などが出土。実行委が鑑定を依頼した分部(わけべ)哲秋長崎医療技術専門学校長(形質人類学)は歯の形状や摩耗具合から、被葬者が女性で年齢は「25~45歳」と推定した。

人骨とともに出土した穴開きの玉59個(直径2~5ミリ)について、片多雅樹長崎県埋蔵文化財センター調査課係長は、表面の使用痕などから「(キリスト教の聖具)ロザリオや鎖のように、一部は数珠つなぎにしていたのではないか」との見方を示した。ロザリオかどうかの判断は避けた。

調査は今年8~9月に実施。碑文などによるとミゲルと妻はほぼ同時期に亡くなり、一緒に埋葬されたとみられている。

=2017/11/14付 西日本新聞朝刊=

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