小川直也氏Jr雄勢がシニア大会初V 五輪代表争い名乗り

小川直也氏Jr雄勢がシニア大会初V 五輪代表争い名乗り

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  • 更新日:2017/11/13

◇柔道・講道館杯全日本体重別選手権最終日 男子100キロ超級決勝 ○小川雄勢 2分5秒 大内刈り 上川●(2017年11月12日 千葉ポートアリーナ)

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(15年撮影)小川直也氏(左)と長男の小川雄勢

男女計7階級が行われ、男子100キロ超級で小川雄勢(21=明大)が国内のシニア大会初優勝を飾った。決勝ではベテランの上川大樹(京葉ガス)から大内刈りで一本。92年バルセロナ五輪95キロ超級銀メダリストの父・直也氏(49)との父子優勝を果たし、20年東京五輪の代表争いに名乗りを上げた。大会後に来月2、3日のグランドスラム(GS)東京大会の代表選手計56人が決定した。

かつて絶対王者リネールを破った上川を背中倒しにした瞬間、直也氏は「びっくりした。拍手しちゃった」という。両者指導1で迎えた2分5秒、小川は大きく踏み込み「一発狙っていた」という大内刈り。場外にもつれ込みながらも145キロの巨体を完璧に倒し「去年のこの大会で負けてから同階級のライバルと差がつく状況になった。最後は投げられてうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

上川は明大の先輩で、稽古では何度も対戦。そのたびに「ぼこぼこにされている」(直也氏)ものの、この日は違った。父が「ここ1カ月くらいで体に力が付いてきた。成人の力」と語ったように力負けすることなく互角の戦い。けんか四つのため一歩間違えれば返される恐れのある大内刈りを放った際も、相手の体をしっかり制御する腕力が備わっていた。

くしくも日本時間未明に行われた無差別の世界選手権で、日本勢2人は決勝にすら進めなかった。リオ五輪銀メダルの原沢も不調が続くタイミングでの優勝に、小川は「今は誰も(国際大会の100キロ超級で)勝てていないのはチャンス」と話す。加えて左組みは最重量級で近年マイナーとなっており、五輪2連覇中のリネールも不得意。他の選手にない長所を磨けば、東京五輪代表争いの先頭に躍り出る可能性もある。

息子を称賛し続けた直也氏も、最後は「大したタイトルじゃない。日の丸を付けて国際大会に行ける権利を得ただけ」と辛口。それでも名実ともに、五輪候補に名乗りを上げたのは間違いない。父子の血のつながりについては「よく分からない」と苦笑いした孝行息子の中で、暴走王のDNAが確実に覚醒しつつある。

◆小川 雄勢(おがわ・ゆうせい)1996年(平8)7月20日、横浜市生まれの21歳。幼少期はクラシックバレエを習い、小4から父の直也氏が開設した小川道場の1期生として柔道を始める。東京・修徳高では高2の全国高校選手権で優勝。14、15年の全日本ジュニア選手権を連覇した。15年4月に明大に進学し、昨年のグランプリ青島(中国)でシニア大会初優勝。1メートル90、137キロ。左組み。

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