人気バーガー店“ラッピ”、函館に魂を捧げる粋な理由

人気バーガー店“ラッピ”、函館に魂を捧げる粋な理由

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2018/08/11
No image

峠下総本店。LED電球32万個という函館最大のイルミネーションは圧巻(冬季のみ)

高さ3m超のキリンのオブジェに真っ赤な巨大イス、敷地内にはメリーゴーラウンドも! ここは博物館? それとも遊園地? その正体は函館のハンバーガーチェーン『ラッキーピエロ』の旗艦店、峠下総本店だ。

【写真】人気ナンバー1の『チャイニーズチキンバーガー』

地元で“ラッピ”の愛称で親しまれ、函館を中心とした道南のみに17店舗を展開。チェーン店舗といえば杓子定規に似た造りだが、ラッピでは店舗ごとに異なるテーマがあり、同じデザインはひとつとしてない。

王未来社長は満面の笑みで話す。

「例えば、マリーナ末広店は海がテーマ。ヨットハーバーの脇にあり、店舗の80%が海の上。各店ともDNAは同じだけど、個性は違う兄弟のようなもの。その日の気分で楽しんでもらえたら」

感動と異体験を楽しんでほしいーー。その驚きは誰かに伝えずにはいられない。口コミで評判はどんどん広がっていく。

感動は味もしかり。看板メニューの『チャイニーズチキンバーガー』(通称チャイチキ)は、ふわふわバンズに甘辛味の大きな鶏から揚げがドカンと3つ。新鮮なレタスとマヨネーズを挟み、ボリューム満点だ。ほおばれば、アツアツでジューシーな肉のうまみが炸裂!

いまや年間220万人もの客が訪れる“観光地”でもある。創業は'87年。ベイエリア本店からその歴史は始まった。王社長の実父で、創業者・王一郎会長は神戸出身。なぜ函館で?

「旅行で訪れた際、港町の風景が故郷に似ていて一瞬で好きになったそうです。移り住み、まずはパブを開きました。その後は居酒屋、中華料理店なども」

そして、開発前の函館ベイエリアでの新規事業としてホットドッグ店を始めようと決める。しかし……、

「なかなか商品に個性が出せない。そんなとき、知人から“アメリカでは大手チェーンだけじゃなく、家族経営の個性的なハンバーガー店が多く、どこも繁盛してるよ”と聞き、ハンバーガーに舵を切ったそうです」

ならば看板メニューをどうするか? でも普通じゃつまらない。思いついたのが、当時経営していた中華料理店の人気メニュー『鶏の味付け唐揚げ』。バンズとの相性を試行錯誤した末、チャイチキは誕生した。

「大好評を博し、店舗数も増えていきました。店によってメニューは違いますが、現在はバーガー類が22種、カレーなどの料理も入れると全部で約160種。お客様の要望やスタッフの案を取り入れるうちにどんどん多くなって(笑)」

最大の特徴は生産者の顔が見える安心・安全を徹底追求したおいしさ。

「冷凍ものは使わず、注文を受けてから手作りしています。地産地消を昔から推進していて、食材の85%は北海道産です」

スタッフの8割が地元の主婦。なんと、最高齢は76歳だ。

「プロのコックさんの次に料理上手なのはお母さんだと思うんです。家族に作るのと同じ。愛情を込めているのもおいしさの秘密です」

王社長は強調する。

「ウチは、函館と運命共同体。地元の発展なくして、ラッピの発展もありませんから」

そのため、ゴミ拾いなどの地域貢献活動にも積極参加している。バーガーの包みには観光案内を掲載しているほど。

「函館に育ててもらって今がある。だから他県はもちろん、札幌進出も考えていません。支えてくれる地元の深い愛に応え、創業100年を目指し頑張ります!」

※表示価格はすべて税込みです

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

グルメ総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
【ご当地モア・徳島】シロップが絶品!《川添フルーツ》のかき氷が超おすすめ♡
腸の名ドクターが考えた「長生きみそ汁」で、自律神経の働きをサポート
「フリスビー丼」と揶揄されていた「すき家」のまぐろたたき丼 サンプル画像が現実に近づいたとSNSで話題に
【パンの耳好きに朗報】「1斤丸ごとパン」の斬新カット法
旬のナシでおもてナシ 滋賀・竜王
  • このエントリーをはてなブックマークに追加