なんと悲しき民進党!選挙で勝つには「この方法」しかないなんて

なんと悲しき民進党!選挙で勝つには「この方法」しかないなんて

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2016/10/19

民進党代表・蓮舫は、新潟県知事選で勝利した米山隆一の応援に投票日2日前の14日にドタバタと駆け付け、なんとか面目を施した。しかし、民進党はこの選挙に関して、早々に自主投票を決めていた。蓮舫は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な民意に飛び乗ったに過ぎない。

23日投開票の衆院東京10区、福岡6区の補欠選では、もし報道機関の事前の世論調査結果通りとなるなら、民進党公認候補の惨敗は避けられそうにない。補選の結果は蓮舫の知名度を持ってしても、民進党の党勢が回復していないことを証明することになろう。

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〔PHOTO〕gettyimages

殻を破ろうとした蓮舫代表

新潟への駆け付け応援は、幹事長・野田佳彦の「操り人形」と見られている中で、蓮舫が独自に下した判断だった。野田は自民系候補を支持する連合に配慮して「代表や幹事長が応援に入るわけにはいかない。行っても、代表代行の江田憲司まで」というラインを引いていた。

しかし、蓮舫は野党系候補から応援依頼があったことなどを理由に、13日夜に新潟入りを決断。慎重な野田を押し切った。蓮舫がこと選挙に関しては、野田の殻を破ったことは評価して良いだろう。

だが、党運営は野田に、国会運営は会長代行・安住淳と安住の意のままに動く国対委員長・山井和則、選挙は選対委員長・馬淵澄夫に委ねているのが実態だ。「つかさつかさに任せる」と言えば聞こえは良いが、蓮舫はこれらの分野に精通しているわけではなく、「選挙の顔」としての役割を果たしているに過ぎない。

確かに、蓮舫が応援に出向けば、人が集まる。それでも、前任の岡田克也ら他の民進党議員に比べれば、ということ。小泉進次郎、首相・安倍晋三、東京都知事・小池百合子らには遠く及ばない。

党勢、回復せず

蓮舫の登場が民進党にどれだけの効果があったかを見るには、報道機関の世論調査における民進党支持率の推移を見るのが手っ取り早い。

参院選が行われた7月、蓮舫が出馬表明した8月、代表選で当選が決まった9月、そして今月の推移を見ると、以下の通りだ(単位%)。

▽読売新聞=10 → 8 → 8 → 7
▽NHK=10.6 → 9.0 → 8.3 → 9.9
▽時事通信=7.1 → 5.4 → 5.9 → 5.8

参院選が行われた7月は高かったが、8月、9月、10月はほぼ横ばいだ。「蓮舫効果」はあまり無かったと言える。民進党の自立再生は、もはや不可能な領域に達しているのかもしれない。

だとしたら、来年か再来年、2018年12月までに行われる衆院選で、民進党が議席を伸ばす道は一つしかない。小選挙区で共産党などが候補者を降ろし、その結果として民進党候補が野党統一候補となることだ。

蓮舫執行部は、共産党などとの選挙協力について、衆院補選や新潟知事選で次の方針で臨んでいる。

①共産党などとの間で推薦を出さないし、受けない
②党首のそろい踏みは行わない

参院選で、自民、公明両党から「民共協力」が批判されたことを反省し、共産党は距離を置こうとしている。共産党が自主的に候補者を降ろせば、共産党に投票した票は自公に回らず、民進党に上乗せされる……という読みだ。

民進党は何もせず、共産党が候補者を降ろすことを期待するというムシの良い話だ。民進党がこう期待するぐらい、共産党は弱体化しているのかもしれない。

この実態は、共産党が候補者を擁立するかどうかで、民進党の獲得議席が決まってくるという、いかにも悲しい現実を浮き彫りにしている。

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