AAA、結成11周年で初のドーム公演:ライヴレポート&西島隆弘インタヴュー

AAA、結成11周年で初のドーム公演:ライヴレポート&西島隆弘インタヴュー

  • RollingStone
  • 更新日:2016/11/30
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AAA、結成11周年で初のドーム公演:ライヴレポート&西島隆弘インタヴュー

去る11月16日、『AAA Special Live 2016 in Dome –FANTASTIC OVER-』の最終公演が東京ドームで行われた。直前の11月12・13日には京セラドーム大阪にてAAA初のドーム公演が開催されている。

今や『NHK紅白歌合戦』の常連でもあり男女混合アーティストの筆頭とも言える彼らが、結成11周年にして初のドーム公演とはいささか意外ではある。平日のドーム公演にも関わらずSNSには"チケットが取れなかった"という声も多く、彼らの人気ぶりを見せつけた。

開演前、東京ドームの周辺は身動きが取れないくらいの人だかり。ドームのゲートをくぐり着席すると、会場内は見渡す限りの人、人。キャパシティ5万人の会場が超満員だ。それぞれ、"推しメン"カラーのペンライトを掲げている。

客電が落ちた瞬間、ペンライトが輝き出す。満杯のドーム内で光る様子は、まるで宝石箱のよう。オープニングVTRが流れると、大歓声が巻き起こる。VTRの内容はメンバーがちょっとした魔法を使い、日常から離れた世界へと観客をいざなう。最後は西島隆弘の一降りで、スクリーンからドーム全体へと雷が響き渡った。

1曲目は『LEAP of Faith –Dome ver-』。さらに『愛してるのに、愛せない』と、ダンスグループのイメージを覆してしっとりとした曲から流れを作る。ファンが持っているペンライトは、コントロールルームからの操作だろうか、全てが同じ色になる。会場内を彩るプロジェクションマッピングといい、まるで幻想の国へと招かれたかのようだ。AAAのパフォーマンスもハイクオリティだけに、コンサートを超えたエンターテイメントショーに感動する。

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5曲目の『LOVER』ではメンバーが二手に別れてゴンドラに乗り込み、会場を半周してステージへと戻る。日高光啓が客席へとマイクを向けると、合間のセリフを観客が大合唱。日高は"おまえら、セリフばっちりじゃねえか!"と相好を崩す。その間に、大きな風船がトスされて観客席を行ったり来たり。場内に気球が飛んだ9曲目の『さよならの前に』が終わると、MCタイムである。

浦田直也"すごい歓声ですね、初体験です。長いツアーのファイナル、声を枯らして帰るつもりです!"

宇野実彩子"ドーム広いな、大きいな♪"

伊藤千晃"(歓声を)何秒でも、ずっと聞いていたいな"

さらに西島がふざけ始めると、

浦田"西島さん、今日テンション高いですね。どうしたの?"

西島"そうですね、高いです。気持ちは清らかにやってるんですけど(笑)"

この後に4人が衣装替えのためステージから下がり、日高、與 真司郎、末吉秀太の"仲良し3人組"(本人談)がつなぐ。

末吉"どうもー、お兄さんだよー!今日ライヴを楽しみにしていたよというお友だち〜?"

これには観客が絶叫で応える。さらに3人の仲良しアピールで、

日高"俺のこと、大好きだろ?"

與"まぁ、好きなほうだよ"

末吉"俺も2人が大好きだよ!"

ファンは、悲鳴を上げて喜んでいた(笑)。

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後半戦は宇野と伊藤のユニット"MisaChia"の『Jewell』からスタート。次の『Eighth Wonder』では、宇野と伊藤がクレーンで縦横無尽に各客席へと近づく。ヒットチューンの『NEW』は、メンバーだけじゃなく客席もダンス。続いて新曲『涙のない世界』。近未来観のあるプロジェクションマッピングと、彼らが歌で作り上げる世界が、よく似合う。

『PARTY IT UP』では、ステージのへりから花火が吹き上がる!こちらもプロジェクションマッピングと合わせて、さながら花火大会に来ているかのよう。曲ごとにステージも彼らも表情を変えるので、とにかく飽きないのだ。ラストの『Yell』では、7人の華やかな歌声が会場を包み込んだ。

アンコールの声が鳴り止まず、再びメンバーが登場。1曲目は一体となって盛り上がれるナンバー『ハリケーン・リリ、ボストン・マリ』。メンバーも観客も、タオルを回してヒートアップする。『Get チュー!』、『MUSIC!!!』と続けて、MCに。

"真司郎の衣装がGO!皆川に似ている"という話題からGO!皆川のモノマネや、"プロデューサーの古坂大魔王は、実はAAAと同期。昔から知っている"と大ブレイク中のピコ太郎の『PPAP』を真似るなど、なぜかモノマネショー状態(笑)。サービス精神と、彼らの仲の良さが伝わってくる。

さらに『Love』と『虹』の2曲を熱唱。場内にはプロジェクションマッピングが浮かび、7人が舞台センターに集まると金テープの特効が弾け、ライヴはファイナルを迎えた。

最後は、リーダー・浦田の言葉で締める。

浦田"11年かけて、やっとドームに立つことができました。AAAとしてまだ立ちたいステージ、立つべきステージがあると思います。これからも頑張っていきます、ありがとうございました!"

マイクを通さない生声でメンバーからの"ありがとうございました!"という一礼で、AAA東京ドーム公演は幕を閉じた。

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2016年12月10日発売のローリングストーン日本版2017年WINTER号にて、ライヴ後間もない西島隆弘のインタヴューが実現した。この最新号では、ザ・ローリング・ストーンズと共にW表紙で登場する。インタヴューで西島がライヴの感想を語ってくれた。

―11年目で初のドームとは意外でしたが、いつもと違う心持ちというか、臨む気持ちはあったのでしょうか?

意外と何もないんです(笑)。

―そうなんですか?

デビューして2〜3年とかでドームをやっていたらたぶん違ったんでしょうけど、11年経ってドームをやると、ライヴハウスからホール、ホールからアリーナ、アリーナからドームという段階を、ちゃんと年数を通して踏んで来られた気がします。支持してくれている人が自分たちの周りにどれだけいるのかという感覚を、ちゃんと感じられている状態で来ることができました。3年経ったら一気に5万人、6万人とお客さんが増えて"今の自分たちがどこにいるのかわからない"みたいな感じじゃなく、地に足を着けながら過ごせていたので。

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―"早くドームをやりたい!"という気持ちはありませんでしたか?

地に足を着いている分、空を飛べないからもどかしいんです。僕は空を飛べる人たちを見ちゃっているから。例えば、後からデビューした人がドームをやっているのとかを見ると、ものすごく憤りを感じていたんです。"お前らは翼を持ってるんだ"みたいな。その歯がゆさもあったが故に、ドームに立てたことの喜びは意外とそこまでなくて。ピュアに喜べるのは、ずっと応援してくれた人に"よくここまでついてきてくれましたね、本当にありがとうございます。お互いにドームという同じ景色を見ることができましたね"と言えるところです。ドームに立てたことに対しては自分のステイタスと言うより、ファンの皆さんと一緒にここまで来られたことへの喜びが大きいです。

―それでも今まで上がってきたステージの中でも最大級だと思いますが、お客さんで満杯になった東京ドームを見た時、どうでした?

アリーナツアーをグループで終えた後に、大阪城ホールと代々木第一体育館でソロライヴをやって、そしてグループでドームをやったという、この順番がけっこう絶妙なんです。終えて今思うのは、1人で立ったアリーナクラスの会場のほうがめっちゃ広く感じたんですよ。7人で立ったドームは、1人で立ったアリーナより広く感じなくて。たぶんそれは11年間、7人でやってきた経験が大きいんだと思います。ソロのアリーナは初体験だったから、純粋に"あ、この人たちは俺のことしか観に来ていないんだよな"と実感するんです。だけどドームは"7人を観に来ているんだよな"という意識があるから、そこの感覚ってぜんぜん違いますよね。

―ドーム公演で一区切りした感はありますか?

いや、2017年1月の横浜アリーナのソロが終わったら、たぶん一区切りついた気分になると思います。気持ち的にはまだオフってる感じはないですね(笑)。

AAA

トリプル・エー 男女7人組のパフォーマンスグループ。メンバーは、西島隆弘、宇野実彩子、浦田直也、日高光啓、與 真司郎、末吉秀太、伊藤千晃。2005年9月14日にシングル『BLOOD on FIRE』でデビュー。2005年末、『第47回輝く!日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞。デビュー10周年となる2015年9月にリリースしたベストアルバム『AAA 10th ANNIVERSARY BEST』がウィークリーランキング初登場1位を獲得、50枚目のシングル『愛してるのに、愛せない』は『日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞。現在、シングル『涙のない世界』、DVD & Blu-ray『AAA ARENA TOUR 2016 - LEAP OVER -』が発売中。2017年2月には53rdシングル、11thオリジナルアルバムもリリース予定。

『AAA NEW YEAR PARTY 2017』12月31日東京体育館

Nissy(西島隆弘) 『Nissy Entertainment 1st LIVE』 追加公演

2017年1月21日横浜アリーナ

2017年1月22日横浜アリーナ

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