【レビュー】地上スレスレの超低空レースが楽しめる“未来のクルマ”『DRONE RACER』を遊び倒す!

【レビュー】地上スレスレの超低空レースが楽しめる“未来のクルマ”『DRONE RACER』を遊び倒す!

  • DIGIMONO!
  • 更新日:2016/11/30
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掲載:DIGIMONO!

「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は、ホビーメーカー・京商の自信作『DRONE RACER』(ドローンレーサー)を使い倒します!

【詳細】他の写真はこちら

京商
DRONE RACER
価格:2万6000円(レディセット)

▲本体は約130gと非常に軽く、片手でさっと持ち運べるサイズ感。機体の操作は一般的なRCカーと同じ2chの2.4GHzホイラープロポで行なう。

【基本スペック】
飛行時間:約10分 専用ホイラー送信機付き、超音波センサー内蔵、カラーLED搭載

DRONE RACERってどんなモデル?

地上スレスレをキープして飛ぶ、新スタイルを導入
「ドローンであってドローンじゃない。『DRONE RACER』は舗装路はもちろん水面、雪上を問わず走行できる未来のクルマなのです」

本製品発表会における、京商の代表取締役・鈴木明久氏の言葉どおり『DRONE RACER』は低空を滑空するSF映画にあった“エアカー”をカタチにしたモデルである。4枚のプロペラを備えた見た目は、空高く飛び、空撮にも対応できるフォルムだが、驚くことに飛行高度は最大で60cm。内蔵する赤外線センサーと気圧センサーによって高度を制御する、史上初のメカニズムが搭載されている。進行方向に段差があっても、設定した高度を常にキープしつつ飛び続ける、かつてないフライトを可能にした。

機体を操る制御機構も斬新で、一般的なドローンが採用するスティック方式ではなく、2chの専用ホイラープロポでテイクオフからホバリング、前進後退、左右旋回まで操作。RCカーに近い感覚で、地上スレスレを飛ぶ機体をコントロールしつつのレースに向けた新ジャンルを目指したホビーなのだ。

自動的に高度を保つ史上初のデバイスを搭載
高低差がある場所に浸入すると“ローハイトフライングコントロール”が高度を自動調整。急激に高さが変化しても、低空をキープし続ける仕組みだ。

【超音波センサー】

地表の高低差をリアルタイムに読み取り上昇下降の信号を制御システムに送る、超低空飛行の要となる専用デバイスだ。

【気圧センサー】

周囲の温度、大気圧を測定するデバイスで、超音波センサーと相乗効果により、機体の高度を保つ役割を担っている。

『DRONE RACER』のメカニズムをチェック
【操作を明快にした“2ch”の制御システム】

スロットルレバーで前進行進、ホイラーで左右の動きを制御という明快な操作はRCカーと同じ。上昇下降などの操作が必要な一般的なドローンとは違う特徴だ。

【フロント&リアのLEDで機体の向きを確認】

機体各所には、鮮やかな光を放つ高輝度LEDを装備。前部にホワイト、リアエンドに赤色のLEDを備え、フライト時の姿勢を確認できる構造になっている。

【安全にテイクオフできる専用スイッチ】

プロポには離陸時に使う高さ調整スイッチ付き。オフにすると自動的に着陸姿勢に。

『DRONE RACER』の超低空フライトをチェック
【前進後進、左右旋回の操作はRCカーの感覚】

一般的なRCカーと同様に、前進後進と左右旋回の操作のみで機体が制御できて戸惑いはまったくない。

【段差に合わせて高度を保つ超低空フライト】

段差を感知すると機体を上下しつつ自動的に高度をキープする。反応もリニアで、不思議な操縦感覚だ。

【落下しても壊れにくいタフな機体構造】

丈夫な機体も特徴で、墜落しても壊れにくい。また衝撃を感知すると、プロペラが止まる安全性にも注目だ。

使い倒しインプレッション

専用送信機による、複雑な操作を省いたフライトが快適
プロポ(操縦機)の専用スイッチを下から上にスライドすると、機体はフワリと浮き上がりホバリングを行ない、スロットルを握れば前進。ホイラーを左右に操れば旋回を続ける。『DRONE RACER』には複雑な操作が省かれており、前後左右の動きを制御するのみ。従来のドローンとは違い“高度”の操作が不要なので、RCカーの操縦経験があれば、わずかな時間で操縦のコツが把握できる。手軽な操作性は本製品の大きな見どころだ。

RCカーのように操れる秘密は、機体に備わる様々なデバイスが鍵を握っている。超低空フライトを可能にした“ローハイトフライングコントロール”システムは、超音波センサーと気圧計で高度を自動制御。標準で設定された35cm、60cmのどちらかを選択すると、高低差の激しい障害物があってもセンサーが反応し、選択した高度を常にキープしながら飛び続ける、驚きの機体制御を実現している。上昇下降の操作を省いた『DRONE RACER』を象徴する機構のひとつだ。さらに左右の旋回操作で生じる、ロール(機体の傾き)やヨーイング(機体の向き)を6軸ジャイロによって修正して姿勢を安定させる“京商ドローンコントロールミキシングシステム”、後進する際にクルマと同じ動きを可能にした“ドローンバックワードコントロール”といった、細かな操作を機体が判断して自動的に動きを調整する、というのだ。ただ、屋外では約130gという軽さが災いしたのか、風の影響を受けやすく機体がフラつく傾向も。すぐに落下・破損の心配はないものの、操縦に慣れるまではインドアプレイを推奨したい。ただ万一、プロペラや機体が破損しても予備パーツが揃っている。交換すれば元に戻せるという、“トイ”とは異なるアプローチは京商ならでは。

そのほか、傾きによってトップスピードの変更可能というプロペラに設けた角度調節機構。フライトを華やかにするだけでなく、レースの際はカーゼッケンとして機能する6色の変色機構を持つカラーLED。専用のラップカウンターに連動するICタグを内蔵するなど、ドローンレースを見据えた装備も見逃せない。超低空でのコーナーリングを展開しつつの『DRONE RACER』同士のドッグファイトは楽しみだ。

▲プロペラの角度を変えて速度調整するアタッチメントを同梱するほか、PCと接続しての機体調整。レースを前提にした機体をセッティングする奥深さを備えたアプローチも見逃せない。

結論

【ここが○】
・すぐに遊べる専用プロポ、バッテリーなどを同梱したレディセットの内容は◎。
・専用のホイラープロポを使った制御は、RCカーを操作する感覚で馴染みやすい。
・落下などで衝撃を感知するとプロペラが停止する安全性への配慮も高評価。

【ここが×】
・屋外で楽しむには風の影響を受けやすく、コンディションに左右されてしまう。

地上スレスレを飛行するアプローチで、新しい遊びのスタイルを切り開く
空高く飛び、空撮を楽しむドローンとは異なり、超低空を滑空する真逆の発想に驚き。機体の制御を前進後進と左右旋回のみに集約した操作性は、初めて手にするユーザーにも分かりやすい。近未来のエアカーを目指した挑戦精神には脱帽で、新たなジャンルとして確立しそうだ。

【SPEC】
サイズ:全長302×全高65×全幅300mm(プロペラガード含む) 全備重量:約130g モーター:8.5mmコアレス バッテリー:Li-Po 3.7V-1000mAh 充電時間:1〜2時間 飛行時間:約10分 拡張スロット:microUSB端子、LEDポート、SV外部電源ポート 最大飛行高度:約35cm(Low)、約60cm(High)

文/大竹良 撮影/松浦文生

※『デジモノステーション』2017年1月号より抜粋

関連サイト
京商『DRONE RACER G-ZERO(ドローンレーサー ジーゼロ)ダイナミックホワイト レディセット』製品情報
京商『DRONE RACER ZEPHYR(ドローンレーサー ゼファー)フォースブラック レディセット』製品情報

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