給与の高い米国の職業・業界ランキング

給与の高い米国の職業・業界ランキング

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2017/09/15
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給与の高い職業をまとめた各社の調査結果では、同じ職業がランキングに入ることが多い。それぞれの仕事に求められる能力はさまざまだが、その多くが高度な教育、経験、厳格な資格を必要とする仕事だ。

これは、ビジネス向け交流サイト(SNS)大手のリンクトインが先月30日に発表した最新の「給与の現状報告書(State of the Salary Report)」でも示されている。

2017年4月時点のリンクトイン会員200万人以上の給与データを基に作成された同報告書によると、給与ランキングでは企業幹部やヘルスケア関連の仕事が上位に入った。給与が高い職業のトップ10は以下の通り。金額はいずれも中央値だ。

1位 整形外科医(報酬総額45万ドル、現金賞与6万ドル)
2位 心臓専門医(報酬総額38万2000ドル、現金賞与5万ドル)
3位 放射線科医(報酬総額37万4000ドル、現金賞与5万ドル)
4位 形成外科医(報酬総額35万ドル、現金賞与9万ドル)
5位 麻酔専門医(報酬総額35万ドル、現金賞与2万5000ドル)
6位 救急医(報酬総額31万4000ドル、賞与2万ドル)
7位 財務担当上級副社長(報酬総額30万ドル、現金賞与8万ドル)
8位 販売担当上級副社長(報酬総額30万ドル、現金賞与6万ドル)
9位 専務取締役(報酬総額29万8000ドル、現金賞与10万ドル)
10位 税務担当副社長(報酬総額27万2000ドル、現金賞与6万7500ドル)

1位は整形外科医。年間報酬総額は45万ドル(約4960万円)で、これには賞与6万ドル(約660万円)が含まれる。2位は心臓専門医で、報酬総額は38万2000ドル(約4210万円)、賞与は5万ドル(約550万円)だ。

全体的に見ると、トップ20のうち8が医師で、大半が年間30万ドル(約3300万円)以上を稼いでいる。トップ10では上位6職業を医師が占めた。

業界別ランキング

リンクトインは更に、どの業界の給与が一般的に高いかも調査した。業界別ランキングのトップ10は以下の通り。かっこ内は賞与を含む年間報酬総額の中央値。

1位 ソフトウエア・ITサービス(10万4700ドル)
2位 ハードウエア・ネットワーキング(10万1100ドル)
3位 製造(8万5600ドル)
4位 ヘルスケア(8万4600ドル)
5位 金融(8万2800ドル)
6位 消費財(8万ドル)
7位 建設(7万8500ドル)
8位 法人向けサービス(7万5000ドル)
9位 法務(7万2600ドル)
10位 メディア・コミュニケーション(7万1900ドル)

性別

リンクトインの分析によれば、給与の高い業界では女性より男性を多く雇う傾向にある。業界内の男女比はソフトウエア業界で4.7対1、ハードウエア・ネットワーキング業界で2.3対1、製造業では3.2対1。金融業界では男女の数がほぼ同じだった。ヘルスケア業界では女性の方が多く、男女比は0.5対1だ。

場所

もちろん、職業・業界別の情報だけでは米国内の報酬に関する全体像は明らかにならない。もう一つの大切な要素は、地理的な位置だ。リンクトインは膨大なデータから、同じ職業でも給与の高い地域を割り出した。

例えば、サンフランシスコ都市圏での正看護師の年間給与は6万7000ドル(約740万円)余りで、全米平均より81%も高い。また警察官の給与も全米平均より72%高い6万ドル(約660万円)だ。だが公平を期すために言えば、サンフランシスコの物価は他地域より高く、生活費もその分かさむ傾向にある。

首都ワシントンでは、プログラムディレクターの年間給与は7万ドル(約770万円)で、全米平均より86%高い。シアトルでは、主席ソフトウエアエンジニアの年収は全米平均より48%高い14万5000ドル(約1600万円)だ。

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