大阪市・大正区の「巨大橋」を“徒歩”と“渡し船”で空中散歩!

大阪市・大正区の「巨大橋」を“徒歩”と“渡し船”で空中散歩!

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  • 更新日:2017/11/14
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大阪市・大正区の「巨大橋」を“徒歩”と“渡し船”で空中散歩!

大阪市の大正区は、区全体が運河に囲まれた島のような地形になっています。そのため区民の足として、いまも「渡し船」が数多く運航されています。また、工業地帯の木津川沿いには、「千本松大橋」と「新木津川大橋」という2本の巨大橋が架けられています。スリル満点の、巨大橋めぐりの旅に、徒歩と渡し船で出かけてみませんか?

大阪初のらせん橋「千本松大橋」とは

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写真:モノホシ ダン

まずは、木津川に架かる「千本松大橋」に行ってみましょう。この橋は、アプローチ部分の両側が、2段のらせん形状になっていて、眺めているだけでグルグルと目が回りそうな気します。この千本松大橋の両サイドは、江戸時代に開墾された新田地帯でしたが、水運に恵まれていたために、明治時代の終わりごろから工場地帯に変貌し、製鉄所や造船所などが相次いで建設されることになりました。

しかし、陸上交通は不便なままだったため、利便を図るために、1973年(昭和48年)木津川河口の大正区南部と西成区を結ぶ千本松大橋が建設されました。

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写真:モノホシ ダン

「千本松大橋」は大阪では最初の“らせん橋”で、長さ323.5メートル、高さ36メートル、らせん高架部分の長さは大正区側で、452.4メートルです。総延長は、1228.3メートルに及びます。

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写真:モノホシ ダン

橋は、車道のほかに、歩道も設けられているので、歩いて渡ることができます。グルグル回りながら歩いていると、どんどん高度が上がってくるので、高いところが苦手な方は恐怖を覚えるかも知れません。

千本松大橋からの眺望を楽しもう

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写真:モノホシ ダン

大正区は「ものづくりの街」としても有名です。木津川の両岸には、びっしりと工場群が並んでいる光景はまさに壮観。橋の最高地点は、繰り返しますが、高さ36メートルで、これは12階建てのビルの高さに相当します。これだけ高いのは、木津川を大型船が安全に航行できるよう、桁下を水面から33メートルの高さに確保する必要があったからです。

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写真:モノホシ ダン

橋上からは、高さ300メートルの、日本一の高層ビル「あへのハルカス」の威容も。人によっては、懐かしのロックバンド、クリスタルキングの『大都会』のテーマが思い出される光景かも知れませんね。

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写真:モノホシ ダン

木津川の左岸には、建築土木資材を製造する「太平洋マテリアル」の工場が眼下に見えます。「工場萌え」の方も満足する絶景といえるでしょう。

渡し船と映画『ブラックレイン』ゆかりの船町工場群

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写真:モノホシ ダン

橋の空中散歩を楽しんだなら、西成区の南津守側の「千本松渡船場」から船に乗って、大正区の南恩加島側に戻りましょう。渡し船は、毎日6時から21時まで約15分間隔で運航されていて、乗船時間は約2分です。しかも、乗船料は無料。運用される船は1隻で、大正区の南恩加島側の「千本松渡船場」からやってきた船が、着後、すぐにとんぼ返りする運航形態になっています。

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写真:モノホシ ダン

橋ができても、渡し船が残ったのは、歩行者や自転車にとって体力・所要時間に大きな負担になるからです。ビルの12階建ての高さに相当する総延長約1.2キロの長大橋の渡橋は、ふつうに歩いても片道約20~30分は必要です。そこを、渡し船は約2分で結びます。ちなみに、2015年現在の、1日平均利用者は約1000人となっています。渡し船からも、千本松大橋の眺めを楽しみましょう。

<千本松渡船場の基本情報>
渡し船所在地(南恩加島側):大阪市大正区南恩加島1丁目11-1
アクセス:JR・大阪市営地下鉄「大正駅」から大阪市バス(鶴町四丁目行き)「大運橋通」下車、東へ徒歩約10分、または、大阪市バス76系統(住之江公園行き)「千本松西詰」下車、東へ徒歩約2分

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写真:モノホシ ダン

渡し船で、大正区に戻ったら、木津川に架かるもうひとつの長大橋である「新木津川大橋」に向かいましょう。橋の入り口までは、徒歩で約20分ほどです。途中にある「船町工場群」は、俳優「松田優作」の遺作となった映画『ブラックレイン』のロケ地になったところ。

写真は、大正区の中山製鋼所です。なるほど、そう言われてみれば、近未来をテーマにした映画のロケ地にふさわしい独特の雰囲気を漂わせていますね。

アーチ橋「新木津川大橋」とは

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写真:モノホシ ダン

船町工場群の一角にある「新木津川大橋」のアプローチ部分は、先の千本松大橋と同じ「らせん構造」。この橋は、木津川河口のさらに南の、大正区と住之江区を結ぶ、総延長2.4キロのアーチ橋です。大正区側のアプローチ部分のみ用地の関係で、3段のらせん形式になっています。橋の完成は1994年(平成6年)です。車道のほかに歩道が設けられていますので、ここでもスリルを体感しましょう。

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写真:モノホシ ダン

橋のらせん部分を上るにつれて、新木津川大橋の全貌が姿を現します。その堂々たる姿は、まるで肉食恐竜の骨格標本のような力強さを連想させます。

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写真:モノホシ ダン

橋の最高地点は、先ほどの千本松大橋よりもさらに高く、水面上50メートルの高さになっています。キリンの首のようにそそり立つ工場群のクレーンと周囲の景観に、圧倒される思いがするでしょう。

新木津川大橋からの言葉にできないほどの絶景

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写真:モノホシ ダン

橋の最高地点からの眺めは、まさに絶景の一言。左手には“大阪のベタ踏み坂”こと「なみはや大橋」が。さらにその向こうには「港大橋」「天保山大橋」と、これでもかというくらい長大橋のオンパレードが続きます。この光景に誰もが、これだけの巨大構造物を建てた日本人の架橋への情熱と叡智に感嘆せずにはいられないでしょう。

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写真:モノホシ ダン

橋の右手、木津川の上流部の眺めも素晴らしいものがあります。「あべのハルカス」はもちろん、大阪のもうひとつのランドマーク「通天閣」をも望むことができます。高いところが苦手な方でも怖さを忘れてしまうほどの圧巻の大展望がここにはあります。

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写真:モノホシ ダン

新木津川大橋の素晴らしい眺望に満喫したら、住之江区の平林北側の「木津川渡船場」から、大正区の船町側に戻りましょう。船の運航ダイヤは、毎日6時から20時まで1時間に1~3本程度です。船町側からやってきた船がとんぼ帰りで、船町へ戻るという運航形態です。乗船時間は約3分です。船の詳しいダイヤは関連MEMOをご覧下さい。

<木津川渡船場の基本情報>
渡し船所在地(船町側):大阪市大正区船町1丁目1-4
アクセス:JR・大阪市営地下鉄「大正駅」から大阪市バス70系統(西船町行き)「中船町」下車、南へ徒歩約4分

大阪の「アイランド」大正区を楽しもう

いかがでしたか。大阪の「アイランド」ともいうべき大正区には、大阪市内にある8ケ所の渡船場のうち、じつに7ケ所が大正区に関係があります。前述のように乗船料は、すべて無料。この渡し船をうまく使えば、今回ご紹介した「千本松大橋」「新木津川大橋」を海と陸から上手に攻略できます。さらに合わせて「工場萌え」も楽しめるという、大正区は、まるで水辺のテーマパークのようなところなのです。ぜひ、大正区の巨大橋めぐりと渡し船を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

関連MEMO

大阪渡し船時刻表

千本松大橋

大正区の橋

大阪市営バス停留所時刻表

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