<新興国eye>インドネシア中銀、0.25ポイント利下げ―2会合連続

<新興国eye>インドネシア中銀、0.25ポイント利下げ―2会合連続

  • モーニングスター
  • 更新日:2017/09/25
No image

インドネシア中央銀行(BI)は22日の理事会で、主要政策金利の1週間物リバースレポ金利を0.25ポイント引き下げて4.25%とすることを決めた。また、過剰流動性を吸収するために翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)も3.50%、翌日物貸出ファシリティー金利も5.00%と、いずれも0.25ポイント引き下げた。新金利は25日から適用される。主要政策金利の市場予想は4.50%据え置きで、予想外の利下げとなった。

中銀は昨年、政策金利を6回利下げし、計1.50ポイント引き下げたが、16年11月会合から据え置きに転じ今年7月会合まで9会合連続で現状維持を決めた。しかし、前回8月会合で利下げに転じ、これで利下げは2会合連続となる。市場ではこれまでの利下げ幅が16年以降で計2ポイントに達したことから年内の利下げは今回が最後になるとみている。

中銀は金融政策決定会合後に発表した声明文で、2会合連続で利下げを決めたことについて、「低インフレが17年末まで続く。18年と19年のインフレ率も物価目標(17年は4%上昇±1%、18年と19年は3.5%±1%)のレンジの中心値を下回る低インフレとなる見通しだ。経常赤字も許容範囲内に抑制されている。これらのことは今回の再利下げの決定と合致する」と述べ、インフレが抑制されインフレ期待も低下していることで追加利下げの余地があったとした。また、「利下げによって銀行の金融仲介機能(銀行貸し出し)が改善され、それにより国内景気の回復が一段と高められる」と、銀行貸し出しの伸びの鈍化が景気回復のペースを遅らせていることへの懸念を示し、前回会合時と同様、景気回復を後押しする必要性を強調した。

国内景気の現状認識と見通しについては、「7-9月期のインドネシア経済は内需、特に家計消費が回復し、建設投資も堅調を維持している。貿易も緩やかながら回復し始めた」とし、その上で、前回会合時と同様に、「経済成長は政府支出の拡大や中銀の金融緩和政策により一段を回復し、17の成長率見通しは5.0-5.4%増のレンジにとどまるが、18年は5.1-5.5%増に伸びが加速する」とした。

インフレについては、「8月のCPI(消費者物価指数)は年率ベースで3.82%上昇となった。インフレ率は予想よりも低い水準で抑制されている」とし、「インフレ率は今後、インフレ期待の低下やルピア相場の安定、世界的なインフレの低下傾向に支えられて物価目標のレンジ内にとどまっていく」と楽観的な見通しを示した。

次回会合は10月18-19日に開かれる予定。

<関連銘柄>アジア債券<1349>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>、iSエマジン<1582>、アセアン50<2043>

(イメージ写真提供:123RF)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

経済カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
ホンダ CB400SF 新型発売...最高出力56psへアップ、新排ガス規制にも対応
10の質問で分かる「つみたてNISA」 NISAとの違い、選び方......
“倒れないバイク”再び ホンダが改良版、東京モーターショーに出展
次世代パーソナルモビリティ開発のWHILLがMistletoeと資本提携、スマートモビリティ社会の実現に向けて協業
トヨタの燃料電池車コンセプトモデルは長航続距離と柔軟性が狙い
  • このエントリーをはてなブックマークに追加