製作費100億円!英国王室ドラマ「ザ・クラウン」を解剖

製作費100億円!英国王室ドラマ「ザ・クラウン」を解剖

  • 女性自身
  • 更新日:2017/11/13
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(写真:Netflix/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)

『お笑い』→『海外ドラマ』→『マンガ』→『ラジオ』の4ジャンルを週替わりで、そのスペシャリストが“最推し番組”を指南する『今週の萌えガタリ』。今週は『海外ドラマ』ということで、『BAILA』『日経エンタテインメント!』ほか各種媒体に映画・海外ドラマのレビューやコラムを連載中の今祥枝さんが最推しドラマを紹介!

【最推し海外ドラマ】『ザ・クラウン』

英国王室といえば、いつの時代も羨望と注目の的。最近では、キャサリン妃の第3子の妊娠や、ヘンリー王子とメーガン・マークル(人気ドラマ『SUITS/スーツ』のアメリカ人女優)の、何やら波乱含みの熱愛騒動。また、イギリスでも話題騒然となった、故ダイアナ元妃の肉声インタビューで構成される衝撃のドキュメンタリー『ダイアナ妃の告白』が日本でも放送されるなど、話題は尽きません。

しかし、何と言っても英国王室の顔はエリザベス女王でしょう。91歳を迎えた今も現役で、英国史上最高齢君主として唯一無二の存在感。数々の賞に輝く『ザ・クラウン』は、25歳の若さで君主となったエリザベス2世が、真の女王となっていく過程を描いた見応えのあるドラマです。

のっけから、エリザベス王女とフィリップ王子とのロイヤルウエディングが描かれて、テンションは急上昇。純白のウエディングドレスはゴージャス&エレガントでうっとり。でも、この後、結婚式以上に絢爛豪華な戴冠式が控えているのですよ。1シーズン10話の制作費は100億円以上。と言われても、正直ピンとこないほどの額面ですが、宮殿内部から衣装、美術セットなど、これがドラマなのか!? と目を疑うほど。

主演のクレア・フォイは、本作で注目を集めた有望株。いかにも根性のありそうな、意思の強さを感じさせる目力に引き込まれます。もう一人、注目したいのはチャーチル役のジョン・リスゴー。いかなる豪傑であろうとも、等しく老いと向き合う晩年のエピソードは、人生の無常さを伝えるリスゴーの名演が圧巻です。

ドラマでは、エリザベスの妹マーガレット王女の、全国民が同情した悲恋の顛末や、離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚するために、王室を離脱したウィンザー公爵(エドワード8世)の“王冠をかけた恋”のその後など、ゴシップの要素が強いエピソードも登場。いずれも王室の一員であることによって、ままならない人生を強いられることへの苛立ちと、王室への愛着(or執着)という相反する感情に揺れるロイヤルファミリーの姿に、何とも切なく複雑な気持ちに。

もっとも、本作にうわついた印象は皆無。幼少時より、身体が丈夫ではない父親の後を継ぐ覚悟をしながら生きてきたエリザベスが、運命を受け入れ、重圧に押しつぶされそうになりながらも、ぐっと口を結んで王冠をいただく瞬間は、鳥肌もの。母親や夫から首相まで、すべての者が王冠の前には膝を折り、かしずく様はゾワゾワします。

タイトルでもあるクラウン=王冠とは、何ものにも勝る権威の象徴。そこには、常人には想像もつかない義務と責任が伴います。家庭を何よりも大切に考えるエリザベスの、妻として、母親としての苦悩と、時代にマッチした、国民に開かれた王室へと改革を進めていく女王としての葛藤の日々。そこから浮かび上がるのは、懸命に生きる一人の女性の、力強く、一本芯の通ったあっぱれな生き様なのです。

『ザ・クラウン』シーズン1全10話は、Netflixで配信中。シーズン2は12月8日より全世界同時配信スタート。DVDはシーズン1が11月8日リリース開始。発売元:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント。出演は、クレア・フォイ、ジョン・リスゴーほか。

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