大坂なおみ、全豪2度目V!「年間ゴールデンスラム」へまず一冠/テニス

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  • 更新日:2021/02/21

テニス・全豪オープン第13日(20日、オーストラリア・メルボルン)世界ランキング3位の大坂なおみ(23)=日清食品=が、同24位のジェニファー・ブレイディ(25)=米国=に6-4、6-3で勝ち、2年ぶり2度目の優勝を果たした。四大大会制覇は4年連続4度目。四大大会第1戦を制し、優勝賞金275万豪ドル(約2億2800万円)を獲得した。今夏に東京五輪が開催される2021年シーズン。同一年に五輪と四大大会の5冠を取る「年間ゴールデンスラム」へ好発進した。

両手にラケットを握りしめ、子供のように飛び跳ねた。張りつめていた緊張感から解き放たれ、大坂が屈託のない笑顔を浮かべる。大歓声で沸く真夏のメルボルン。女王は観客席で見守ったベルギー人コーチのウィム・フィセッテ氏(40)と握手を交わした。

「夢のようです。チームに感謝する。隔離を一緒に乗り越えた家族のような存在。みんなが喜んでくれてうれしい」

強打が武器のブレイディと激しく打ち合った。第1セットの第1ゲームは、2連続でサービスエースを決めるなど、ラブゲームでキープ。好スタートを切ったが、決勝は簡単には勝てない。「互いにナーバスだった」と硬くなった。

ファーストサーブが決まらず苦戦したが、要所でギアチェンジ。フォアハンドが得意な相手のバック側に球を集めて武器を封じ「完璧なプレーでなくても乱れないようにした」と冷静だった。最後は自慢のパワーサーブでブレイディのラケットをはじき、77分で快勝。四大大会の準々決勝以降では、2018年の全米から無敗の12連勝とした。

オフに課題だったリターンを強化した。コロナ禍で開催された今大会。選手や関係者は感染防止のため、メルボルン入り後、14日間の隔離措置が取られた。外出可能な時間は1日わずか5時間。限られた時間の中でフィジカル、技術の向上に努めた。コロナ禍で生じた時間に自分を見つめ直し、今では試合前に不安や緊張を仲間に打ち明け、自分の弱さと向き合うすべを身につけた。

東京五輪イヤーの四大大会初戦を制し、金字塔への挑戦権を獲得した。日本協会の土橋登志久強化本部長(54)は「(四大大会と五輪のタイトルを取る)ゴールデンスラムも視野に入る戦いぶり。(行動が制限される見込みの東京五輪でも)対応できる。金メダルのチャンスが出てきた」と絶賛。1988年にシュテフィ・グラフ(当時西ドイツ)しか成し遂げていない、同一年に四大大会全てを制し、五輪でも金メダルを獲得する「年間ゴールデンスラム」の期待が膨らむ。

準決勝で憧れのセリーナ・ウィリアムズ(39)=米国=にストレート勝ち。昨夏から自己最長の21連勝(棄権による不戦敗は除く)で、大坂時代の到来を強く印象付けた。5月開幕の全仏をへて「最大の目標」と語る東京五輪に挑む。「また四大大会で優勝できて、最高の経験になった。来年も戻ってこられるといい。五輪でも活躍したい」。23歳が新時代を築く。

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