韓国旅行ビギナーや初めて韓国へ行く人に食べてもらいたいもの【韓国の旅と酒場とグルメ横丁#164】チョン・ウンスク

韓国旅行ビギナーや初めて韓国へ行く人に食べてもらいたいもの【韓国の旅と酒場とグルメ横丁#164】チョン・ウンスク

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  • 更新日:2022/11/25
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韓国料理の定番メニューのひとつ、ユッケジャン

文/チョン・ウンスク

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日本向けに韓国の情報を発信し続けて24年になるが、この仕事を長くやっていると、その内容がリピーター向け、通向けになりがちだ。

しかし、現実をよく見ると、十数年前からのK-POPブームやコロナによるステイホームで韓流コンテンツを試聴する人が増え、大量の韓国ビギナーが生まれていることに気づく。最近は日本の中学生や小学生までが我が国の文化に興味を持ってくれていると聞く。時代は変わったのだ。十数年前、仁川空港で少女時代やKARAを真似て可愛く踊っていた日本の小学生がすでに購買力をもったのだ。そして、彼女たちが初めて韓国に行くのも渡航が解禁された今年以降になるだろう。

そこで今回は、初めて韓国に行く人や韓国ビギナーにぜひ食べてもらいたいものをいくつか紹介しよう。

■ペクパン(日替わり定食)

旅行中、商店街や雑居ビルの食堂街で、ランチタイムに混雑している大衆食堂らしき店を見つけたら迷わず入ってほしい。看板料理は特になく、店先にはショーケースなどない殺風景な外観だ。「〇〇食堂」のようなシンプルな店名が多い。この種の店にはたいてい「ペクパン」というもっとも安いメニューがある。

ペクパンとは白飯の韓国語読みで、ごはん+汁物にキムチやナムルなどの惣菜が3~4種添えられる日替わり定食のことだ。ドラマや映画にはあまり登場しないが、我が国の日常的な食べ物が日本で言う一汁三菜に近いことがよくわかるはずだ。値段は6000~7000ウォンくらい。

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主菜が焼きサバとワカメ スープ のペクパン(日替わり定食)

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主菜が焼きサンマと大根の葉のスープのペクパン

■キムチチゲ

前記のペクパンのある大衆食堂ならかならず出している基本的なメニュー。テンジャンチゲと並んで韓国人が好きな食べ物のベスト5にかならず入る食べものである。日本でも瓶詰キムチを使って自作している人がいると思うが、日本で作られているキムチは、私たち韓国人には甘く、べたつきが感じられる。韓国のキムチはほどよい塩加減とさわやかな辛さがウリだ。発酵が進んだキムチで作るキムチチゲはみなさんが日本食べているものとはひと味違うのでぜひ試してほしい。7000ウォンくらいで食べられる。

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大衆食堂のキムチチゲ

◼️チャンチククス

コシのあるうどんに近い食感のカルククスと違い、素を使ったチャンチククスはサッと食べることができる韓国版立ち食いそばだ。スープは日本の関西風のいりこダシなのであっさりしている。バスターミナルの食堂やソウルの大衆的な繁華街、鍾路3街辺りの屋台で食べられる。5000~6000ウォン程度。

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淡白なチャンチククス。トッピングはズッキーニと海苔

■ユッケジャン

古くから日本の焼肉店のメニューにある一人用鍋もの。牛すね肉やズイキ、ネギなどを辛く煮込んだものだ。私も日本に語学留学していたとき、バイト先の焼肉店などで食べたことがあるが、日本のユッケジャンは韓国のものよりとがった辛さがある印象だ。韓国の唐辛子は辛さの中にも甘味があるので、ソウルの食堂で辛い辛いと言いながらぺろりと平らげる日本人を何人も見た。メニューの多い大衆食堂ならかならずといっていいほど出している。8000ウォン程度。

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牛スネ肉とズイキがたっぷり入ったユッケジャン

◼️平壌冷麺

そば粉の割合が多い麺が牛肉鶏肉でダシをとった透明なスープに入っている。その名の通り北朝鮮由来の食べ物だ。日本の焼肉店のメニューにもあるが、ソウルの平壌冷麺専門店(創業者はたいてい北朝鮮出身)で提供されるものはまったく別物と言っていい。

辛い食べものに慣れきっている韓国人にはこの淡白な美味しさがピンとこない人もいるが、日本の人はあっさりした食べ物の旨味を感じることに長けているので、すぐに気に入る人が多い。私の周りの食いしん坊の日本人のなかには、いちばん好きな韓国料理として平壌冷麺を挙げる人が少なくない。

冷たい麺なので冬は食べないかと思いきや、ぽかぽかのオンドル部屋で冷たい冷麺をすすることは優雅なこととされているので、通年の食べ物である。

なお、韓国では手に持った器に口をつけて汁を飲むことは禁忌とされるが、冷麺は例外なので器を両手で持ってごくごく飲んでもかまわない。

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見た目も味もあっさりした平壌冷麺

■フェ(刺身)

日本同様、韓国でも鮮魚はごちそうだ。タイ、ヒラメ、クロソイなど白身魚の刺身が王道だが、マグロの刺身専門店も人気がある。刺身を少し寝かせて熟成させて食べる日本と比べると、韓国では水揚げしたての魚(活魚)をありがたがる傾向があるが、この十数年のグルメ志向の高まりで、日本式の食べ方を好む人も増えつつある。

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12月から1月にかけて脂がのって美味しくなるパンオフェ(ブリ刺身)

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チャムチチプ(マグロ専門店)のマグロ刺し

日本の刺身の食べ方との最大の違いは、刺身に味噌系のタレや生ニンニク、刻み唐辛子などを添えて焼肉のように葉野菜で包んで食べることだ。魚の味をワサビ醤油だけで楽しもうとする日本の人は最初は抵抗を感じるかもしれないが、まったく別の料理として一度チャレンジしてみてほしい。味覚の世界が広がるはずだ。

また、マグロの刺し身はワサビ醤油だけでなく塩で溶いたゴマ油につけて食べる人も多い。サムギョプサルをこれで食べる日本人はもう珍しくないと思うので、マグロでもぜひ試してみてほしい。

韓国式の刺身の食べ方は?まったく別の料理として一度チャレンジしてみてほしい!

チョン・ウンスク

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