「あと5年、10年先に残せるのかという厳しい状況...」400年以上の歴史を誇る「丸亀うちわ」を守り続ける職人の技とは?

「あと5年、10年先に残せるのかという厳しい状況...」400年以上の歴史を誇る「丸亀うちわ」を守り続ける職人の技とは?

  • TOKYO FM
  • 更新日:2022/08/12
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吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。7月30日(土)の放送では、「香川県うちわ協同組合連合会」会長の山田時達(やまだ・ときさと)さんに、「丸亀うちわ」についてお話を伺いました。

400年以上の歴史を誇る「丸亀うちわ」

日本の夏の風物詩、うちわ。そのおよそ9割は、香川県丸亀市で作られており、生産量は年間約1億本以上。

この地域で作られるうちわは「丸亀うちわ」と呼ばれ、400年以上の歴史を誇ります。

もともと、1本の竹で柄と骨の部分が作られる「丸亀うちわ」ですが、長い歴史のなかで、全国からのいろいろな注文を受けるにつれて、ほかの産地の要素が融合していきました。

多様な特長を持つ「丸亀うちわ」は、生産量だけでなく形の豊富さも日本一。平成9年には、国の伝統的工芸品に指定されました。

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伝統的工芸品を支える職人の技量

丸亀うちわづくりには、大きく分けて「骨」と「貼り」の工程があり、全47ものプロセスを経て、1本のうちわが完成します。

紙を破れにくくするために、素材の厚さによって糊の濃度を調節するなど、細かい作業はすべて職人さんの手仕事。至るところに熟練の技が光ります。

うちわには、単に外で涼をとる道具としてだけではなく、“日本の夏の象徴”という意味合いがあると山田さんは話します。

「うちわっていうのは、日本人の文化というか、日本文化のセットみたいなものだと思うんですね。いまはコロナ禍もあって(開催が)減っていますが、お祭りや花火大会に行こうかなと思ったら、大半の方が“うちわを1本持って行きたいな”と感じるのではないでしょうか」

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至るところに光る、熟練の技

機械で作る「ポリうちわ」も、職人の手で作る「竹うちわ」も、どちらにも良さがあると話す山田さん。

「私どもの仕事の中心は、プラスチックの機械生産の“ポリうちわ”を出荷することなんですね。その一方で、400年続いてきた職人による手作りのうちわは、このままだと、あと5年、10年先に残せるのか? という厳しい状況にもなってきているんです。少しずつでもいいので、手作りうちわのPRをしていきたいと思っています」

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職人の手で作られる「竹うちわ」

古き良き伝統を守りながら、時代とともに進化し続ける「丸亀うちわ」。

400年後のお祭りでも、みんながうちわを持っていてほしい、この文化を後世に伝えていきたい。そんな思いで山田さんたちは、これからも「丸亀うちわ」作りを守り続けていきます。

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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/

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