
伝統のたたき網漁で獲れた三方湖のフナを1年中食べられるようにと、若狭高校海洋科学科の3年生3人が地元の鳥浜漁協らと開発を進めていた缶詰「ふな醤油煮」が商品化された。16日から鳥浜漁協や県年縞博物館内のcafe縞で販売される。
漁師の高齢化や後継者不足が進む三方湖伝統のたたき網漁を広めるため、漁で水揚げされるフナを1年中食べられるように、若狭高校海洋科学科の3年生3人が地元の鳥浜漁協らと開発を進めていた缶詰「ふな醤油煮」が商品化され13日、発表会が開かれた。16日から若狭町内で販売される。(5月14日)
缶詰は、骨ごと食べられるほど柔らかく、地元の煮付けを再現した醤油ベースの甘辛い味付けが特徴。
缶のパッケージも工夫を凝らし、漁の紹介と食べ方を載せている。
小津美都波さん(3年)は「伝統漁法のたたき網漁や三方五湖、フナの魅力をたくさんの方に知ってもらいたい」と話した。
缶詰は1300個用意し、1個1000円(税込)で、16日から鳥浜漁協や県年縞博物館内のcafe縞で販売される。