PCIe 7.0は2025年にリリース予定、データレート最大128GT/s・双方向転送速度最大512GB/sが目標

PCIe 7.0は2025年にリリース予定、データレート最大128GT/s・双方向転送速度最大512GB/sが目標

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  • 更新日:2022/06/23
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I/OシリアルインターフェースであるPCI Express(PCIe)の仕様策定団体であるPCI-SIGがカリフォルニアで開催される開発者向けカンファレンス「PCI-SIG Developers Conference 2022」で、PCIe 7.0の初期仕様を発表しました。PCIe 7.0はデータレートが128GT(トランスファー)/s、双方向転送速度が16レーン構成だと最大512GB/sで、2025年のリリースを目標とされています。

Announcing the PCIe® 7.0 Specification: Doubling the Data Rate to 128 GT/s for the Next Generation of Computing | PCI-SIG

https://pcisig.com/blog/announcing-pcie%C2%AE-70-specification-doubling-data-rate-128-gts-next-generation-computing

Early specs for PCIe 7.0 revealed • The Register

https://www.theregister.com/2022/06/22/pcie_7_coming_2025/

PCI-SIGは、PCIe 6.0の仕様策定を2022年1月に完了したばかりでした。このPCIe 6.0は、データレート64GT/s・双方向転送速度256GB/s(16レーン構成)と定められています。

256GB/sの最大転送速度を誇る通信規格「PCIe 6.0」の仕様策定が完了 - GIGAZINE

今回発表されたPCIe 7.0の初期使用は、さらにPCIe 6.0の2倍となるデータレート128GT/s・双方向転送速度最大512GB/s(16レーン構成)となると発表されました。PCI-SIGは「PCIeの転送速度はおよそ3年のスパンで2倍になっている」と以下のグラフで示しています。

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これまでのPCIe規格の転送速度をまとめた表が以下。

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他にもPAM4信号の利用、チャネルパラメータとリーチへの注目、低遅延と信頼性の追求、電力効率の向上、これまでのPCIe規格との後方互換性も視野に入れるとのこと。PCI-SIGはPCIe 7.0によって、800ギガイーサネット、人工知能と機械学習、高性能コンピューティング、量子コンピューティング、大規模データセンターやクラウドなどのデータ集約型アプリケーションと市場をサポートしていくと述べています。

また、PCI-SIGは2025年までにメンバーへのリリースを目指すと述べており、PCIe 7.0対応製品が市場に投入されるのは2026年頃からとみられます。

記事作成時点ではPCIe 6.0対応製品は市場に登場しておらず、PCIe 5.0が2021年頃から市場に出回りはじめたばかり。例えば、Intelの第12世代Coreプロセッサ「Alder Lake」はPCIe 5.0に対応していますが、Xeonプロセッサは2022年後半以降にリリース予定の第4世代「Sapphire Rapids」で対応予定。また、AMDのEpycプロセッサはまだPCIe 4.0までしか対応しておらず、PC向けプロセッサはZen 4アーキテクチャからPCIe 5.0に対応予定で、2022年秋登場予定のRyzen 7000シリーズが初のモデルとなります。

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AMDがZen 4アーキテクチャ採用でDDR5&PCIe5.0に対応したRyzen 7000シリーズを発表、2022年秋に投入予定 - GIGAZINE

2022年で設立30周年を迎えるPCI-SIGのアル・ヤーネス会長は「今後も『仕様の限界を押し上げる』というPCI-SIGの30年にわたる取り組みを継続します。PCIeのテクノロジーは高速転送の需要を満たすために進化し続けており、私たちはチャネルパラメーターに焦点を当てて、電力効率も改善していくつもりです」と語りました。

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