テレビやゲーム以外は「つまらない」というわが子にドキッ...【退屈は創造の始まり】子どもの退屈な時間を親が埋める必要はなし!

テレビやゲーム以外は「つまらない」というわが子にドキッ...【退屈は創造の始まり】子どもの退屈な時間を親が埋める必要はなし!

  • おやこのくふう
  • 更新日:2021/11/25
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たとえば、たっぷり時間がある休日や、おうちで過ごす時間が長い天気の悪い日…子どもをどう過ごさせようか、親が頭を悩ませてしまうことはありますよね。

また、テレビを見たり、ゲームをしているときは熱中するけれど、それ以外はやることが見つからず「つまらない」「やることがない」などと訴えられると、おもちゃも絵本もたくさんあるのに…などと、親としてはちょっと心配になったりもしますよね。

子どもは遊ぶことが仕事、なんていう言葉を聞くこともありますが、自分で遊びがなかなか見つけられないとき、親はどのように見守ったらよいのでしょうか。

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私の園「森のようちえんさんぽみち」では、幼児が毎日森へ出かけて自然のものを使って遊びます。葉っぱや小石、木の枝などの自然物には決まった遊び方やルールなどはなく、どうやって遊ぶのかは子どもたちの想像力に任されます。

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先日の森遊びの様子です。
"おうちごっこ"をしているところでは、葉っぱを集めてカレーを作っていました。子ども同士で役割をつくって、お父さん役の子がそのカレーを売りに行ったり、お母さん役の子は買い物に行ったりしています。

遠くの木の下では、男の子たちが集まって巻き付いているツルを引っ張っています。なかなか取れなくて、滑ったり転んだりしています。そのうちようやくツルが取れたら、大きな木の下で切り分けてリースを編んで"リースやさん"を始めました。

森の中でどうやって遊ぶかは大人が教えたり、主導したりはしていません。
子どもたちは誰に教えられたわけでもなく、その目で見つけて、その手にとった自然物を見て感じて、考えて、そして遊び始めるのです。

しかし、こうした遊びは森に入ってすぐに始まるわけではありません。今日は何して遊ぼうかな?と考えたり、遊び相手を探したり。今日の気持ちにぴったり合う遊びを見つけるまでには相応の時間がかかります。

子どもたちの遊びが落ち着いてそれぞれがじっくりと取り組み始めたり、深まりを見せてくるには、おおよそ40分~60分くらいかかると思います。そこからが遊びの始まりなので、よほどゆったりと時間を取っておかないと遊び足りなくなってしまいます。

"退屈な時間"は新しいことを始める猶予期間

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こんな風に遊びを作り出していくことは、本来どんな子どもでもできることです。ただ、森遊びの経験がない子がはじめて森に来た時には、「どうやって遊ぶの?ここには何もないじゃない」と言うことがよくあります。

呆然と立ち尽くしていたり、座り込んでいたり。「もう違うところへ行こうよ」「つまらない」と言い出すことも。それでも、しばらくすると何かを手に取ってみたり、うろうろと歩き始めたりし始めます。そのうち何かがアンテナに引っかかれば、そこから遊びは始まりだすのです。

子どもたちにとって「退屈する」ということは、悪いことではありません。それは今の状況から何か新しいものを生み出そうとしているときの猶予期間です。ちょうどジャンプしようとしてぐっとしゃがみこんでいる時に似ています。大切なことはその退屈をしっかり味わいながら、次の遊びを自分で見つけることではないでしょうか。

退屈する時間も必要!親がその時間を"埋めてあげる"必要はない

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子どもたちの遊びは、意味のない無駄なことの繰り返しに見えることがよくあります。例えば、森遊びには遊具やゲームやアクティビティのように、ルールや決まった方法、作り方ややり方はありません。

しかしそこには、子どもたちが発想して創り上げる"自由"があります。そしてそれを遊び込む"時間"があります。

遊びは子どもたちの本能の欲求です。それは人間が生物として成長するために絶対に必要なものなのです。子どもたちが退屈の先に見つけ出したその遊びを、"無駄な時間"とみるよりも"必要な時間"だとみると良いと思います。その必要な"自由な時間"を子どもが自らの意志で使い、その時間と空間の主役となることで、子どもは子どもであることができるのです。

「子どもが子どもでいる時間」が失われていると言われている現代。それは、子どもたちが退屈する時間を何かで埋めなくては、と焦る大人の気持ちが引き起こしているのかもしれません。

「退屈」は創造の始まりです。できるだけその時間を埋めないで、しっかりと退屈することがいま必要なのではないでしょうか。

野澤 俊索

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