ユース取材ライターの川端暁彦氏と森田将義氏が選ぶ「九州新人11傑」

ユース取材ライターの川端暁彦氏と森田将義氏が選ぶ「九州新人11傑」

  • ゲキサカ
  • 更新日:2021/02/23
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第42回九州高校(U-17)サッカー大会(九州新人大会、長崎県島原市)は22日に準決勝と3位決定戦、決勝戦を行い、国見高(長崎1)が14年ぶり12回目の優勝を飾りました。新型コロナウイルス予防対策を徹底しながら、繰り広げられた熱い戦い。多くの選手がチームの勝利のため、それぞれの将来のために強みを発揮していました。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長で育成年代からJリーグまで幅広く取材する川端暁彦氏と関西を中心にジュニアから大学生、Jリーグまで精力的に取材する森田将義氏は例年と同じく“九州新人”全日程を取材。その両氏に“九州新人”で印象的なプレーを見せた11人を紹介してもらいます。

川端暁彦氏「タレントの宝庫である九州のこの大会を観るのは毎年の楽しみです。個性の強い、クセのある異能の士が多いことこそ九州の魅力ですが、今大会もユニークな選手たちが大会を盛り上げてくれました。11人に絞るのは非常に困難でしたが、森田氏と激論を行った結果、花も実もある“九州男児”を11名そろえられたとのではないかと思います」

森田将義氏「久々の公式戦というチームも多く、動きに重さを感じる選手も多い中、自らの特徴や大会にかける想いをプレーから感じた選手をピックアップしました。これから調子を上げていけば、更なる活躍が期待できる選手ばかりで、今年の主役としての活躍を期待しています」

以下、川端氏、森田氏が推薦する11名

GK緒方要(国見高2年)

GKになったのは中2からと遅かったが、小原勇人GKコーチの薫陶を受けて大きく成長。自信があると言うハイボール対応は出色。大会初日のミスから立ち直った点も素晴らしかった。

DF笠置潤(神村学園高1年)

本職はボランチだが、戦術理解度の高さを活かし、複数のポジションをこなせるのが売り。右SBとしてプレーした今大会は右MF若水風飛(2年)のサポートとタイミングの良い攻撃参加を繰り返し、見せ場を作った。

DF岩田直大(鵬翔高2年)、

県大会の初戦敗退が続いた公立中学の出身で、今年に入ってから定位置を掴んだCB。自身初の晴れ舞台となった九州新人では素早いカバーリングと身体を張った守備で存在感をアピールした。

DF宝納拓斗(佐賀東高1年)

武器と語る敵陣深い位置の急所へ落とす左足のロングフィードと、FWの足元へ通す鋭いグラウンダーのパスを使い分ける才能豊かな左CB。負傷明けながら、攻守で奮闘を見せた。

DF抜水昂太(神村学園高2年)

自信を持つ1対1対応に加え、ボランチもこなす技術の高さを活かして攻撃の起点として機能。左足でのクロスも脅威に。目標とするのはポルトガル代表DFジョアン・カンセロ。

MF吉田陣平(佐賀東高2年)

日本高校選抜での活動からトンボ帰り、大会2日目からの出場となったが、随所に“違い”を見せた。運ぶ・受ける・出すスキルの高さに加え、チームメートも驚く守備面の成長を見せた。

MF中原優心(東福岡高2年)

キレのある飛び出しとドリブル突破で決定機を演出するアタッカー。昨年のチームを知る数少ない存在として、今年は主力としての期待がかかる。グループリーグ突破がかかった鵬翔戦では2得点をマークし、勝利に貢献した。

MF森田大智(大津高2年)

パスと持ち運びで攻撃のリズムを作るテクニシャン。主将を務める今年は持ち前の上手さに加えて、プレーの逞しさがアップ。力強い守備やゴールへの貪欲さをピッチで表現できるようになり、飛躍の予感が漂う。

MF北村一真(国見高1年)

アイディア溢れるプレーで攻撃のスイッチを入れる司令塔。流れを変える正確な展開力に加え、機を見てゴールに絡んでいく姿勢が光る。今大会では名門校の10番に恥じないプレーを披露した。

FW葭岡遥来(日章学園高2年)

プロになる夢に向かって臨んだ大会は早期敗退に終わったが、九州国際大付戦でのハットトリックを含めて前線で存在感。前回大会はMFで躍動した男が、ブレイクの予感を残した。

FW本川瑠空(国見高2年)

50mを6秒台前半で走る快足が持ち味のアタッカー。サイドのスペースへ流れ、キレのある突破を繰り返し、何度も決定機を作りだした。チームに活気を与える明るいキャラクターの魅力的。

執筆者紹介:川端暁彦

サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして活動し、各種媒体に寄稿。著書『Jの新人』(東邦出版)

執筆者紹介:森田将義

1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。

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