総選挙で提起したい「熊本復興」への道 --- 西野 太亮

総選挙で提起したい「熊本復興」への道 --- 西野 太亮

  • アゴラ
  • 更新日:2017/10/12
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今回の総選挙は熊本2区から立候補し、初めての選挙戦に挑んでいます。大学に進学する前までを熊本で過ごし、社会に出てからは財務省に奉職しておりましたが、ふるさとに恩返ししたい思いから、政治への道を歩もうと考え始めた矢先でした。去年4月、熊本が大地震に見舞われ、私たちのシンボルである熊本城が甚大な被害を受けたのをみて、胸が張り裂けそうでした。

財務省時代は途中、米コロンビア大学への留学を挟み、関税局や主計局で仕事をしていましたが、実は、東日本大震災のあと、復興庁に2年出向した経験も、自分が政治家を志す上で大きな影響を与えました。

出向したのは地震発生から1年4か月後、当時は、まだまだ混乱や先を見通せない不安が続いていました。現地では、復興施策のとりまとめに加え、復興財源フレームや復興関連税制等を担当。与党内の政策調整に奔走しつつ、復興財源や税制に関しては、財務当局や被災自治体等と粘り強く交渉するという貴重な経験を得られました。

ただ、政治と行政の調整ごと以上に印象的だったのが、被災地で活躍される私と同世代のかたがたの復興への熱意と行動力でした。特に、一度は地元を離れて東京で仕事をしていた20代、30代の方々が続々と戻られたばかりか、ほかにも東北出身でない大企業や外資の名門企業で働いていた人たちが、その立場を投げ打って、被災地で事業を起こすなど挑戦されています。

新しいヒトの流れが生まれ、皆さんが、ビジネスの最前線で学んだITやマーケティング等のノウハウを惜しみなく投入。現地の人たちと手を取り合い、モノとお金の好循環が生まれる動きも出ています。

昔から、地域を変えるのは「若者・よそ者・ばか者」と言います。この言葉についてはいろいろなご意見もありますが、固定観念にとらわれず、変化を恐れずに新しいことにも意欲的にチャレンジする人たちが起爆剤的な存在になることは確かです。

熊本県の復興プランでは、「次代を担う力強い地域産業の創造」を掲げ、その中で「ICT、IoT、AI活用による企業の生産性向上」、「クラウドファンディングも活用したふるさと投資」、「くまもと版DMOによる滞在型観光促進」といった方向性は打ち出していますが、これらを実践する若いチャレンジャーの活躍を後押しし、先輩たちが作り出してきた資産のポテンシャルを引き出す座組みを作るリーダーが、いま被災地に求められていると感じます。

東北と同じく、熊本もまた復興半ばです。ぜひ、この選挙戦で全国の皆さまにもご注目いただき、ヒト・モノ・カネの新しい流れをご一緒に作ることにつなげたいと思います。私自身もこの選挙戦を通じて、若い世代が自分たちの地域を主体的に変えていくことの意義をしっかり訴えて参る所存です。

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西野 太亮(にしの だいすけ)
元財務省官僚、衆議院熊本2区候補者(無所属)
1978年生まれ。熊本高校、東京大学法学部卒業後、財務省に13年勤務。人口減少や地域活性化、そして大地震という困難に見舞われた故郷への恩返しとして政治の道を志す。ホームページ

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