『テラフォーマーズ』原作者・貴家悠がゆとり世代について思うこと

『テラフォーマーズ』原作者・貴家悠がゆとり世代について思うこと

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2018/08/30
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漫画原作者・貴家 悠(さすが ゆう)氏

―88世代インタビュー・日本を変える若き男たちの主張―

◆自分の価値を模索する30歳は求められるほどに伸びていく!

「30歳は求められると頑張る世代だと思うんです。ゆとり世代と呼ばれ、確かに同年代には『無駄だ』と思えば人付き合いを避ける人もいますが、上の世代といい関係を築きたいヤツも多い。“自分の価値を見いだしてくれる人”との出会いを求めているんですよ」

人気コミック『テラフォーマーズ』の原作者・貴家悠(さすが ゆう)氏は、同世代の30歳についてこう続ける。

「濃密な人付き合いが苦手なわけじゃないんです。僕自身、編集者とよく飲みに行きますし、正直もっと誘ってほしいくらい(笑)。でも上司に歩み寄るって、勇気の要ることだと思うんです。だから、職場で頑張る30歳にはどんどん声を掛けてあげてほしいですね」

貴家氏は今年4月、1年間の休載期間を経て、連載を再開。そのとき、家族はもちろん、上司と呼べる担当編集者も支えになった。

「自分の体力には自信がありましたが、毎週100mを全力疾走するような働き方をずっと続けたら、ダウンしてしまって……。1年間の休養を取りました。妻も本当に粘り強く支えてくれましたし、デビュー前からの担当編集者も、休載期間中もずっと面倒を見てくれて、本当にありがたかったですね」

貴家氏は、「上司から厳しい言葉を言われるのは当然」と語る。

「部下は最初から仕事はできないわけですから、怒られるのは普通ですよね。ただ、伝え方は大切。上司の方には、その後で彼らが奮起できるような言葉を、投げかけてあげてほしいですね」

熱狂を生む若き漫画家の言葉は、すべての社会人に通ずるはずだ。

【貴家 悠氏】
漫画原作者。’88年8月21日生まれ。’11年に、人間対ゴキブリの闘いを描いた『テラフォーマーズ』でデビューし、人気を博す。今年4月、約1年の休養を経て『ヤングジャンプ』で待望の連載再開。8月に最新の単行本21巻が刊行

取材・文/高島昌俊 仲田舞衣 中村裕一 山野祐介 河野嘉誠 和田まおみ・行安一真(本誌)
撮影/杉原洋平 加藤 岳
― 新説 30歳が日本を救う! ―

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