「伊藤万理華の脳内博覧会」架空のラジオ番組  RADIO DE meets CREATORS[番外編]

「伊藤万理華の脳内博覧会」架空のラジオ番組 RADIO DE meets CREATORS[番外編]

  • MdN
  • 更新日:2017/12/06

「伊藤万理華の脳内博覧会」架空のラジオ番組 RADIO DE meets CREATORS[番外編]

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月刊MdN2018年1月号は、乃木坂46の伊藤万理華さんのクリエイティブな側面に迫った96ページのスペシャルブックレット「SUNNY AND BLUE 伊藤万理華が乃木坂46に残したクリエイティブ」が付録となります。このブックレットには、伊藤さんの個展「伊藤万理華の脳内博覧会」の会場内で放送されていた、伊藤さんとクリエイターの対談による架空のラジオ番組「RADIO DE meets CREATORS」を再編集したテキストも収録。ここでは、ページ数の都合でブックレットでは未収録となった、伊藤さんと月刊MdN編集長の本信光理による対談の模様を特別公開します!

●文 渡辺彰浩 ●協力 株式会社パルコ

万理華 今回の「RADIO DE meets CREATORS」はMdN Presentsなので「月刊MdN」編集長の本信光理さんです!

本信 特に何もやってないのですが、名前だけ貸してるって感じです(笑)。

万理華 いやいやいや!(笑)。MdNでは、連載で「MARIKA meets CREATORS」の取材をさせていただいていて、最初のうちは、現場に本信さんも来てくださって。自分がどうやってクリエイターさんに質問したらいいかとか、どういう風にしたら対談が盛り上がるかをたくさん教えてもらっている。お父さんのような存在です。

本信 ははは(笑)。いつもおじさんが行ってもしょうがないかなと思って、途中からは編集部の若い女の子に現場に行ってもらってるんです。最初の頃はうまくいくかどうか心配だし、様子を見ながら一緒に方向性だったりやり方を探ってました。万理華さんには、どうクリエイターから話を聞き出すかっていう、レベルの高いことを毎月お願いしていて。

万理華 本信さんがもう大丈夫だな、って思ったタイミングっていつですか?

本信 初回の永戸(鉄也)さんの時にはガチガチに緊張していて。何回か見に来ないとだな、と感じたけど。

万理華 もう、それは……。

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月刊MdNでの伊藤万理華さん連載「MARIKA meets CREATORS」。第1回はアートディレクター/アーティストの永戸鉄也さんとの対談

本信 現場にお客さまとして来てもらうとまずいなと思って、最初のうちは万理華さんにプレッシャーをかけたと思うんですよ。がんばって自分で質問を考えてもらって、どういう風にしたら面白い話を聞き出せるか、こうすると話が上手く回るんじゃないか、っていう反省をしたり。

万理華 反省会してたりしたんです。本信さんにはいつもアドバイスをいただいていて、私より私のことを分かっているんじゃないかってぐらいに、分析してらっしゃって。

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乃木坂46の11thシングル『命は美しい』
通常盤ジャケット

本信 まあ、編集者ってそういう仕事で。

万理華 いつもそうやってバッサリ切り捨てる(笑)。

本信 人を見て、こういうところが才能あるから、ちゃんと伸ばした方がいいなとかを見たりする仕事だから。

万理華 本信さんに言われて気付くことが、いつもありました。そもそも、最初の出会いはいつでしたっけ?

本信 MdNが初めて乃木坂46を特集するって時(2015年4月号)に、11thシングル『命は美しい』のジャケ写の撮影現場に行って。当時はまだアイドルの取材をしたことがなかったので、アイドルって性格悪いのかな、大丈夫かなとか。

万理華 ははは(笑)。偏見がすごい!

本信 僕、取材に行く時、緊張しないタイプなんですけど、その時ばかりは珍しく緊張してて。まず、大勢の前でのあいさつがあって……。

万理華 みんなが一斉に見てるっていう。

本信 「この人何者だろう?」みたいな感じで。MdNを短い時間で内容を説明しつつ、場をロックしないとまずいっていうプレッシャーがあって。その時に、ピクッと反応を示したメンバーが一人だけいて、それが万理華さんだった。

万理華 けっこう後ろの方にいたのに。なんで分かったんですか?

本信 その前からアイドルシーンはチェックしていたから、SNSで「まりっか’17」をやっているこの子は面白いぞ、っていうのはなんとなく前から思ってた。

万理華 「まりっか'17」、すごいな。私はお父さんがグラフィックデザインをやっていて、家にMdNがあったりとなじみ深い雑誌で。そんな中、乃木坂46の特集が入るって聞いて、「ついにきたか!」って思ったんですよ。MdNを知ってる側からして、アイドルのCDジャケットを特集してくれるっていうのもうれしかったし、乃木坂46のクリエイティブな面を特集してもらうっていうのが初めてだったので。

伊藤万理華 5thシングル個人PV予告編「まりっか’17(セブンのティーン)」

本信 普通のデザイン誌だと、アイドルのCDジャケットとミュージックビデオを真正面から取り上げるっていうことはなかなかやらない。正直、僕も特集をやるまで乃木坂46が人気があるのかどうかも分かってなかった。でも、乃木坂46のCDジャケットはタイポグラフィとか写真がいいなと見てたから、それで特集をやろうと。最初は、20ページくらいのイメージでいたんだけど、ミュージックビデオもいいぞっていうので、どんどん企画を持って行ったら60ページくらいになってて。

万理華 あっという間に乃木坂の本になっちゃってて、びっくりしました。すごいうれしくて。そのジャケ写の撮影の時にいらっしゃってたんで、私が話したいと思って。

本信 スタッフさんと話をしている合間に後ろから話し掛けられて、びっくりしたっていう。

万理華 私、どういう印象でした?

本信 「MdN読んでます……」みたいな。こわ……。

万理華 ひどい!(笑)。うれしいでしょ!

本信 10代の女の子にもMdNを読んでもらいたいと思っていたタイミングで、まさに(当時)10代の女の子に「読んでます」って話し掛けられたから(うれしかった)。乃木坂46が人気あるから連載をやろうというよりかは、10代の女の子が興味持っているものを伊藤万理華というフィルターを通して連載で伝えられたら面白いだろうなと思って。

万理華 そう! びっくりしました。

本信 万理華さんはクリエイティブなことに興味あるというのも分かって。万理華さんをきっかけに、万理華さんが好きって言ってるものを一緒に好きと言ってくれるような10代の女の子がMdNに興味を持ってくれないかな、っていうイメージで、連載をやりませんかとオファーをしました。

万理華 特集号が出てすぐに話がきて、「え?」と思って。あの時、本信さんに話し掛けてよかったなと思いました。

本信 その取材終わりの車の中で、「伊藤万理華さんの連載とか面白いかもな」って。

万理華 えー!

本信 思い付く時は一瞬で、それを実行に移すのも早いタイプだから。

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「MdN EXTRA Vol.3 乃木坂46 映像の世界」

万理華 早い! 早い!(笑)。びっくりしましたもん。

本信 連載が始まったのが、2015年の7月号かな。

万理華 そこから、2年以上連載をやらせていただいていて。乃木坂46の映像作品を徹底的に特集した「MdN EXTRA Vol.3 乃木坂46 映像の世界」が出るって聞いた時も、本当にうれしくて。乃木坂46にいながらもこのグループの映像とかが好きで、どうにか知ってもらいたいというのが前からあったし。普通、アイドルの本として出さないような本だった。

本信 乃木坂46は、アイドルだからこそできるクリエイティブだったり、アイドルのかっこいい部分をチャレンジングに世の中に売り出そうとしているグループで。そこを真正面からちゃんと取り上げるべきなんじゃないかなと思ったので、本としては一般的なアイドル雑誌の作りにはせず。

万理華 「乃木坂46 映像の世界」の一冊で、乃木坂46のクリエイティブな部分も多くの人に印象に残るというか。今回の個展「伊藤万理華の脳内博覧会」ができたのも、連載も、乃木坂46のクリエイティブな部分もあったからこそだと思いました。  個展についてなんですけど、私がやるっていうことでどう思いました?

本信 僕は、伊藤万理華さんはパフォーマーとして才能があると思ってるんですよ。アイドルっぽいことをやる時は、本人は照れ気味だなという感じはするけど。

万理華 いやいやいや! めっちゃアイドルっぽくやってます!(笑)。

本信 そういう女の子がクリエイティブにも興味があるっていうところで、MdNでの連載をやったらバランスとして面白いんじゃないかなとは思っているんですけど、逆にパフォーマーとしてではなく、万理華さんの「こういうものが好きなんです」っていう、どこか裏方気質的なところが個展で全面に出てくるのは大丈夫かなと、ヒヤヒヤした。

万理華 実際にそれが一時期あって、乃木坂46の選抜メンバーとして定着してこれた頃だったんですけど、「私ができることと言えばクリエイティブの部分だな」って、今までの自分のパフォーマンス面でできることを忘れて裏方的な方向に走っちゃったんです。

本信 そういうバランスの部分で不安な気持ちもあったけど、ショートムービーを撮って流すとか、スチールを撮るっていう話を聞いて、ちゃんとパフォーマーとしての部分も出していくというので安心しました。あと、おしゃれで近寄りがたい写真だけを撮ってるんだったら、みんながっかりするんじゃないかなと思ったら、万理華さんのかわいい部分と、ちゃんとクリエイティブに見える部分っていうのがバランスが取れてるからホッとして。

万理華 写真も、撮ったものをお父さんに話す感じで「これどう思います?」って見せたら、「ちゃんと考えてるんですね」ってすごいホッとされて。それほどに私って……。

本信 突っ走っていくところがあるから(笑)。

万理華 今回の個展で乃木坂46のメンバーとしては最後になるんですけど、これから個人として活動していく私にぜひアドバイスをいただきたいなと。

本信 僕みたいなメディアの人間もそうなんですけど、基本は(万理華さんの仕事も)サービス業だと思ってるんですよ。万理華さんの才能だったり、存在がどうやったら多くの人に受け入れられるか。そのために自分がやりたいことだけをやるんじゃなくて、これをやることでどういう人が好きになってくれるかなとか、どういう風に思ってくれるかなっていうところを考えてみる。自分の好きなことだけをやって、ひとりよがりになっちゃう人もいるけど、万理華さんの場合、自分の好きなことや向いてることをやりつつ、多くの人が好きになってくれるようなポイントも持っているタイプだと僕は思ってます。才能がある人は、自分がこういうことをやったらいいんじゃないかって部分と、それを求めてる人がいるっていう部分に接点がある。万理華さんはいつもそのポイントを忘れないで。

万理華 そこを忘れない! もう、本当そうですよね。お話して改めて思いました。今後、個人としてもまたお世話になるかもしれないので。ぜひ、その時はよろしくお願いします!

本信 よろしくお願いします!

(テキスト化する上で、基の対談を文字起こししたものに再構成を行っています)

伊藤万理華[いとう・まりか]

1996年2月20日生まれ。神奈川県出身。2011年より、アイドルグループ・乃木坂46の第1期生として活動を始める。出演した映像作品やライブパフォーマンスで見せる表現力は高く評価され、特に個人PVは作品ごとに大きな注目を集め「個人PVの女王」との呼び声も高い。選抜メンバーとして参加した最新シングル『いつかできるから今日できる』では、十一福神として自身初となる2列目のポジションに。乃木坂46内の活動以外でも、映画や舞台、月刊MdNの連載「MARIKA meets CREATORS」など活躍の場は多数。2017年10 、11月には初の個展「伊藤万理華の脳内博覧会」を東京、京都、福岡の3都市で開催した。2017年内をもって、乃木坂46を卒業する。

本信光理[もとのぶ・ひかり]

1973年東京生まれ。1997年に学術書の出版やシンポジウムの運営を手がける編集プロダクションに入社。そこでPhotoshopやIllustratorをはじめて触る。その後、2001年にエムディエヌコーポレーション入社。グラフィックデザイナーにさまざまな情報やノウハウを提供する月刊誌『MdN』に配属となる。2010年より編集長。

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このほかの伊藤万理華さんと7名のクリエイターとの対談の模様は、『MdN』2018年1月号(vol.285)付録ブックレット「SUNNY AND BLUE 伊藤万理華が乃木坂46に残したクリエイティブ」でお読みになれます。

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