『ロンハー』深夜枠に降格後も評判最悪...ロンブーは以前のアナーキーさを取り戻すべき

『ロンハー』深夜枠に降格後も評判最悪...ロンブーは以前のアナーキーさを取り戻すべき

  • Business Journal
  • 更新日:2019/05/21
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この4月から放送時間帯が深夜枠に変更となった、ロンドンブーツ1号2号がMCを務めるバラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)。2001年から長らくゴールデン帯で放送されていた同番組だが、ここ数年は低視聴率にあえいでいたため、深夜帯への事実上の降格となった形だ。とはいえ芸人バラエティの“最後の牙城”ともいわれ、足掛け20年にも及ぶ長寿番組のリニューアルである。その結果は功を奏しているのか? 人気番組を多数抱えるある放送作家は、次のように分析する。

「業界内でも注目度の高かった今回のリニューアルですが、やってることは前身番組の『金曜 ロンドンハーツ』と一緒。ドッキリ企画や芸人格付けなど、既視感ばりばりの企画をほぼ同じメンツでやってます。このリニューアルには、相当肩透かしを食らいましたね。ロンハーが久々に深夜枠に移るということで、『イナズマ! ロンドンハーツ』時代のような“素人いじり”をメインとした番組になるのではないかともいわれてましたが、やはり難しかったんでしょう。コンプライアンスが叫ばれて久しい昨今、素人をメインに据えることほど面倒くさいものはありませんから。

でも、有吉弘行、ザキヤマ(山崎弘也)、狩野英孝など、ギャラがそんなに安くはない人気芸人を相変わらず出演させているのは『さすがは“元人気番組”』ともいえますが、当然ゴールデン帯時代ほどの予算があるわけではないので、編集が妙に粗いのが気になりますね。予算が潤沢なバラエティにはよく使われる効果音や面白テロップなどがかなり少なくなり、安っぽくなっているのも気になります。視聴率20%を超え、ドッキリ企画のために数千万円を使って家を建てたりもしていた『ロンハー』の黄金期を知ってる僕らからすると、今回のマイナーチェンジはかなり悲しい気持ちになってしまいます。深夜2時からというド深夜でありますが、同じスタッフチームで作られている『テレビ千鳥』のほうが、まったくの低予算ながら、攻めに攻めまくっていて面白いですよ」

●本当はアナーキーなロンブー

3月に行われた説明会で、テレビ朝日の赤津一彦編成部長は『ロンドンハーツ』の深夜枠への移動に対して、「撤退とは考えていません。若者がターゲットなので、プライム帯よりも番組の将来性がある。今よりもアグレッシブに攻める企画ばかりになる」とコメント。しかし実際は、「さほど攻めてはいない」との評価を受けているようである。

「23時20分から始まる『ネオバラ枠』はテレ朝が長らく力を入れている深夜枠であり、今までも『ココリコA級伝説』『オーラの泉』『お試しかっ!』など、ネオバラ枠で人気に火が着いてゴールデン帯へと昇格した番組がたくさんあります。しかし現在のラインナップは、ロンハーと同じくゴールデン帯から降格した『陸海空 こんなところでヤバイバル』、今もゴールデンでたびたび特番が組まれる『アメトーーク!』のように、有吉とマツコ・デラックスの『かりそめ天国』以外はすべてゴールデン帯を経験済み。つまり、ネオバラ枠の持つ意味合いがすでに変化してしまったのだということであり、『ゴールデン昇格』というのが、そもそも目標として機能しなくなりつつあります。今後はより若者向けにシフトし、AbemaTVとの連動企画を増やして、さらなる独自路線を突き進むといわれてますね」(前出の放送作家)

となると、『ロンハー』の巻き返しをまだまだ期待していいということなのか? ある制作会社のディレクターは次のように語る。

「テレ朝に20年も貢献してきたロンブーをまだ切るわけにはいかない、ということなんだと思いますが、同時にここからの淳さんの巻き返しに期待しているのも事実です。もともとはアナーキーな芸人さんですから、再び深夜にフィールドを移せば、AbemaTVとの連動も含め、彼なりの持ち味をもっと出せるはず。今はまだゴールデン時代の遺産でなんとか成立してますが、今後はより攻めた企画にしないと、視聴者はもっと離れていくに違いありません。

ただ、今の淳さんは娘さんの子育てにかなりはまっており、『昔ほど攻めまくる芸人ではなくなった』と周囲のスタッフからもいわれているようです。なんなら、キングコングの西野亮廣さんやオリエンタルラジオの中田敦彦さんのほうが、ネットを駆使して素人ともうまく融合し、話題を振りまいてますよね。もちろん子育ても大切だと思いますが、いまはロンブーにとっても正念場。この1年で結果を出さないと、番組だけではなくロンブー自体が終わってしまう可能性もあると思いますよ」

若者から根強い人気を誇り、熾烈を極めるバラエティ業界で長らくトップに君臨し続けてきたロンドンブーツ1号2号。彼らの原点である深夜帯で、果たして人気芸人の面目躍如なるか? これらかも注目していきたい。
(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara>

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