日ハム・清宮が「世界一の本塁打王」になるために...東尾修が助言

日ハム・清宮が「世界一の本塁打王」になるために...東尾修が助言

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  • 更新日:2018/01/13
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東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝

西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、日本ハムに入団した清宮幸太郎選手にエールを送る。

【写真】「世界一の本塁打王」へ! 意気込みを話す清宮

*  *  *

あけましておめでとうございます。今年も野球界において、ワクワクするようなドラマが生まれることを期待しています。

まず、日本ハムに入団した清宮幸太郎がどんなパフォーマンスを見せてくれるか。新人合同自主トレから、スポーツメディアを騒がせることになるだろう。だけど、松坂大輔が西武に入団した時のような大フィーバーになるかはわからないな。日本ハムは中田やダルビッシュ、大谷の時のようなノウハウがあるし、球団、広報がしっかりと清宮が野球に集中する環境を整えるだろう。

私は打者ではないし、技術的な細かなところは論じるべきではない。一つ言えることは、どんな選手だって、ルーキーであるわけだし、大なり小なり、プロの壁にはぶつかる。それをどれだけ軽やかに乗り越えていくかの問題はあるが、まずは「自分」をしっかりと分析して、ぶつけることが大事だと思う。そこからプロレベルを肌で感じて対処していくことだ。「自分を知る」ということは、周囲の意見にどう対処するのかにもつながる。

内部のコーチだけでなく、多くの評論家が意見を言うだろう。しかし、すべてを受け入れることなんて不可能だよ。信念を持って取り組んでほしいよね。プロ野球選手にとってのスタートラインに立っただけで、ゴールは引退するまでない。長期的な視点に立って、俯瞰(ふかん)して自分を見つめる。目指すべき道は「世界一の本塁打王」なのだから、時には定説を覆すくらいのビジョンを描く必要だってある。

チーム単位で目を向けると、今年こそ、広島、ソフトバンクを倒す球団が出てきてほしい。はっきり言って、故障者続出や、全員に不調の波が来るといった状況でないかぎり、両チームは抜きんでている。9月に熱い勝負に持ち込むために、他球団がどのようにぶつかっていくかを見たいよね。

広島は「タナキクマル」に若き4番の鈴木誠也が充実している。投手陣も薮田ら若い力が台頭しており、もし、徹底マークをはねのけて今年も優勝したら、本当の意味で常勝軍団となるだろう。巨人は中日からゲレーロを獲得した。精神的な部分でしっかりすれば、40発を期待できる。そうすれば、3番を打つことが予想される坂本勇人もまた生きる。ゲレーロが打線のカギを握ることは間違いないよ。阪神は昨年、台頭した若手が今年も同じように働けるか。日本シリーズに進出したDeNAは今永がリーグを代表するエースとして柱になれば、安定した戦いができるだろう。

パのほうに目を向けると、2位だった西武は中心選手がしっかり働くことを前提に、さらに菊池に続く先発投手の台頭が必要になる。オリックスは平野がメジャー移籍したが、日本ハムから増井を獲得した。穴はしっかり埋めているし、シーズン序盤に流れをつかめば、面白い存在になるのでは……と期待している。井口新監督となったロッテはどんな形で化学反応が起きるかを楽しみにしている。

キャンプ、オープン戦を見てみると、自然と活気のある球団、元気のない球団は分かれる。そこで感じたものは、不思議とシーズンの結果にもつながるところがある。どの球団がいいキャンプを送っているか。今年もみなさんに、自分の気づいたことをお伝えできればと思っています。

※週刊朝日  2018年1月19日号

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