『GALAXY Note8』は史上最強のデジタルノートスマホか?

『GALAXY Note8』は史上最強のデジタルノートスマホか?

  • @DIME
  • 更新日:2017/12/06

■連載/一条真人の検証日記

最近のスマートフォンはカメラ機能で差別化を図るものが大部分になってきている。しかし、これだけで他機種に差をつけていくのは、きびしい仕事だ。今や、ハイエンドモデルはほとんどデュアルレンズカメラを搭載するようになってきている。

そのため、一部の機種は独自のセールスポイントに磨きをかけている。多いのはディスプレイ表示などだ。ベゼルを狭くして、ディスプレイの表示領域を大きくするというのはいくところまで行った気がしないでもない。スマホは自分撮影のインカメラを搭載しているのが一般的なのだが、そのスペースがある程度のものを必要としているのだが、おかげでカメラを設置すべきベゼル部分は、狭くするのが難しい。

最新のアクオスRコンパクトでは、自由成型のIGZOディスプレイを使い、ディスプレイにカメラ型の空白を作り、カメラを搭載してしまっている。これで表示スペースを大きくしつつカメラを搭載できるというわけだ。これはカメラを省スペースで搭載する限界なのではないだろうか?

さて、そんなディスプレイの搭載方法で、最近あった大きなレボリューションがディスプレイの縦横比をより縦長に変えることだ。握りやすさを保ちながらディスプレイサイズを大きくしている。これはサムスンが始めたチャレンジだ。GALAXY S8/S8+から始めた18.5:9ディスプレイの搭載は、最新機種Note8でも行われた。

Note8では6.3インチ有機ELディスプレイを搭載している。S8+が約6.2インチなので、さらにディスプレイサイズは大きいことになる。

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6.3インチ有機ELディスプレイを搭載したGALAXY Note8。

■外観

この6.3インチディスプレイの解像度はQHD+(1440×2960ドット)で、ドット密度は521ppiになる。有機ELなので、その発色はいい感じで、液晶ディスプレイのスマホと比較していると、カメラ画像がより美しく見えている気がする。スマホで撮影した画像はスマホで見ることが多いので、これはアドバンテージだ。また、大画面を利した2画面モードなら表示できる情報量が多い。

ディスプレイのサイド部分や背面のサイド部分が丸まっているため、幅のわりににぎりやすい。ちなみに横幅は約75mmで厚さは約8.6mmになる。S8+と比較して、幅で2mm、厚さで0.3mm程度サイズアップしているが、大人の男なら扱いにくいほどのサイズではない。

ちなみに背面は金属でやや指紋がつきやすい気がするが、ゴールドボディの場合、反射する光が強いので、あまり気にならない。

ボディの上部下部も金属が使われており、手に持った時のボディの剛性感は高く安心感がある。

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左のTONE m15とは幅がほとんど変わらない。ディスプレイの縦横比がまるで違うのだ。

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底部にはイヤフォンジャック、USB-Cポート、Sペンスロットがある。

■パフォーマンス

プロセッサはオクタコア(2.35GHz Quad+1.9GHz Quad)で、10nmプロセスの発熱が低い高性能なもの。メモリは6GB搭載しているので、アプリを大量に動かしても速度低下があまりなさそうだ。普通のユーザーの使い方であれば、まったくストレスなく動くという印象だが、限界性能を見るためにベンチマークを回してみた。

結果を言うとAntutuベンチマークで17万983、3DMARKで3631となり、現在のスマホとしてはトップレベルに速いという印象だ。

■スタンバイから使える便利なペン入力

Noteという名前通り「手書きの」メモ機能を持っているのが、この機種の特徴だ。この手書きメモには付属の(いや、「搭載」のと言うべきか?)専用ペンを使う。このペンは「Sペン」と名付けられている。

Sペンはボディの下部右側に収納されている。そのペンの底部を押し込むと、少しだけ飛び出してくる仕組みになっている。そして、ユーザーがそれを引き抜くと、ペン対応ラウンチャーメニューが起動する。それぞれのアイコンをペン先でタッチすればアプリが起動する。

メニューには、「ノートを作成」、「全てのノートを表示」、「スマート選択」、「キャプチャ手書き」、「ライブメッセージ」、「翻訳」、「BixbyVision」などのアイコンがある。ペンでメモを取るには「ノートを作成」をタッチする。

このペン手書きは筆圧検知機能を搭載しており、4096段階の検知ができるという。アナログ的な筆圧を変化させた手書きイラストも描けそうだ。ちなみにこの筆圧検知テクノロジーはワコムが協力しているという。

便利そうな機能をさらに紹介すると、キャプチャ手書きではスマホで何かの画面を表示させた状態でこの機能を使うと、画面になにか説明などを手書きし、その画面を保存することができる。そして、ライブメッセージでは自分が手書きをする書き順を記録し、再生時はそのまま再生することができる。つまり、そのメッセージを受け取った人はメッセージを目の前で書かれているようなフィーリングでメッセージを受け取ることができるのだ。

そして、非常に便利なのが、画面がロックされたままでメモが可能なことだ。使い方は簡単で、画面ロック状態でペンを抜くと、黒い画面上に「画面にメモを書いてください」と表示され、手書きメモが書けるようになる。このモードで手書きしたメモは当然、保存することができる。

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収納されているペンを押すと少し飛び出してくるので、そのまま引き出す。

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ペンを引き出すと自動的にメニューが表示される。

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ノートではペン先の太さを変えたり、色を変えたりすることができる。

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画面オフメモではペンの太さや色を変えることができない。

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■手ぶれを抑えたカメラ機能

カメラ機能に目を移すと、これは非凡なものがある。デュアルレンズカメラ搭載なのだが、これが両方とも光学手ぶれ補正に対応しているのだ。このデュアルレンズは撮影画面のモード表示をタッチすることで画角を簡単に切り替えることができる。2つの画角は標準(スマホとしては)と望遠という感じ。ちなみに「X1」が望遠で「X2」が標準画角になる。また、4K動画撮影でも手振れ補正が効くのがいい。

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デュアルレンズのどちらでも光学手ぶれ補正が効くのが最高。

このスマホはカメラ機能なども優れているのはたしかだが、やはり手書きノート機能がいろいろ使えそうなのがいい。僕はGALAXY Noteは初代モデルを買ったが、Note8ともなると実に進化していて、文字通りのデジタルノートとしてずいぶん進化したのを感じる。このデジタルノート機能のために購入するのもありだと感じさせるほどいい感じだ。

GALAXY Note8はデジタル手書きノート機能が欲しい人、扱いやすい大画面スマホが欲しい人、ぶれのない写真を撮影したい人などにお勧めだ。

■関連情報
「GALAXY Note8」商品サイト
http://www.galaxymobile.jp/galaxy-note8/

取材・文/一条真人

ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。

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