あなたの勤務先は大丈夫?危ない会社を見分ける99のチェックポイント

あなたの勤務先は大丈夫?危ない会社を見分ける99のチェックポイント

  • @DIME
  • 更新日:2019/03/14
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「自分の勤めている会社がもし倒産したら…?」そんな危機感を持っているビジネスパーソンは多いだろう。2009年以降、倒産は減少傾向にあるが、それでも年間8000件以上の企業が倒産し、多くの従業員が職を失っている。今回は帝国データバンクに最新の倒産動向と危ない会社を見抜くポイントを伺ってきた!

リスケが倒産件数を抑制。だが、今後は変化する可能性も…

帝国データバンクの調べによると、リーマン・ショックの翌年である2009年をピークに企業倒産は2017年に微増したものの減少傾向にある。これは2013年に終了した「中小企業金融円滑化法」がその後も実質的に延長され、現在でも多くの中小企業が金融機関から返済猶予(リスケ)を受けていることが大きな要因となっている。しかし、低金利が長引くなかで金融機関の経営も厳しくなっており、今後、中小企業に対するこれまでの金融機関の柔軟な支援姿勢が少しずつ変化する可能性もある。

国内全体の企業倒産は減少傾向にあるなかで、倒産件数が増加している業界もある。2018年度(負債1000万円以上、以下同)の学習塾の倒産は2009年に続き過去2番目の91件となった。少子化による生徒数の減少、大手との競合、講師不足、後継者難などが背景にある。

医療機関(病院、診療所、歯科医院)の倒産も前年比60%増の40件となった。要因は飽和状態で同業者との患者獲得競争が熾烈な歯科医院の倒産が23件と2000年以降過去最多を記録していることがある。

太陽光関連業者の倒産も95件と5年連続で前年比増加した。太陽光発電の買取価格が制度開始当初の48円(1kWhあたり住宅用)から半値近くにまで下落していることが影響している。

メルカリやヤフオクなど、個人間取引が拡大している影響を受け、2018年の中古品販売業者の倒産は38件となり、2年連続で過去最多を記録した。「ネットで価格が比較できる業態は概ね厳しい状況にある」(帝国データバンク・東京支社情報部部長・赤間裕弥氏)とし、小規模企業の淘汰が進んでいるという

赤間部長は倒産件数が急増する可能性は低いとしながらも「今後は倒産件数の約3倍の件数が発生する廃業(黒字だが、後継者がいないなどの理由で会社を解散)が増加する可能性がある」と予測する。

ちなみに、2018年には倒産で8063件、休業、廃業や解散で2万3026件と合計3万社以上の企業が消滅しており、その結果として不本意な転職を強いられたビジネスパーソンの数も相当な数にのぼるだろう。

では、はどうやって自分の勤める会社が危ないか見極めれば良いのだろうか。

以下、帝国データバンクの「危ない会社を見分ける99のチェックポイント」を紹介する。あなたもコレで自社の倒産の予兆をつかもう!

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〈ヒト〉〈社長〉

1.ワンマン経営である
2.社長の経歴に一貫性がない
3.過去に倒産歴がある
4.公職など経営とは関係のない肩書きが多すぎる
5.公私混同が目に余る
6.経営数字を把握していない
7.業界動向に疎く、商品知識に欠ける
8.明確な経営理念やポリシーがない
9.本業以外のことにのめりこんでいる
10.派手好きで、事務所や車、身なりなどに必要以上に金を使っている
11.意志が弱く、人が良すぎる
12.言動が派手で大きい話が大好き
13.健康面に不安を抱えている
14.社長が飾り物で陰に実権者がいる

〈幹部・従業員〉

15.取締役が解任されている
16.取締役や管理職の退職が増えている
17.従業員の退社が目立っている
18.経理担当者が不在がちだったり退職している
19.後継者がいない
20.業務知識のない社長の知人、親族が経営陣に入った
21.社内で内紛が起きている
22.役員・社員の不祥事が発覚した
23.社員の応対が悪く、覇気がない
24.労働組合活動が激化している
25.従業員の社長や幹部に対する悪口や愚痴が増えている
26.社内でパワハラ、セクハラなどが横行している
27.会社や従業員のコンプライアンス意識が低い
28.不審な人物が出入りしている

〈モノ〉〈商品〉

29.取引商品量が急増・急減している
30.得意先に安定感がない
31.仕入先、取引先が変更した
32.主力仕入先・得意先への依存度が高い
33.仲間取引が急増している
34.売上が急拡大しているが特定の取引先に依存している
35.扱い商品が目まぐるしく変化している
36.安易に新規事業へ進出している
37.海外進出がうまくいっていない
38.在庫管理が徹底されていない
39.納期が守られていない
40.過度な安売りをしている
41.買い急ぎや売り急ぎがある
42.業容に比べて在庫が多すぎる
43.荷動きに不審な点がある
44.取引先からのクレームや返品が多発している

〈設備〉

45.整理整頓が行き届いておらず事務所の雰囲気が雑然としている
46.机上が乱雑でスケジュール表の記入が乱雑である
47.設備の種類や台数が不適切、老朽化している
48.業容に比して過大な設備投資をしており、投資効果が得られていない
49.商号変更や本店所在地の移転が多い
50.規模の割に子会社(関連会社)が多すぎる
51.所有不動産を売却した
52.差押登記、仮差押登記がみられる
53.関係会社、第二会社を設立した

〈カネ〉〈資金〉

54.現金払いの割合が低下している
55.赤字受注が続いている
56.売掛金の回収サイトが長期化している
57.売上が急増しているが、その要因が不透明である
58.売掛金や在庫など急に増減している勘定科目がある
59.減価償却が適正に処理されていない
60.本業外への投資が目立つ
61.いつもと違う銀行から入金があった
62.取引先が倒産した
63.1年以内に月商の2分の1以上の焦げ付きが発生している
64.仕入先からの受取手形がある
65.関連会社間での利益調整がある
66.保証債務が目立って多い
67.請求額通りに支払わないことが起きている
68.現金から手形などの支払い条件変更要請がある
69.手形ジャンプや支払いサイトの延長がある
70.税金を滞納している
71.融通手形の噂がある
72.多重リースの疑いがある
73.市中金融で手形が割止めになっている
74.子会社、関係会社が倒産した

〈借入金〉

75.借入金の残高が急増(急減)している
76.借入金の金利が業績に比して著しく高い
77.取引銀行の格や数が適正ではない
78.メーンバンクが変更になった
79.支えてくれるメーンバンクがない
80.取引行との関係が悪化している
81.金融機関へリスケを要請した
82.事業者向けローンや貸金業者などの高利資金を導入している
83.金融機関への返済が延滞している

〈担保〉

84.仕入先に対して担保提供している
85.担保設定状況が大きく変化している
86.担保権を譲渡している
87.取引先や金融業者に債権・動産譲渡登記を設定されている
88.不動産の担保権者に個人名が入っている

〈その他〉

89.強力なライバルが出現している
90広告の急増、激減、誇大広告がある
91.社会的制約、法的規制が進んでいる業界である
92.取引先に悪評が立っている
93.税務署、社会保険事務所から取引状況の照会があった
94.商業登記の事業目的があまりにも多岐にわたっている
95.決算書などの情報開示が消極的になる
96.ファクタリング業者が減額もしくは拒否した
97.銀行や信用調査機関などへの照会が多い
98.TDB評点が短期間で大幅に下がっている
99. TDB倒産予測値が急上昇している

あなたの勤める会社は大丈夫だろうか…?

取材・文/稲垣有紀

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