第二子として生まれた男の子は犯罪に走りやすいという研究結果(米研究)

第二子として生まれた男の子は犯罪に走りやすいという研究結果(米研究)

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  • 更新日:2017/09/16
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兄弟姉妹の生まれ順は彼らのその後の人生にどう作用するのか?生まれ順や兄弟構成と彼らの人格形成の関連性を調べる様々な研究が進められている。

これまでも第一子の方が若干賢いとか、長女の方が次女に比べて肥満になりやすいなどの研究結果が報告されてきた。

そして最近『SimpleMost.com』に掲載された論文によると、第二子として生まれた男の子は第一子に比べて犯罪に走りやすいという。

これはマサチューセッツ工科大学の経済学者のグループが実施したもので、第一子と比較した第二子の犯罪やその他非行リスクの上昇を論じたものだ。尚女の子は調査の対象外となっている。

兄弟の生まれ順とその後の人生について調べた研究はこれまでにもあったが、本研究はその相対リスクを数量化し、同時に原因についても探った初の試みである。

2国の子どもたちを対象にした統計データ

調査の対象となったのは米フロリダ州とデンマークの2国で生まれた子どもたちで、その社会的・人口動態的バックグラウンドはさまざまだ。

収集されたデータからは、第二子は第一子に比べると非行問題を起こす確率が大幅に高いことが判明した。特に少年司法制度への関与については、第一子よりも平均30~40パーセント高いことが分かった。

デンマーク生まれの子どもたちの場合、第二子が21歳までに収監される率は40パーセント高く、特に重度の暴力犯罪で顕著(36パーセント)だった。

またフロリダ生まれの子どもたちでは、停学について似たような影響(29パーセント)が見られたが、不登校への影響は中程度で一致していなかった。

健康状態や教育費の差はなかった

こうした影響が出る考えうる原因として、いくつかは除外されている。

まず第二子の健康が劣っているという証拠は得られず、むしろ彼らは出生の時点で健康状態が良好で、障害を患う率も低かった。

また使用された教育費が少ないという証拠もなかった。入学した学校のレベルが低いということはなく、プリキンダー(幼稚園の前段階プログラム)に就学する率は高かった。

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大人と過ごす時間と関連性が?

第一子と第二子の人生が異なる理由の仮説としては、親と過ごす時間と投資の影響が挙げられている。他の研究からも指摘されるように、第一子は両親からの注目を一身に受けることができるが、後から生まれた子は両親との時間や資源を兄弟と競わなければならない。

また別の要因として、第一子と第二子のピアグループ(似たような年齢や社会的地位の人間のグループ)違いが挙げられている。

兄と弟は同じ家族から生まれるが、幼少期のピアグループは異なる。例えば、第一子がお手本とするのは成人であるが、第二子の場合、まだ物心つかない非理性的な2歳の兄がお手本になるということもある。

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第二子の育て方をもう一度考え直す機会に

もちろん第二子として生まれたからといって、必ずしも非行に走り犯罪に塗れた人生を送るということではない。ただ他の兄弟に比べてそのリスクが高いということが示されたということだ。

こうした結果は、社会政策に関する重要な示唆に富んでいる。男の子の場合、兄弟の生まれ順は非行に走る確率に影響しており、その違いは幼少期に現れ始める。これは監視と介入が有効である可能性を示している。

via:countryliving/archive/snopesなど/ translated by hiroching / edited by parumo

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