“ブラバン応援”で見る甲子園 5~7日目の注目校は

“ブラバン応援”で見る甲子園 5~7日目の注目校は

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  • 更新日:2017/08/11
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『ブラバン!甲子園V』10周年記念盤

第99回全国高校野球選手権大会の第4日が11日、行われた。この日登場した8校のうち、6校が甲子園優勝経験校という好カードばかり。16安打10得点と爆発力を見せた広陵(広島)、3季連続で4強の秀岳館(熊本)、6年ぶりの初戦突破となった智弁和歌山、史上初となる2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)が2回戦に駒を進めた。

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もう1つの戦いとして吹奏楽部によるブラバン応援も白熱。この日も“魔曲”「ジョックロック」に背中を押された智弁和歌山ナインが6点差を大逆転するなど、選手を鼓舞している。前回に引き続き、第5日から第7日までの注目校や見どころ聴きどころを、人気CDシリーズ『ブラバン!甲子園』の企画・プロデュースを務める石角隆行氏に寄稿いただいた。

<5日目(12日予定)>
第1試合は 仙台育英(宮城)の男声合唱団とバスドラム団に注目。野太い声が幾重にも重なり、地響きを立てるようにうなるバスドラムはアルプススタンドを震わせる。特に「アフリカン・シンフォニー」では、何十頭もの象が雄叫びを上げながら広大なアフリカの大地を駆け抜けるような、本来この曲が持っているイメージを体感させてくれる。準優勝を果たした第97回大会(2015年)では、「必殺仕事人のテーマ」でトランペットのソロをスタンドに高らかに響かせた。同曲は先日亡くなった平尾昌晃氏の楽曲。今夏もあの美しいソロに期待!

第3試合の北海(南北海道)。オリジナル曲の「北海チャンステーマ」に加え、レパートリーは「スキスキ・ソング」(ひみつのアッコちゃん・テーマ曲)、「ガラガラヘビがやってくる」(とんねるず)、「ダッシュKEIO」といった定番王道系が中心。また、最近流行の「サンバ・デ・ジャネイロ (アゲアゲ・ホイホイ Version)」もいち早く取り入れている。北海のスタイルは吹部、応援団に野球部員が一団となって賑やかに楽しく応援。この勢いは対岸のスタンドも思わず口ずさませてしまうほど。一方、対戦相手の神戸国際大付(兵庫)は格闘技系の応援曲の演奏で知られる。内藤哲也の入場曲「STARDUST(KAZSIN)」やブルーザー・ブロディ入場曲「移民の歌(レッド・ツェッペリン)」など、高揚感を煽る応援曲が目白押し。

<6日目(13日予定)>
第1試合には天理(奈良)が登場。天理といえばヒットを打った後、必ず演奏される「ファンファーレ(天理)」があまりにも有名。タイトルを知らずとも、曲を聴けば誰もが知っている名曲中の名曲で、演奏しない高校はないほど。天理の吹奏楽部は日本の吹奏楽界の礎を作ったともいえる名門。同曲は早稲田の「コンバットマーチ」や慶應の「ダッシュKEIO」よりも前に作られた日本最古の野球応援曲。さらにランナーが2塁、3塁に溜まると演奏される魔曲「ワッショイ(天理)」や、立教大学や阪神タイガースの応援でも知られる「OUR BOYS WILL SHINE TONIGHT」など、名曲ぞろい。

第3試合は秋田代表のほとんどの学校が演奏する「TIGER RAG」に注目。原曲はジャズのスタンダード・ナンバーだが、曲間にワッショイ!ワッショイ!と勇ましい掛け声が入ったバージョンを秋田商業が最初に演奏し、一挙に拡大。今や秋田県を代表する応援曲に。明桜高校がどんなアレンジの「TIGER RAG」を繰り出してくるか期待される。

<7日目(14日予定)>
第1試合に出場する神村学園(鹿児島)は「ジンギスカン」があまりにも有名。70年代後半にヒットしたディスコ曲を高揚感あふれる応援曲に昇華させたアレンジは鮮やか。

第2試合に登場する東海大菅生(西東京)は作年の全日本吹奏楽コンクールで銀賞を受賞したブラバン強豪校。抜群の安定感があるトランペットソロ「必殺仕事人のテーマ」から「暴れん坊将軍のテーマ」への流れに圧倒される。また、宇崎竜童の「かっぽれ侫武夛」が原曲の「菅生ミックス」は、チャンス時に演奏すると得点につながると言われる魔曲! 今大会ではいつ飛び出すか!

第3試合は青森山田(青森)に注目。こちらも吹奏楽コンクール東北大会では2015年、16年と連続で銀賞を受賞するブラバン実力校。攻撃中、途切れず演奏するスタイルは技術があってこそ。「大進撃(早稲田)」の迫力ある演奏もさることながら、青森山田といえばオリジナル曲「ねぷた節」。応援部員がメガホンを叩きながら左右に身体を揺らし「ラッセラー!ラッセラー!」と叫ぶ姿は、実に楽しげ。チャンスが連続すると演奏される人気曲。お見逃しなく!

―『ブラバン!甲子園』シリーズ 企画/石角隆行

7月26日に発売した10周年記念盤『ブラバン!甲子園V』では、『ブラバン!甲子園大研究』(文藝春秋社刊)の著者で高校野球ブラバン応援研究家の梅津有希子氏が選曲・監修・コール指導で参加。「アゲアゲ・ホイホイ」の掛け声で知られる「サンバ・デ・ジャネイロ 」や、ここ最近、各校がこぞって取り上げる千葉ロッテマリーンズ応援曲など、定番の応援曲から最新のトレンドまで網羅している。

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