理想が詰まった「キッズデザイン賞受賞」保育園、笑顔があふれる保育の工夫とは?

理想が詰まった「キッズデザイン賞受賞」保育園、笑顔があふれる保育の工夫とは?

  • ウレぴあ総研
  • 更新日:2017/11/14
No image

来年度の4月に保育園入園を目指すママは慌ただしい季節ですね。

見学をしたり、情報収集をしたりしながら、「我が子を通わせるのに、最良の園はどこか?」と、みなさん真剣に考えてここまでやってきたことと思います。

一口に保育園といっても、その特色はさまざまで、園によって異なるもの。

待機児童問題で保育施設の充実が急務となっている現在ですが、ただ通わせればいいということではなく、安心して子どもを預けたい、子どもにとって健やかな成長を促せる園であってほしいという願いはますます強まっていくと思います。

第11回キッズデザイン賞』で賞を受賞した園も、独自の個性を色濃く打ち出し、「子どもをこんな園に通わせたい!」と思える魅力がたっぷり詰まった園ばかり。

キッズデザイン賞は、「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という理念を実現し普及するため、製品・空間・サービスで優れたものを顕彰する制度。つまり、子どものことを様々な視点から考え、工夫されて作られた、優れた施設ということです。

今回は、受賞した東京都内の園「保育室スマイルエッグス『木の子』」をご紹介します。

木の香りに包まれて子どもたちの想像力をも刺激

「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」ということで奨励賞クリエイティブ部門キッズデザイン協議会会長賞を受賞したのが、東京都・立川市にある保育室スマイルエッグス「木の子」。

「番傘」や「キノコ」にも例えられる形の屋根が特徴的な園舎で、「木の素材感を大切にした温かみのある空間。子どもの成長とともに空間の見え方や外周での遊び方も変化する時間軸をも見据えたデザインが素晴らしい」との審査評でした。

スマイルエッグスの姉妹園となる、ふじようちえんの園長・加藤積一さんに、お話を伺いました。

「私どもの遠い昔の記憶に、木目の天井を見ながら寝ていたことがあります。天井の木目を見ていると、段々とその木目がオオカミや象さんの鼻、中には、人の顔に……なんて想像を巡らせることもありました。

今の建築には、昔のように様々に木目を仰ぎ見る環境にないのが多いものと思います。そこでスマイルエッグスでは、天井に木目がよく分る木を使い、あおむけで寝ている子どもたちが天井を見ることによって、様々な想像力の育成に役立つことを目指しています」

「一見、その風貌が、キノコに似ていることから、『木の子』と命名しました。この建物、山に映えているキノコを思わせるよう感じでほぼ円形をしています。

周りに芝が植えてあるので、まるでキノコが生えている緑の山のよう。そんな場所で、子どもたちがぐるぐる走り回っています。

子どもたちは、ただ単にぐるぐる回っているようですが、その中にはスタート地点から一回りして同地点に戻ってきて、1周、2周、3周……というような達成感、また、1、2、3周というような子どもたちなりの秩序感の育成に役立つような環境にもなっています。

また、キノコのほかに、昔の番傘、蛇の目傘を連想する方も多くいらっしゃいます。確かに、童謡『あめふり』のフレーズにあるような光景も思い浮かばれ、子を思う親の心まで表現している建物と思っています」

子どもたちの成長を支える保育の工夫

また、スマイルエッグスが大切にしている保育内容にも特徴がありました。

「0才児からの体の成長とその動きを捉えた環境づくりに重点を置いています。特に、体の動きはじめ(ハイハイ~つかまり立ち~よちよち歩き)、歩きはじめのときに、安全を確保した中、子ども自らが、自ら育つ力を発揮し、発達を遂げられるような環境づくりをしています。

具体的には、一目で見渡せる部屋環境の中、室内の外側に高さ約8cm、幅30cmの段差を設け、子どもたちがそこに上がったり、そこから降りたりという行動を誘発し、歩き始めた子どもたちの体づくり、バランスづくりに役立っています」

木の香りが気持ちいい園舎で、子どもたちが体を動かしながら伸びやかに保育されている、そんな様子が目に浮かぶような園ですね。

まとめ

「子どものために」と考えられたデザインで受賞したことはもちろんなのですが、その保育内容や特色にも魅力を感じますよね。

今回紹介した園だけでなく、全国各地の保育園でも、土地の問題や予算の問題などは園によって事情が違いつつも、子どもの安全のため、親の安心のためにと考えられて作られた園舎の中、それぞれの園の方針のもとカリキュラムが組まれていることと思います。

今後はこういった独自の色を打ち出す園が増えてくるのではないでしょうか。

待機児童問題などもあり、必ずしも親が行かせたいと思った園に行かせられるわけではないのが現状ではありますが、まさに保活中の筆者も、全国の子どもを持つ親御さんが希望通りの園に子どもを通わせることができるよう、そんな世の中になっていくよう、心から祈っています。

<参照>KIDS DESIGN AWARD 受賞作品「保育室スマイルエッグス『木の子』

(ハピママ*)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
なぜ100円ショップのセリアは「客層分析」をやめたのか?
ダイソーに最強のホッチキス現る 中綴じが簡単すぎて快感すら覚える...
日本を襲う危機。「北朝鮮」が戦争に走れないたったひとつの理由
目を逸らすな。「とんねるず」問題の裏で自殺を考えた人のいる現実
ゾゾタウン、「送料自由」の次は定価3千円の「採寸ボディースーツ」を無料配布
  • このエントリーをはてなブックマークに追加