八丁堀で噂の濃厚チキンカレーに グルメ大国マレーシアの実力を見る

八丁堀で噂の濃厚チキンカレーに グルメ大国マレーシアの実力を見る

  • CREA WEB
  • 更新日:2018/02/15

知る人ぞ知る美食の国、マレーシア。この連載では、マレーシアの“おいしいごはん”のとりこになった人たちが集う「マレーシアごはんの会」より、おいしいマレーシア情報をお届け。

マレーシア人のカレー使いは天才的

日本でカレーといえば、インドカレー、タイカレー、最近はスリランカカレーでしょうか。共通しているのは、日常的にカレー(とは何? という議論は置いておいて)を食べている国の食文化、ということ。これらの国と同じぐらい、朝から晩までカレーを食べているのが、私たちが偏愛するマレーシアです!

マレーシア人のカレー使いは天才的。ご飯にかけたり、ソースにしたり、麺のスープにしたり、つけこみ用のタレにしたり。いうなればカレーは、ふりかけやジャム、いや、日本人にとってのしょうゆぐらい身近なもの。

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店頭に料理が並ぶマレーシアのレストラン。メニューの半数近くをカレーが占める。

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マレーシアは、国民の10人に約1人がインド系の民族。19世紀ごろに、彼らがもちこんだカレーが、今や全国民の日常食になった。

このように“毎日カレー”のマレーシアで、人気No.1のメニューがチキンカレー。今回紹介する東京・八丁堀のマレーシア料理店「マレーカンポン」の看板メニューです。

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「マレーカンポン」のチキンカレー850円(ランチ850円/ディナー972円どちらも税込)は、リピーターが多く、とくにランチでは客の半数近くが注文。保温性を保つため、土鍋で提供される。

食べた瞬間、野菜と鶏のうま味がじわっと広がるコク深さ。鶏肉はやわらかく、素揚げのじゃがいもはホクホクの食感。

マレーカンポンのカレー作りは、玉ねぎ、にんにく、レモングラス等をミキサーでペーストにするところからスタートします。それらを時間をかけて炒めることで、野菜の甘みを引き出します。また、現地ではサラサラとした水分の多いカレーが主流ですが、このカレーは、とろみがしっかりついているのも特徴。

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日本のカレーに近づけるために、ココナッツミルクのかわりに濃度の高いココナッツクリームを使用し、とろみを出している。

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チキンカレーを作って20年以上のベテランシェフ、ムスキさん。マレー半島の東海岸に浮かぶ美しい島の出身。カレーに合うドリンク「テタレ(甘いミルクティー)」を作るのも得意。

ムスキさんによると、この店で初めてマレーシアカレーを食べる日本人も多いのですが、みんな「おいしい!」と喜んでくれるとのこと。よく聞いてみると、なるほど、日本人になじみ深い、あの調味料も入っていたのです!

スパイスとしょうゆの融合

このカレー、隠し味に加えているのは、日本のしょうゆ。じつは現地でも、カレーにしょうゆを加えるレシピがあり、けっして奇をてらったのではなく、これもちゃんとマレーシアの味。

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異国のカレーとは思えない懐かしささえある。唐辛子の辛さはひかえめなので、辛いのが苦手な人も安心。実際、現地のチキンカレーもさほど辛くはない。

また、多種のスパイスのなかで、もっとも重要なのは八角の香り。パウダーとホール(粒状)の両方を加えて強調し、ココナッツミルクの甘い香りと融合させる。これが、エキゾチックなカレーを印象づける源になっています。

さて、“2回め”のマレーシアカレーの方はぜひ、ご飯ではなくロティ・チャナイ(ディナーのみ提供)との組み合わせをおためしください。パイのような食感のロティ・チャナイは、カレーによく合うんです。

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ロティチャナイとカレーのコンビは、マレーシアの定番の朝ごはん。

最後にもうひとつ、マレーシア流の裏技を教えましょう。マレーシア人が好むカレーのトッピングはずばり、サンバル。辛いカレーが好みなら、迷わずサンバルを追加注文し、小さじ1/2~1杯ほどご飯に混ぜてみてください。これがうまい! うまいんです! 辛みと同時に深みも増し、これはもう無敵のおいしさ。

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「カレーにサンバルを混ぜるのは、マレーシア人なら当たり前ですね」と店主のチャーさん。

スパイスの香り、鶏や野菜のうま味、そしてココナッツクリームの濃厚さ。その3つがぴたっとはまったバランスのいいチキンカレー。マレーシアに行かずとも日本でこんなにおいしいマレーシアカレーが食べられるなんて幸せだな~と毎回思わせてくれる味です。

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ビルの2階にあり、冬はドアが閉まっていて入りにくいが、店内はゆったり寛げる居心地のいい空間。厨房から辛味調味料の香りが漂い、現地の屋台にいるような気分になる。

Malay Kampung(マレーカンポン)
所在地 東京都中央区八丁堀1-4-8 森田ビル2F
電話番号 03-3537-6690
営業時間 月~金11:00~14:00、17:30~23:00(22:00LO) 、土12:00~14:00、17:30~22:30(21:30LO)
定休日 日祝 ※貸切の場合は営業
席数 30席
アクセス 日比谷線八丁堀駅から徒歩4分、東西線他茅場町駅から徒歩6分、東京駅八重洲中央口から徒歩10分
http://www.malaykampung.com/

文・撮影=古川音(マレーシアごはんの会)

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