小島慶子のそこじゃない! 長谷川豊氏が全番組を降板...「差別の垂れ流しを毒舌というのではありません」

小島慶子のそこじゃない! 長谷川豊氏が全番組を降板...「差別の垂れ流しを毒舌というのではありません」

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  • 更新日:2016/10/20
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長谷川氏の発言は「毒舌」とはいわない

9月19日に「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ! 無理だと泣くならそのまま殺せ! 今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と題したブログを投稿し炎上した長谷川豊アナ。結果、出演中の全番組を降板する憂き目に…。

タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に独自の視点で斬り込む!

* * *

今回のブログをはじめ、報道されている長谷川豊氏の発言を見て絶句。2013年7月20日の『東スポWeb』の記事には「僕の毒舌芸はお約束ですから」とあるのですが、女性アナウンサーたちに対する番組内でのセクハラ発言や差別発言を「毒舌」「芸」さらには「お約束」とはあきれます(この記事自体もセクハラ目線ですが)。

テレビで安易に使われるし、ネットトロールの自己紹介欄でもよく見る「毒舌」。皆さん、ちゃんと辞書を引きましょう。いやがらせや罵詈雑言(ばりぞうごん)や事実誤認や差別の垂れ流しを毒舌というのではありません。単に口が悪いことでもありません。言いにくいことをはっきり言うことでもないし、ただ自己主張をすることでもないし、へたないやみでもないし、憎まれ口で笑いをとることでもありません。

辞書にある「辛辣(しんらつ)な皮肉や批判」という言葉の意味がわからない人たちが「毒」のイメージだけでテキトーに使っているうちに「ドクゼツ=舌鋒鋭い剛の者」と誤解され、さらにその「舌鋒鋭い」も誤解されて「差別とか気にしないのがカッコいい」という、お粗末な開き直りを生んでいる現状にうんざりです。

●小島慶子(Kojima Keiko)

タレント、エッセイスト。長谷川氏の番組には数度出演したが、スタジオで言葉を交わした限りでは人となりはわからなかった。今回、ブログや過去の発言を読んで、心理的距離がマックス遠ざかった次第

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