三浦淳寛が語るフリーキックの重要性「FKコーチが各チームにいるべき」

三浦淳寛が語るフリーキックの重要性「FKコーチが各チームにいるべき」

  • サッカーキング
  • 更新日:2016/11/30
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アスマッチプロジェクト主催『第1回 高校生フリーキック選手権 東京大会』が都内で開催された

26日、都内の東京工業大学付属科学技術高等学校サッカーグラウンドにて、アスマッチプロジェクト主催『第1回 高校生フリーキック選手権 東京大会』が開催された。この大会は、5人1チームの高校生がフリーキックで対戦。攻撃側はペナルティーエリア外のポイントから直接FKを放ち、守備側の5人はキーパーと壁を務めゴールを阻止するというルールだ。このような大会を開催する真意は何なのか? 現役時代、直接FKでリーグ通算15ゴールを記録し、今大会のアンバサダーを務めた三浦淳寛氏が、FKについて語ってくれた。

まず、三浦氏が口にしたのは、FK上達のために「練習する」ことの重要性だった。

「こういう大会があれば練習するじゃないですか。『次の大会に向けて』って練習する。やっぱり練習すれば絶対うまくなるんですよ。『入れるためにどうやってやろう』っていう自己分析から入ると思うので」

さらに三浦氏は、「FKはやった者勝ちなんですよ。『年を取ったら上手くならない』という人がいるじゃないですか。そんなの絶対嘘なんですよ。どの年代でもやればやるほど上手くなるんですよ。僕はこの大会を通じて自己分析して、FKの練習をたくさんしてほしいです」と語った。

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三浦氏がFKという武器を手にした背景にも、多くの時間を費やした練習の日々がある。

「サッカーを始めた時は、僕よりも上手い人がたくさんいたから、『キックだけは絶対負けない!』と思って練習しました」

そんな時、1つのミスからある“武器”を手に入れることとなる。長崎県の強豪、国見高校サッカー部に在籍時、土のグラウンドでシュート練習をした際、つま先を地面にダフったことで、インステップよりさらに足首に近い部分でボールを捉えた。すると、今まで見たこともない無回転で大きくブレるボールが放たれたと言う。以降、同じような無回転のボールを狙って蹴られるよう、より一層練習に励んだ。Jリーガーとなってからは、この無回転FKを武器に相手GKに恐怖を与え、いつしか三浦氏の代名詞となった。

日本代表では三浦氏をはじめ、中村俊輔、遠藤保仁、本田圭佑らの直接FKが記憶に新しい。しかし、2013年のグアテマラ戦で遠藤が決めたのを最後に、日本代表では直接FKからの得点が生まれていない。このことについても三浦氏は「練習不足」と口にした。

「ただ単に僕は練習不足だと思います。シーズンの状況とかもあると思うけど、ヤット(遠藤保仁)とか俊輔は、僕がキャンプや練習を見に行った時も残って練習するんですよね。今の代表選手はキックが上手くなる要素を持っている人がほとんど。だから、やれば上手くなる。やらなかったら大観衆の中で色々なプレッシャーがある中で“1回に懸ける”というのは確率が下がりますよね。その確率を上げるためには練習しないといけない」

そんな三浦氏が提唱するのは“FKコーチ”の存在だ。

「ゴールキーパーコーチとか、フィジカルコーチとかはいるじゃないですか。だけど、FKとかセットプレー専門のコーチはいないじゃないですか。それが当たり前のようにJリーグのプロチームに付くように、むしろ高校生とかも指導できる時代が来ればいいと思います。昔から思っているんですよ。『何でフィジカルコーチやGKコーチはいるのに、得点の可能性が高いセットプレーを教えるコーチはいないのかな?』って考えます」

トップクラブともなれば、データ分析を行うアナリストもスタッフとして常駐する。しかし、フリーキッカーというスペシャリストを育成する専門家を設けるチームは未だ存在しない。それでも、フリーキック選手権の存在からその重要性が世に広まり、FKコーチが誕生する日が来るかもしれない。

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