3位から日本S進出、DeNAの戦力整理 元開幕投手は引退、ドラ1が複数戦力外

3位から日本S進出、DeNAの戦力整理 元開幕投手は引退、ドラ1が複数戦力外

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  • 更新日:2017/11/24
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DeNAを戦力外となった久保康友【写真:荒川祐史】

レギュラーシーズンは貯金8で3位、日本シリーズでソフトバンクに惜敗

セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを突破し、日本シリーズまで駒を進めたDeNA。19年ぶりに立った日本シリーズの舞台では、パ・リーグ王者ソフトバンクと激戦を展開。3連敗後の2連勝で一矢報いたが、第6戦で力尽き、日本一には届かなかった。

シーズンは73勝65敗5分で貯金8を作ったが、首位の広島とは14.5ゲームの大差をつけられた。来季狙う悲願のリーグ優勝には戦力強化は必須で、10月のドラフトでは12球団最多の9選手を指名。ホセ・ロペス内野手、スペンサー・パットン投手、ジョー・ウィーランド投手、エドウィン・エスコバー投手の4外国人の残留が決まっている。

その一方で、戦力整理も着々と行なっている。“松坂世代”の1人である久保康友投手や、2013年ドラフト1位の柿田裕太投手、そして松本啓二朗外野手や山崎憲晴内野手らに戦力外通告。2012、2013年と2年連続開幕投手を務めた高崎健太郎投手ら4選手が引退を決断した。フィル・クライン投手、アウディ・シリアコ内野手、エリアン・エレラ内野手と外国人3選手も自由契約とし、実に14選手(水野滉也は育成で再契約)がチームを去ることになった。

ここでは今季限りでチームを去る選手の実績を振り返ってみる。

◯久保康友(戦力外)
プロ13年目の松坂世代の1人。通算304試合に登板し、97勝86敗20ホールド6セーブ、防御率3.70。関大一高から松下電器へ進み、2004年自由獲得枠でロッテ入団。1年目から先発ローテに入ると、いきなり3完封をマークするなど10勝を挙げ、新人王に輝いた。2009年の開幕前に阪神へトレード。その年に9勝を挙げると、翌2010年には自己最多14勝をマーク。2013年オフにFA権を行使してDeNAへ入団し、移籍1年目に12勝を挙げた。2015年以降は徐々に成績を下げ、今季は7試合4勝止まり。戦力構想外となり、球団との交渉の末に自由契約となった。

◯高崎健太郎(引退)
プロ11年目。通算178試合に登板し、25勝40敗11ホールド1セーブ、防御率4.22。鎮西高校から日産自動車を経て2006年希望入団枠で横浜(現DeNA)入り。ルーキーイヤーはファームで10勝をマークし、1軍でも初勝利を含む2勝を挙げる。2009年は中継ぎとして56試合に登板し、4勝0敗5ホールド1セーブを記録。2011年に規定投球回をクリア(5勝15敗)し、2012年には開幕投手を務めた。2014年以降は出番が減り、今季は1勝止まり。キャリアを通じて2桁勝利には届くことなく、今季限りで現役引退を決断した。

2013年ドラ1柿田は1軍登板なしで戦力外

◯小林寛(戦力外)
プロ7年目。通算45試合登板、2勝3敗1ホールド0セーブ、防御率3.39。江の川高、大阪学院大を経て、2010年ドラフト4位で横浜(現DeNA)入り。1年目から1軍で6試合に投げ、3度先発したが勝利は挙げられず。3年目の2013年に先発、中継ぎ双方で24試合に投げて、プロ初勝利を含む2勝をマークした。その後は右肘痛などもあって1軍での登板は減り、今季は3試合登板に終わり、戦力外となった。

◯林昌範(戦力外)
プロ16年目。通算421試合に登板。22勝26敗99ホールド22セーブ。市立船橋高から2001年ドラフト7位で巨人に入団。プロ入り当初は先発だったが、2005年に中継ぎに転向。その年は54試合に投げて2勝2敗15ホールド18セーブと飛躍を遂げ、シーズン後半は抑えも務めた。その後中継ぎとして3年連続40試合登板。2008年オフに日本ハムへトレード移籍した。2009年、2010年と30試合超に投げたが、2011年オフに戦力外通告を受けてDeNAへと移籍。2014年に56試合に投げたが、2015年8月に左肘を手術。その後2年間は1軍登板がなく、戦力外となった。

◯小杉陽太(戦力外、引退)
プロ9年目。通算86試合に投げて6勝9敗2ホールド0セーブ、防御率5.04。二松学舎大付属高から亜細亜大学へ進んだが中退。その後JR東日本に入社し、2008年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団した。1年目の10月にプロ初登板初先発、2年目にプロ初勝利を掴んだ。2015年には27試合に投げて3勝を挙げたが、これがキャリアハイ。今季は1軍登板なしに終わり、戦力外通告を受けてた後、現役引退を決めた。

◯柿田裕太(戦力外)
プロ4年目。1軍登板なし。松本工高から日本生命を経て、2013年のドラフト1位でDeNAに入団。1年目は1軍でキャンプをスタートさせたが右肘を故障。2軍では13試合に投げて7勝をマーク。だが、4年目となった今季まで1軍昇格のチャンスはなく、ドラフト1位右腕がわずか4年、1軍登板なしのまま、戦力外通告された。

代打の切り札・下園は引退、2009年ドラ1松本は戦力外

◯大原慎司(引退)
プロ7年目。通算243試合に登板し、10勝3敗55ホールド2セーブ、防御率3.26。明秀日立高、常磐大、TDKを経て、2010年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。1年目の2011年から左の中継ぎとして重宝され、いきなり71試合に登板。4勝1敗11ホールドの成績を残した。2012年は登板数を減らしたが、2013年、2014年と2年連続で40試合以上に登板し、10ホールド以上を記録。2015年から登板機会が減り、今季はプロ入り後初の1軍登板なしで終わり、引退となった。

◯山崎憲晴(戦力外)
プロ9年目。412試合783打数171安打6本塁打56打点、打率.218。埼玉栄高から横浜商科大を経て、2008年ドラフト3位で横浜(現DeNA)入り。新人開幕スタメンを果たし、いきなり3安打猛打賞デビュー。主に代走や守備固めでの起用が多かったが、2013年には115試合に出場。2014年は遊撃手レギュラーに定着し、115試合に出場した。この年の374打席がキャリア最多だった。2015年以降は白崎や倉本の台頭により出番が減少。昨季、今季と2年連続1軍出場なしに終わり、戦力外通告を受けた。

◯下園辰哉(戦力外、引退)
プロ11年目。656試合1419打数373安打16本塁打110打点、打率.263。宮崎日大高、九州国際大と進み、2006年の大学生・社会人ドラフト4位で横浜(現DeNA)入り。1年目に1軍デビューを果たすと、3年目の2009年に出番を大幅に増やして81試合に出場。2010年にはレギュラーを掴んで131試合に出場。規定打席にも到達し、打率.286の好成績だった。2011年は85試合、2012年は90試合に出たものの、その後は代打起用が中心となり、2017年はわずか8試合出場。戦力外となり、現役引退を発表した。

◯松本啓二朗(戦力外)
プロ9年目。302試合506打数119安打7本塁打45打点、打率.235。千葉経大附属高から早稲田大を経て、2009年ドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団。1年目の開幕戦でいきなりスタメン起用され、2年目はファームで打率3割超を記録。2013年に72試合に出場して38安打を放ったが、結果的にこれがキャリアハイ。昨季は11試合、今季も13試合出場に終わり、戦力外となった。

水野はプロ入り1年で育成選手に、外国人3人が自由契約

◯水野滉也(戦力外、育成再契約)
プロ1年目。プロ通算1試合登板、0勝1敗0ホールド0セーブ、防御率5.79。札幌日大高、東海大北海道キャンパスを経て、2016年ドラフト2位でDeNAに入団。1年目の今季、5月3日の巨人戦でプロ初登板初先発したが、5回途中3失点で敗戦投手となった。その後右肩痛を訴え、実戦復帰しないままにシーズンが終了。支配下契約を結ばず、育成選手として再契約となった。

◯フィル・クライン(自由契約)
NPB1年目。7試合2勝3敗0ホールド0セーブ、防御率4.75。レンジャース、フィリーズを経て、今季からDeNAに入団。年俸1億5000万円(推定)と期待され、ウィーランドともに開幕ローテの一角に入ったが、6月に登録抹消。右肘痛を発症し、8月に治療を理由に帰国。そのまま再来日せず、オフに退団が発表された。

◯エリアン・エレラ(自由契約)
NPB2年目。104試合313打数70安打6本塁打34打点、打率.224。ドジャース、ブルワーズなどを経て、2016年5月にDeNAへと移籍。途中加入となった1年目は79試合に出場して打率.218だったが、2年目の2017年も残留。だが、外国人枠の争いに敗れて今季はわずか25試合出場に終わり、オフに自由契約とされた。

◯アウディ・シリアコ(自由契約)
NPB1年目。12試合27打数2安打0本塁打0打点、打率.074。タイガース、マーリンズ、インディアンスのマイナーなどを経て、2016年にBCリーグ石川へ入団。ここで打率.323、15本塁打、53打点と結果を残し、今季DeNA入りした。開幕スタメンを果たしたが、ロペスやウィーランドらとの外国人枠にも阻まれ、わずか12試合出場で2安打の打率.074に終わって自由契約となった。

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