松山英樹とトランプ大統領のラウンドを、海外メディアはどう伝えたか

松山英樹とトランプ大統領のラウンドを、海外メディアはどう伝えたか

  • Sportiva
  • 更新日:2017/11/13
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WEEKLY TOUR REPORT

米ツアー・トピックス

11月5日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が初来日。日本の安倍晋三首相とともに、プロゴルファーの松山英樹が一緒にゴルフのラウンドをしたニュースは、あっという間に世界中を駆け巡った。しかもその一報は、ゴルフメディアに限らず、政治的なニュースとしても大々的に取り上げられたため、「ヒデキ・マツヤマ」の名前はゴルフファンにとどまらず、世界中の多くの人々に知れわたったことだろう。

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日米首脳と一緒にラウンドし、海外メディアでも大きく取り上げられた松山英樹

米軍の横田基地(東京都)にメラニア夫人と降り立ったトランプ大統領は、すぐさま大統領専用ヘリコプターで埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部に移動。そこで待っていた松山の姿を見つけると、大統領は大いに喜んで、大きく両手を広げて松山と挨拶を交わした。そして、まずは”ハンバーガー”でのビジネスランチをとったあと、早速コースへ繰り出した。

米CNNがその詳細を伝えたが、その事前には「今回、トランプ大統領がゴルフパートナーに選んだヒデキ・マツヤマとは?」と題して、松山の戦績や人となりも紹介した。

「現在、世界ランキング4位のヒデキ・マツヤマは、日本中から大きな期待を背負っている。それは、トランプ大統領にゴルフで勝つことではなく、日本勢として初のメジャータイトルを獲得することだ」

そんなアナウンスから、今年の全米オープンで2位に入った戦いぶりや、感情をあまり表に出さないプレースタイルなどについて紹介すると、メディアに対してはシャイだが、本当はとても気さくな青年であること、今年1月に結婚して7月に第一子が誕生していたことを8月に発表した話題なども取り上げていた。

米3大ネットワークのCBSテレビでは、当日のプレーの詳細もレポート。そこで紹介した、トランプ大統領がプレー中にツィートした「安倍晋三総理大臣とヒデキ・マツヤマ、素晴らしい人たちとプレー中」というコメントと、トランプ大統領のショットの動画は、多くのメディアからも瞬く間に配信された。さらに、トランプ大統領が松山を「日本のゴルフ史上、最も偉大な選手だろう」と話したことに触れ、それはおそらく事実だろうと伝えて松山の戦績を称賛した。

この出来事について、詳細を伝えたのは米メディアだけではない。イギリスでは、高級紙であるインディペンデント紙をはじめ、多くの新聞やネットメディアが、トランプ大統領と松山とのプレーについて報道。さすがはゴルフ発祥の国だけあって、”ゴルフ外交”の話題はイギリスでは興味深いニュースなのかもしれない。

秋晴れのもと、スカイブルーのシャツでプレーした松山。首相官邸のフェイスブックには、こんなコメントが上げられていた。

「ずっと緊張しっぱなしで、大変な一日でした。なかなかこういう経験はないので楽しかったです。おふたりには気さくに喋っていただきました」

試合の緊張感とはまた違ったプレッシャーがあったようだが、ラウンド後の松山は、はにかんだ笑みをこぼした。その表情からは大役を果たした達成感が滲(にじ)んでいた。

これまでも、トッププロと何度か一緒にプレーしてきたトランプ大統領。ともにプレーした選手たちは、大統領とのラウンド後にどんな感想を述べたのか、最後にそのコメントを紹介したい。

昨年の12月23日、タイガー・ウッズ(アメリカ)がフロリダ州ウエストパームビーチのトランプ・インターナショナルGCで、大統領就任直前のトランプ氏とラウンド。ウッズはこう語った。

「大統領の飛距離には驚いたよ。70歳(当時)であれだけしっかり打てるのはすごい」

今年2月11日、安倍首相が訪米してトランプ大統領とプレーした際には、アーニー・エルス(南アフリカ)がラウンドパートナーを務めた。そのときは、フロリダ州のトランプ・ナショナルGCジュピターで18ホールをプレーした(その後、安倍首相とトランプ大統領のふたりは、大統領専用車で移動して、ウッズとプレーしたウエストパームビーチのゴルフ場でも9ホールをこなした)。エルス自身もエンジョイした様子でこう語った。

「大統領、安倍首相、そしてクラブのプロの3人対僕という形でマッチをしたんだ。結果は引き分けだった。素晴らしいリーダーとプレーできて、こんなに光栄なことはない」

その後、2月19日にはロリー・マキロイ(北アイルランド)がフロリダ州マイアミのトランプ・ナショナル・ドラルで大統領と一緒にプレー。一部ファンからは「政治に利用されるべきじゃない」といった批判もあったが、マキロイ自身は大統領とのラウンドを純粋に楽しんだようだった。

「30人のシークレットサービスに囲まれてのプレーは、なかなか面白かった。僕たちは、政治の話は一切しなかった。ゴルフの話、芝生の話で盛り上がった」

ウッズ、エルス、マキロイに続いて、大統領のラウンドパートナーを務めた松山。ゴルフを通して日米の架け橋の一端を担ったことは、ゴルフファン、松山ファンにとっても、誇りに思える一日になったのではないだろうか。

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