エアバス 先行機を追尾して燃料節約する新技術「fello’fly」を発表

エアバス 先行機を追尾して燃料節約する新技術「fello’fly」を発表

  • おたくま経済新聞
  • 更新日:2019/11/20
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渡り鳥の飛行に着目したエアバスの「fello’fly」(Image:Airbus)

エアバスはUAEのドバイ・エアショウで2019年11月18日(現地時間)、前方を飛ぶ飛行機の気流を利用し、燃料消費を少なくする新技術「fello’fly」を発表しました。渡り鳥の飛び方から着想されたもので、長距離の航空路線で5~10%の燃料節約が可能だといいます。

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飛行機が飛ぶと、翼で押さえつけられた下面の空気が上面へと巻き上がる気流が生まれ、翼端後方で渦を発生させます。これを「翼端渦」といいますが、翼端渦がもたらす気流に上手く乗ると、機体を下から支えてくれるような形になり、結果として速度と高度を維持する力(エンジン推力=燃料消費)を少なくすることができます。長い距離を飛ぶ渡り鳥も、この翼から発生する渦を利用するため、斜めに並んで群の先頭を交代しながら、飛ぶスタミナを保ち続けているのです。

これを旅客機の長距離飛行に応用できないか、というのが「fello’fly」の原理。前方を飛ぶほかの旅客機が発生させた気流に乗り、少ない燃料で速度を維持しようというものです。

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とはいえ、前方の飛行機に近づきすぎると、厄介な「後方乱気流」と呼ばれる複雑な気流に入ってしまい、逆に危険です。自分を前方に引っ張ってくれる効果的な気流の範囲に、ほどよく入らないと効果は発揮できないのです。

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パイロットの操縦技術で、この「ほどよい距離」を保とうとすると、長時間集中力が要求されて現実的ではありません。そこで、前方の飛行機との距離と飛行高度を一定に保つ、新たな自動操縦の技術が必要となります。

また、これは現在の航空路管制における安全な間隔より、だいぶ近接する必要があります。このため、エアバスでは国際民間航空機関(ICAO)やその環境保護委員会(CAEP)と連携し、安全を確保しつつ効果的な間隔を探る試験飛行を行うとしています。

エアバスの試験飛行は、2機のA350を使用して2020年に実施する予定。この試験結果を検討して技術を磨き、2020年代半ばに実際の定期航空路線で導入できることを目指すとしています。

<出典・引用>
エアバス プレスリリース
Image:Airbus

(咲村珠樹)

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