広島、連覇王手M1!「阪神負けでV」待ちもドローでお預け

広島、連覇王手M1!「阪神負けでV」待ちもドローでお預け

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  • 更新日:2017/09/15

(セ・リーグ、広島5-4DeNA、23回戦、DeNA12勝11敗、14日、マツダ)セ・リーグ首位の広島がDeNAに5-4で勝ち、2位阪神が巨人と引き分けたため、37年ぶりのリーグ連覇までマジックナンバー「1」とした。サビエル・バティスタ外野手(25)が四回に10号ソロを放つなど3打点と活躍した。パ・リーグも首位ソフトバンクがオリックスに勝ち、3位楽天が西武に敗れたため、ソフトバンクもマジック「1」。16日にも、59年ぶりセパ同時優勝の可能性が出てきた。

逆転勝利から28分後、今シーズン最多となる3万2324人の大歓声がため息へと変わった。

甲子園球場の阪神-巨人が2-2の同点のまま延長十二回裏に突入。阪神の負けがなくなり、同時にこの日の胴上げの可能性が消えた。優勝セレモニーのスタンバイのため、一塁ベンチからバックスクリーンのビジョンで“伝統の一戦”を見つめていた緒方監督は、珍しく悔しそうだった。

「何とも言えないよね…。きょうは頑張ったけど、相手(阪神)も意地をみせた。あさって(16日)のヤクルト戦に向けて、しっかりやっていきたいね」

試合は“愛弟子”のバティスタが大活躍した。松山のソロで1点をリードした二回一死三塁で左前打。四回には右中間へ10号勝ち越しソロ。八回一死満塁では右翼へ決勝の犠飛を放って、今季41度目の逆転劇のヒーローとなった。

指揮官は、バティスタの打力を春季キャンプから高く評価。その時点では同じカープドミニカアカデミーのメヒアとともに育成契約だったものの、1軍キャンプに抜擢した。前半のキャンプ地の日南でも、後半のキャンプ地の沖縄でも食事に誘い、「もしバットがほしかったら俺に言ってきてくれ」と、年俸の低い助っ人を気遣ってきた。

6月2日に支配下登録を締結したときも、指揮官の推薦が決め手になった。翌3日に1軍に昇格させると、当日のロッテ戦(マツダ)で代打初打席逆転弾。「衝撃的なデビュー」と絶賛し、ファンにもどんどんアピールしていった。

バティスタが本塁打を放った試合はこれで、9戦全勝。さすがに打率は・239に落ちてきたが、一発を打てば負けない“不敗神話”はまだ続いている。「家族に車を買ってあげたい」と目をぎらつかせる年俸520万円のドミニカンの活躍でマジックを1つ減らして「1」とした。

26年ぶりの地元優勝を目指して16日からヤクルト2連戦を本拠地マツダで戦う。「勝って決めたい」と力を込める緒方監督。ファンの期待を一身に背負って、待たせたぶん、派手に決めてみせる。 (柏村翔)

広島・新井「カープらしい野球で、粘り強くできた。みんなも落ち着いていてナイスゲームじゃないかな。自力で決められるので、あさって(16日)勝って決めたい」

データBOX

◎…広島とソフトバンクが、ともに優勝へのマジックナンバーを「1」とし、16日にセ・パ両リーグの優勝が決定する可能性が出てきた

◎…過去、セ・パで同じ日にリーグ優勝が決まったのは、1951年9月23日の巨人と南海(日程打ち切りで自動的に決定)、54年10月19日の中日(対抗球団の結果)と西鉄(自力)、58年10月2日の巨人(対抗球団の結果)と西鉄(自力)の3度。広島とソフトバンクがともに勝って自力で優勝を決めれば史上初となる

◎…なお、81年9月23日には巨人のリーグ優勝と日本ハムの後期優勝(ともに対抗球団の結果)が決まった例もある

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四回、右中間へ10号ソロを放ったバティスタ(撮影・森田達也)

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