リセッションに強い米国株2選:バークシャー・ハサウェイとアップル

リセッションに強い米国株2選:バークシャー・ハサウェイとアップル

  • ZUU online
  • 更新日:2019/09/19

モトリーフール米国本社、2019年9月12日投稿記事より

米国の直近のリセッション(景気後退、いわゆるリーマンショック)から10年が経ち、多くの専門家は次のリセッションがもうすぐ来ると予想しています。

リセッションを避けることはできず、株式市場は急落するかもしれませんが、全ての株が下落するわけではありません。

リーマンショックの時でも、強靱なビジネスモデルにより比較的パフォーマンスが良かった幾つかの株がありました。

そのような視点から、好不況にかかわらず堅調なパフォーマンスを上げるとみられる銘柄であるバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK-A) (NYSE:BRK-B)とアップル(NASDAQ:AAPL)を紹介します。

■ バークシャー・ハサウェイ:市場急落の「恩恵」を最大限享受

ウォーレン・バフェットが采配を振るうバークシャー・ハサウェイには、市場下落時におけるアウトパフォームの優れた実績があります。

バフェットが経営権を握った1965年以降、

S&P500インデックスは年間トータルリターンが12回マイナスになりましたが、そのうち10回はバークシャーのパフォーマンスがインデックスを上回っています。

まず、バークシャーは60以上の事業を擁し、その多くがリセッションへの耐性を持っています。

たとえば、経済環境がどうなっても、人々は自動車保険料をバークシャー傘下の保険会社GEICOに支払い続けます。

また、人々は電気ガス料金をバークシャー関連のエネルギー会社に支払います。

バークシャーの2000億ドルにのぼる株式ポートフォリオの多くの銘柄でも、それは同様です。

なお、バークシャーは現在1220億ドル以上の現金および現金同等物を保有しているため、不況時に浮上する格好の投資対象を狙えるからです。

リーマンショックの時も、窮地に陥ったゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカに対して有利な条件の投資を行い、その投資が今もバークシャーのポートフォリオを潤しています。

バークシャーはリセッション時に他社が流動性に枯渇している時、潤沢な流動性を供給できる強力な競争優位性を保持しています。

バンク・オブ・アメリカへの投資だけでも、150億ドル以上の利益を生み出しています。

バークシャーの現在の現金および現金同等物はリーマンショック前の約3倍の水準であり、バフェットは虎視眈々と獲物を狙っているとみられます。

■ アップル:リセッションに強いハイテクイノベーター

この10年間の経済成長の中、アップルのトータルリターンは1100%超(年率28%超)に達しています。

そして、リセッション時にアップル株を保有した方がいい3つの理由があります。

第一に、アップル・ユーザーにとって「アップル」ブランドは絶対的です。

リセッションになった場合、製品販売はやや減少するかもしれませんが、iPhoneやiPadのユーザーが安い他社製品に乗り換えることはまずないでしょう。

第二に、アップルのサービス関連事業の利益率は高く、さらに急速に拡大しています。

アップルミュージック、App Store、その他のサービス関連売上高はアップルの全売上高の20%を占めています。

さらに最近開始したクレジットカードのアップル・カード、そして11月にスタートするアップルTV+(プラス)ビデオストリーミングサービスにより、サービス事業の占める割合はさらに拡大するでしょう。

そして重要なことは、サービス収入は定期的な安定収入となり、ハードウェアの販売に左右されません。

第三として、アップルには巨大な財務の柔軟性があります。

2100億ドル以上の現金および有価証券を有しており、リセッションに対応できるだけでなく、バークシャーと同様に買収等でリセッションを「活用」できます。

アップルは最近大規模な買収を行っていませんが、買収候補企業のバリュエーションが低下すれば、躊躇なく買収に乗り出すと考えられます。

■ 好不況に関係なくパフォーマンスを維持

結論としては、両銘柄はリセッションの時に優れたパフォーマンスをあげるだけでなく、好況の時も堅実なパフォーマンスをあげる傾向があります。

ですから、両銘柄を保有していれば、リセッションが来たとしても投資家のポートフォリオを守ってくれると考えられます。

そして、経済成長が続く限り、利益をあげ続けるでしょう。(提供:The Motley Fool Japan)

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