ペンはiPhoneより強し!?「Galaxy Note8」が日本でも売れそうな3つのワケ

ペンはiPhoneより強し!?「Galaxy Note8」が日本でも売れそうな3つのワケ

  • @DIME
  • 更新日:2017/09/13

8月23日、ニューヨーク・マンハッタンのアッパーイーストサイドにある旧武器倉庫「Park Avenue Armony」で、サムスンはプライベートイベント「Galaxy UNPACKED 2017」を開催。「Galaxy Note8」を発表した。

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大画面でペンを内蔵したNoteシリーズの新モデル「Galaxy Note8」。日本での発売は未定。

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このイベントに来場した人数は、Note端末の発表史上最大の1764人。関心の高さがわかる。電池の発火問題でリコールされた「Galaxy Note7」の後継機の発表会だったので、注目度が高かったのは当然だろうが、意外にも会場は温かい雰囲気に満ちていた。復活を待ち望むユーザーの気持ちにサムスンが後押しされ、より進化した製品を開発し、互いに新製品の登場を喜び合う。そんな感動的な発表会だった。

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Park Avenue Armonyで行われたGalaxy UNPACKED 2017でGalaxy Note8が発表された。

■現地ニューヨークではすでに人気爆発

発表会は期待に満ちたものだったが、一般の注目も高い。マンハッタンに本社のあるABC Newsでは、発表会当日の夕方から翌日にかけてNote8のニュースが数回に渡って報じられていた。ニューヨーク地域限定のニュースだったようだが、日本ではキャリアが発表会を行っても、軽く1度、報じられる程度だ。他に大きなニュースがあったときには報じられないことすらある。それに比べると、ニューヨークでのNote8に対する注目度は非常に高い。

また、家電量販店「Best Buy」Union Square店では、早速店頭にNote8コーナーを設置して予約開始を告知。店舗のスタッフであるMartinさんによると、同店ではGalaxy S8の販売が非常に好調で、Union Square店の全商品の中で(スマートフォンの中ではない)ベスト3に入る売上だということだった。当然、Note8への期待も高い。平日だったので数は少なかったが、発表会翌日に取材したときには、すでにNote8の予約が入っていた。

そもそも、件のGalaxy Note 7は2016年8月19日に発売され、販売停止となった9月2日までの1カ月弱という短い期間に、約250万台を販売していた。日本では未発売の「Galaxy Note 5」の売上は1100万台に上った。当然、Galaxy Note8はそれ以上を狙っている。日本では人気のほどがよくわからないかもしれないが、Galaxy Noteシリーズは世界で1000万台以上を売り上げる人気スマホなのだ。

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Best Buy Union Square店には発表会の翌日にNote8のコーナーができ、予約受付を告知していた。

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家電量販店「Best Buy」Union Square店のMartinさん。売れ行きのいいGalaxy S8に続いてほしいと期待を語ってくれた。

Galaxy Note8は、ファンの期待に応える充実した内容だ。日本での発売は未定だが、Galaxy Note7が発売寸前まで行っていたことを考えると、Note8も大手キャリアから販売される可能性が高い。グローバルでは9月15日に発売されるので、これを機会に日本でも売れそうな3つのポイントに注目したい。

【売れそうな理由1】大きなディスプレイだけど持ちやすくい

Noteシリーズは紙のノートがコンセプトになっているので、手書きしやすい大画面を搭載している。Note8も6.3インチQuad HD+(2960×1440ピクセル)の有機ELディスプレイを採用。6.3インチという数値だけ聞くとかなりの大画面に思えるが、18.5:9の縦長ディスプレイでベゼルを究極まで削ぎ落としているので、持ってみると、それほど大きいと感じない。本体サイズは高さ162.5×幅74.8×厚さ8.6ミリ、195グラムで、幅約75ミリは5.5インチ画面のスマホと同じくらいだ。

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iPhone 7 Plus(左)と比較。

約2:1の縦長画面は、ウェブサイトやSNSなど縦スクロールして見るアプリを使う場合に見やすく、かつ、幅が抑えられているので持ちやすい。また、横画面表示にして動画を見ると非常に迫力がある。有機ELディスプレイなので鮮やかな発色も魅力だ。なお、この画面比率は、今後出てくるスマートフォンの多くが採用する可能性がある。

ディスプレイはGalaxy S8/S8+を踏襲しているが、Note8は紙のノートのように角が角ばってスクエアフォルムになっている。カラーはメープルゴールド、ミッドナイトブラック、ディープシーブルー、オーキッドグレイの4色が用意されており、ディープシーブルー、オーキッドグレイはパールが入っていないソリッドカラー。Galaxy Sシリーズとは異なるデザインテイストを出してきた。

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この大画面を活かして2画面表示も快適に使えるが、Note8では2つのアプリが同時に起動し、すぐに2画面表示になる「App Pair」を搭載した。Android標準の機能でも2画面表示機能はあるが、履歴画面から使いたいアプリをドラッグ&ドロップする必要がある。App PairはEdgeパネルからワンタッチで起動できるので、2画面表示を手軽に使えるようになるはずだ。

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あらかじめ2画面表示で使いたいアプリを2つ選んでApp Pair用のアイコンを作成。Edgeパネルからワンタッチで起動できる。

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【売れそうな理由2】すぐメモできる「Sペン」。楽しい手書きアニメも送れる

Noteシリーズの最大の特徴が、内蔵式のSペンだ。Sペンはペン先がより細く(直径0.7ミリ)、スキャンレートは360Hz、圧力感知は4096段階に向上。さらに自然な書き味になった。しかも防水。Sペンを使った新たな機能も追加され、独自色を一層強めた印象だ。

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より書きやすくなったSペン。本体カラーにSペンのカラーも合わせられている。

手書きメモを多用している人に好評なのが、スリープ中の画面にメモできる「Screen off Memo(画面オフメモ)」だ。画面が真っ黒なスリープ中にSペンを抜くと、自動でメモが書けるモードになり、Sペンで画面に白い文字でメモを書くことができる。メモは本体内に保存できるのはもちろん、スリープ中の画面に常に表示できる(Always On Display)。また、画面をSペンでダブルタップすると編集モードになるので、タスクを書いて常に確認できるようにしておき、終わったら消すというようにToDoリストとして使うことができる。

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Sペンを抜いてスリープ中の画面にすぐメモを取ることができる。Always On Displayでメモを常時表示でき、編集も可能だ。

実用的な使い方ばかりでなく、Sペンの楽しい使い方も加わった。「Live Message(ライブメッセージ)」は、文字を書いた軌跡をGIFアニメとして保存し、友だちに送れる機能だ。目の前で書かれているような臨場感を味わえ、GIFアニメなので送るために使うアプリやサービスを問わない。メール添付はもちろん、FacebookなどのSNSにも送れる。iPhoneユーザーにも送れるオープンな姿勢が嬉しいところだ。

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手書きのアニメーションを送れる「ライブメッセージ」

【売れそうな理由3】前面&背面に光学式手ブレ補正機能付きデュアルカメラを搭載

カメラはともに12メガピクセルの広角レンズと望遠レンズを搭載したデュアルカメラ。両方とも光学式手ブレ補正機能を搭載し、光学2倍とデジタル5倍を組み合わせて最大10倍のズームが可能だ。また、「Live Focus(ライブフォーカス)」モードで撮影すると、ファインダーでボケ味を調整したり、写真を撮った後で被写界深度を変えたりすることができる。

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望遠と広角のデュアルカメラになった。フラッシュの隣は指紋センサー。

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メニュータッチしてLive Focusモードにして撮影すると、背景のボケ具合をファインダー右のスライダーで調整できる。ポートレート写真などにお勧めだ。

なお、メインの広角レンズには、Galaxy S8と同様に、すべてのピクセルが位相差センサーにもなるデュアルピクセルセンサーを採用。また、F1.7と明るいレンズを使っているので、暗い場所での撮影が強いはずだ。カメラ画質は、今後さまざまなスマホと比較検証されるだろうが、Note8はかなりいい評価を得られるのではないかと感じる。

■日本で本当に売れるの?

Note8のファンは、大画面スマホとしての高い性能とともに、Sペンの便利さ、楽しさ、創造性の高さを支持している。Note8は、復活を信じて待っていた彼らの思いに報いる端末に仕上がっていると感じたが、これから魅力的なスマートフォンが矢継ぎ早に登場する。新しいiPhoneが間もなく登場し、当然、今回も注目を集めるだろう。10月16日にはSIMフリースマホの雄、ファーウェイが、AI対応CPUを搭載した大画面フラッグシップ「Mate 10」をドイツ・ミュンヘンで発表する予定だ。Galaxy Note8がペンの力で他の強力なライバルに打ち勝つことができるかどうか、販売動向にも注目していきたい。

取材・文/房野麻子

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