中学や高校の始業時間はもっと遅らせるべき

中学や高校の始業時間はもっと遅らせるべき

  • ライフハッカー[日本版]
  • 更新日:2017/09/18

教室で10代の若者たちが居眠りをするのには理由があります。それは、最後のコマが数学の授業だからではありません。彼らは純粋に眠いのです。なぜ眠いかといえば、学校がはじまる時間が早すぎるからです。

毎朝7時に学校に行かなければいけない生徒たちのために、中学や高校の始業時間を遅らせようという運動が長い間続けられてきました。運動の主体となっているのは、米国小児科学会、米国心理学会、米国立睡眠財団、米国疾病予防管理センター(CDC)などの団体です。しかし、未だほとんどの地域で、学校のスケジュールは青少年期の生物学に合致していないのが現状です。

幼い子どもは基本的に早起きですが、思春期になると睡眠覚醒周期に変化が表れ、10代の若者の大部分が、夜11時から朝の8時に最も良質な睡眠をとるようになります。

もし生徒たちが朝の6時に起きなければならないとすれば(あるいはバスに乗るためにもっと早く)、毎日2時間以上の、回復できない睡眠負債を積み重ねていくことになります。Learning, Media and Technologyに掲載された研究では、「思春期後期の生徒の朝7時は、50歳代の教師の朝4時半に相当する」という結論が出ています。

当然ながら、うつ病や肥満、偏頭痛、免疫力の低下といった、不十分な睡眠と関わりのある問題が引き起こされるリスクもあります。また、十分な睡眠を取っていない十代の若者は、交通事故を起こしたり、喫煙、飲酒、薬物乱用などの危険な行動をとる可能性が高くなります。

良いニュースは、事態がようやく動き出したことです。45の州の学校が、健康ガイドラインに従って開始時間を遅らせようとしています。カリフォルニア州では、中学と高校の始業時間を朝8時30分より早くしてはならないとする法案が議論されています。こうした動きから恩恵を受けるは生徒たちだけではありません。ランド研究所による最近の調査で、始業時間が全国的8時30分になれば、米国経済に10年で830億ドルの貢献があることがわかりました。もちろん生徒たちの学業成績もアップし、より健康で安全に過ごせるようになります。

とはいえ、反対意見もあります。一部の人たちは、始業時間を遅らせることで、課外授業の時間がなくなってしまうことや、親が仕事に遅れてしまうこと。また、全校生徒に同時に授業を受させるスペースがなく時差通学が必要な学校があることなどを懸念しています。Start School Laterはサイト上で、そうしたさまざまな懸念に対し答えを提示しています。

親たちにも大切な役割があります。スマートフォンやテレビを見る時間を制限したり、良質な睡眠がとれるようサポートすることです。

Image:Stuart Monk/Shutterstock.com

Source:Taylor & Francis Online,RAND Corporation,Start School Later

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

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