3連休、九州警戒一色 台風18号接近 被災地では土のう

3連休、九州警戒一色 台風18号接近 被災地では土のう

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/09/16

大型で非常に強い台風18号が東シナ海上で急カーブし、九州にじわじわと近づいている。九州豪雨の被災地などでは15日、農作物の収穫や被害拡大を防ぐ対策が急ピッチで行われた。16日から始まる3連休に予定されていた祭りや公務員採用試験が延期になるなど、影響は多方面に広がり、九州は警戒一色となった。

7月に豪雨に襲われた福岡県朝倉市。農家の日野新吾さん(80)=朝倉市杷木志波=は15日早朝から特産のカキの収穫を急いだ。「突風で落下しやすい。色づいたカキは早くちぎらないと」。大分県日田市でもナシの「あきづき」が収穫期で、小野地区の農家伊藤哲也さん(57)は「1年かけて育てたナシを落とされるほど悔しいことはない」と丁寧にもぎ取っていた。

復旧作業が続く被災地では二次災害が懸念され、朝倉市では県が道路に土砂流入を防ぐ土のうを設置するなど対応に追われた。

秋の行楽シーズンの催しにも影響が出ている。

朝倉市の原鶴温泉で17日に予定されていた農産物などの販売イベント「あさくら絆フェスティバル」は中止が決定。熊本市では、藤崎八旛宮(同市中央区)秋季例大祭の呼び物で、飾り馬を先頭に65団体1万4千人の勢子(せこ)が市中心部を練り歩く17日の「神幸行列」が10月9日に延期になった。

北九州市立中61校は17日の運動会を延期に。宮崎市などでは、福岡ソフトバンクホークスと広島東洋カープの優勝を懸けた試合(16、17日)のパブリックビューイングが中止となった。

長崎県では、17日実施予定だった大卒の警察官採用試験(受験予定者73人)と、同県佐世保市の職員採用試験(同195人)がそれぞれ10月15日に延期になった。宮崎県えびの市は暴風に備え、17日告示の市長選と市議選(ともに24日投開票)の立候補者ポスター掲示板を一時撤去した。告示日に台風が最接近する恐れがあり、市議選の立候補予定者の一人は「出陣式を開くか決めかねている」と困惑した表情を浮かべた。

九州内の交通機関でも、16日に博多港と長崎県・五島を結ぶフェリーが欠航するなど、一部に影響が予想される。

=2017/09/16付 西日本新聞朝刊=

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

社会カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
「ブラック企業リスト」427社に 賃金未払いなど相次ぐ
なぜ40~50代男性は自殺するのか?身近の元気な人が突然自殺、こんな兆候は危険
ゲーム中「ご飯だよ」に激高 息子が父親刺し死亡
道路のチョークの印、昔は駐禁いまは...? 京都府宇治市の画期的な取り組みとは
【衝撃】Hydeが48歳だと信じられないのでアラフィフのミュージシャンをまとめた結果 → 時空歪みすぎィィィイイイ!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加