今では気にする必要のない、Bluetoothに関するよくある5つの誤解

今では気にする必要のない、Bluetoothに関するよくある5つの誤解

  • ライフハッカー[日本版]
  • 更新日:2019/01/13

これまでかなりの間、Bluetoothは2つのガジェットをワイヤレスで接続するのに推奨されている技術でした。そして、長年にかけてBluetoothは変化し、ますます良くなっていきました。しかし、残念なことに、古い噂がいまだにまことしやかにささやかれています。今こそそれを払拭する時でしょう。

現在のBluetoothは、数年前のBluetoothとは違います。今回は、人々がいまだに信じているよくある誤解と、知っておくべき事実をお教えします。

1. 「Bluetoothを有効にするとバッテリー寿命が縮まる」

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初期のスマートフォンでは、確かにBluetoothをオンにしていると、バッテリー寿命が縮んでいました。一度接続をしたら、スマホが常にペアとなるデバイスを積極的に探していたからです。

しかし、そのスマホ神話は忘れてください。新しいBluetoothの基準はバージョン4かそれ以上で、LE(ローエナジー)モジュールと呼ばれているものです。

LEモジュールは、旧バージョンのBluetoothと同じだけのエネルギーを使わずに、近くのBluetoothデバイスを探す、別の技術を使っています。

同じように、LEのデバイスは、一度接続したら、データを移行していない時に電気をたくさん使いません。たとえば、スマホとBluetoothのヘッドフォンを接続した場合、音楽を聞いていない時は充電を無駄遣いしません。

その結果、Bluetooth LEのデバイスの全体的な消費電力は、半分かそれ以上低くなったのです。古いBluetoothが1Wを使っていたとしたら、Bluetooth LEの場合は0.01〜0.5Wの間くらいです。劇的な改良です。

2. 「Bluetoothは健康に悪い」

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今のところ、スマホから放出される電磁波が健康に有害かどうかについて確固とした統一見解はありません。しかし、特定のBluetoothのヘッドセットは間違いなく人体にとって安全だというのは、確かなことです。

電磁波というのは電力に関するもので、その点についてはBluetoothは優れています。Class 1デバイスに対するBluetoothの最大出力は100mW(ミリワット)で、そこまで出力することはめったにありません。

実際、私たちが使っているほとんどのBluetoothデバイスは最大出力が1mWです。一方で、3Gや4Gのサービスを使用している場合、標準的なスマホは1000mWや2000mWで動いています。

ですから、Bluetoothは完全に安全ではないかもしれませんが、Bluetoothのヘッドセットを装着するのは、スマホを使うよりは電磁波を浴びる量としてはましです。

今日の状況では、スマホから逃れることは明らかに難しいので、電磁波の影響を少しでも心配するのであれば、Bluetoothのヘッドセットを使いましょう。

3. 「Bluetoothは狭い空間でしか使えない」

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スマホのBluetoothは、短距離にしか届かないのでしょうか?

答えはおそらく「イエス」ですが、Bluetoothには3つのClassがあることをご存じでしょうか。Bluetoothが動作する距離は、デバイスが属するClassによって違います。

Bluetooth Class 3デバイスの範囲:10メートル以下

Bluetooth Class 2デバイスの範囲:約10メートル

Bluetooth Class 1デバイスの範囲:約100メートル

一般的に、Bluetooth Class 1のデバイスは、デスクトップパソコンや、コンセントにつながなければならないスピーカーのような、非常に大きな充電池があったり、電力供給があるものだけです。ほとんどのスマホやタブレットはBluetooth Class 2か3です。

しかしそれでも、理論的に目標としている距離が10メートルなので、壁などの障害物がなければ、それ以上の距離でも有効なこともあります。

4. 「検出不可能になっているBluetoothは安全」

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そんなことはまったくありません!

Bluetoothの技術は、セキュリティに関する評価はまったくよくありませんが、最近のバージョンはかなりそのほころびを埋めてきています。この噂の元になっているのは、デバイスが検出不可能に設定してあれば、悪意ある他者からは発見されないから安全だということなのでしょう。

わかりますが、それはまったく事実ではありません。

デバイスのBluetoothアドレスは、検出不可能モードで隠れているかもしれませんが、ハッカーは長年にわたってずる賢くなってきています。デバイススキャナーや探知機は、検出不可能な状態になっていても、デバイスのBluetoothアドレスを探し、侵入することができます。

このような侵入の最大の問題は、ほとんどのBluetoothデバイスでデフォルトのパスワード「0000」や「1234」が使われていることです。このせいで、アドレスがわかれば、ほぼ誰でもBluetoothデバイスに接続することができます。

この単純でばかげたシステムは、Bluetoothデバイスの盗聴やブルージャック(携帯やスマホにスパムを送るためにつなぐこと)のほとんどの原因となっています。したがって、今すぐやらなければならないことは、自分のスマホのBluetoothの設定を開き、安全な4つの数字のパスワードに変更することです。

Bluetooth経由でマルウェアの攻撃を受けるのが心配な人は、検出不可能ではなく、Bluetooth自体をオフにしておきましょう。無効になっているBluetoothからは侵入できません。

5. 「BluetoothはWiFiの邪魔をしている」

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その他のほとんどのワイヤレス技術と同じように、Bluetoothはデータの送受信に2.4 GHzの周波数を使っています。これは、WiFiから電子レンジまで、あらゆるもので使われているのと同じ周波数です。

したがって、Bluetooth接続の安定性とスピードが、近くにある他のデバイスの稼働状況や、その無線周波数で大容量データをやりとりしているかによる、と考えるのは自然なことかもしれません。

わかりますが、そんなことはありません。

Bluetoothは周波数ホッピング方式というものを使っており、これがBluetooth 5.0で本当に進化しました。具体的にどういうことなのかを理解するために、噛み砕いてご説明しましょう。

2.4 GHzの周波数は2,400 MHz〜2,483.5 MHzの帯域です。Bluetoothは2つのチャネルを使っており、それぞれが帯域の50%を監視しています。空いている周波数から別の周波数へと、信号がすばやく“ホップ”して、その帯域を使おうとする他のデバイスに邪魔されない状態を確保しているのです。

その結果、他のワイヤレス接続は、Bluetoothが使用しているのと同じ帯域を使うことができますが、超高速周波数ホッピング形式によって、接続速後を落とすことなく安定して接続し続けられるのです。

Bluetoothについてもっと知りたい人は

簡単に言えば、Bluetoothはワイヤレスにデバイスに接続するための便利で安全な技術です。Bluetooth 5.0のガジェットであれば特に、バッテリー寿命はほとんど心配せずに、遠慮なく使いましょう。

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Original Article:5 Common Bluetooth Myths You Can Safely Ignore Nowby MakeUseOf

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