フェイスブック「子供版メッセンジャー」の安心機能の詳細

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2017/12/08
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米国の6歳から12歳の子供の約93%はタブレットやスマートフォンへのアクセス機会を持っており、半数以上が自分用のデバイスを持っている。しかし、その多くは電話番号が付与されていない端末だという(調査企業「Dubit」のデータ)。

フェイスブックは子供たちの安全なメッセージングツールの利用を促進するため、キッズ限定版のメッセンジャーアプリをリリースした。「Messenger Kids(メッセンジャーキッズ、以下Kids)」という名称の新アプリは米国で12月4日にiOS版が公開。2018年にはアンドロイド版もリリース予定だ。

Kidsの利用にあたっては、親がまず自分のフェイスブックアプリで子供のアカウントを作り、子供が利用するデバイスと連携させる。親はコントロールパネルからKidsがつながるアカウントを個別に承認する。

例えば子供がフレンドになりたいクラスメートが居る場合、双方の親が承認する必要がある。また、親同士もフレンドにならねばならない。Kidsのアカウントは検索できない仕様になっている。これにより子供が見知らぬ人や不審者とつながるのを防止する。

フェイスブックが想定する、Kidsの対象年齢は6歳から11歳だ。アプリは子供がヌード画像や暴力的なコンテンツ、いじめに関わるコンテンツを受信した際に、親に通知する機能も備えている。また、子供の利用時間を制限する機能もある。

フェイスブックのセーフティー部門のAntigone Davisは「これまで、親たちから子供のネット上の行動をコントロールしたいとの多くの要望があがっていた。世界最大のSNSとして、我々はその希望に沿ったツールを提供することに決めた」と述べた。

有害コンテンツは24時間体制で監視

アプリ内のコンテンツは人工知能を活用してフラグ立てを行い、専門のチームが人力により24時間体制でチェックする。これにより、有害な情報を監視する。Kidsは無料で利用可能だが、広告は一切表示せずアプリ内課金機能も持たない。さらに、Kidsの利用に関するデータを広告のターゲティングに用いることも一切ないという。

フェイスブックはKidsの開発にあたり「Connect Safely」や「Yale Center for Emotional Intelligence」等の団体の助言を得て、有識者らにヒアリングを行った。

フェイスブックは親たちに、子供がやりとりしたメッセージはKidsのアプリ上で確認するよう求めている。親は自分のメッセンジャーアプリで子供のメッセージを読むことは出来ない。子供たちは送受信したメッセージを削除したり、隠すことはできないという。ただし、外部リンクの送受信が行われる可能性はあるとフェイスブックは述べている。このアプリは子供のプライバシーを守る法律「Childrens Online Privacy and Protection Act」に沿う形の仕様となっている。

フェイスブックが約1200人の米国の親たちを対象に行った調査では、回答者の81%が、「子供たちが8歳から13歳の頃にソーシャルメディアの利用を開始した」と述べたという。

Kidsには子供が好みそうな絵文字やスタンプ、フレームやお絵かきツールが内蔵されている。大人向けのメッセンジャーアプリとの大きな違いは、ホーム画面の中央にビデオチャット機能が配置されている点だ。「ビデオチャットはKidsアプリのコア機能だといえる」とプロダクトマネージャーのLoren Chengは述べた。

Kidsを利用する子供が、フェイスブックの最低利用年齢である13歳に達した場合も、データが他のアプリに引き継がれることはない。また、フェイスブックが自動的にその子供のアカウントを開設することもないという。

フェイスブックは今後、時間をかけてゲームや教育ツール、動画コンテンツや翻訳機能等をKidsアプリに盛り込んでいく計画だ。

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