サウジ粛清、拘束されたエリート層の大半が資産没収で同意

サウジ粛清、拘束されたエリート層の大半が資産没収で同意

  • AFPBB News
  • 更新日:2017/12/06
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サウジアラビア首都リヤドにある高級ホテル「リッツ・カールトン」(2017年5月21日撮影)。

【AFP=時事】サウジアラビア政府が進める汚職捜査で拘束され、高級ホテルに1か月余り収容されているエリート層の大半が、釈放と引き換えに資産の没収に同意したことが分かった。司法長官が5日、明らかにした。

首都リヤドにある五つ星ホテル「リッツ・カールトン」には、エリート層に対する近年最大の摘発によって身柄を拘束された王子や閣僚、大物実業家らが多数収容されており、同ホテルは仮設の「高級刑務所」と化している。

シェイク・サウド・モジェブ司法長官によると、これまで約320人を事情聴取し、現在159人を拘束している。拘束者の多くが資産の没収もしくは不正に得たとされる利得を国に引き渡すことに同意しているという。

モジェブ氏は、数十年にわたる横領と汚職によって少なくとも推計1000億ドル(約11兆2000億円)が失われたと述べていた。

先週には、元国家警備相でかつて次期国王候補と目されていたムトイブ・ビン・アブドラ王子が、10億ドル(約1100億円)超とされる支払いに同意し、釈放されている。

ムトイブ王子の解任については、国防相も務めるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が治安部隊に対する自身の権限を強化する狙いがあったとの見方もある。

しかしサウジ当局は今回の粛清について、石油依存からの脱却を模索する中、国内で横行する汚職を標的としたものにすぎないと主張している。【翻訳編集】AFPBB News

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