食品ロスの原因、過剰に除去されがちな野菜ランキング、2位にんじん&ブロッコリー、1位は?

食品ロスの原因、過剰に除去されがちな野菜ランキング、2位にんじん&ブロッコリー、1位は?

  • @DIME
  • 更新日:2022/11/25
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本来食べられる食品が廃棄されてしまうことをいう食品ロス。食品ロス削減に取り組むことは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」においても重要と言える。

そんな中、貝印はこのほど、週に2回以上自身で料理をする全国の男女500名を対象に「食品ロスと野菜の価格高騰に関する調査」を実施し、その結果を発表した。

8割以上が食品ロスを意識、そのうち4割以上が「直接廃棄」を意識

まず、食品ロスについて意識しているかという質問では、「意識している(41.4%)」「どちらかというと意識している(40.4%)」と、合わせて8割以上が回答した。

家庭における食品ロスを引き起こす要因は、大きく3つ。野菜の皮を厚く剥き過ぎるなど、可食部まで捨ててしまう「過剰除去」、保管していた食品の消費期限・賞味期限切れなどで手つかずのまま捨ててしまう「直接廃棄」、そして、料理の作りすぎなどによって起こる「食べ残し」がある。

主にこの3つの中で、何を意識しているのか質問したところ、最も多かったのは4割以上が回答した「直接廃棄(44.7%)」だった。一方、2割程度に留まったのが「過剰除去(18.3%)」。「直接廃棄」「食べ残し」に比べて、「過剰除去」対策を講じるには、意識のみならず、切り方・剥き方など食材や調理に関する一定の知識が必要であることが理由の一つと考えられる。

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■食品ロスに対して具体的に取り組めている人は約半数

食品ロスに対して意識しているだけでなく、具体的に取り組んでいることがあるか質問した結果、「ある(54.6%)」と回答した人は約半数だった。さらに、どのように取り組んでいるのかを聞いたところ、買い物、保管、調理などについて、様々な方法が挙がった。

また、取り組んでいることが「ない(45.4%)」と回答した人を対象に、手軽な方法があれば実践したいか質問したところ、「実践したい(19.4%)」「どちらかというと実践したい(59.0%)」と、約8割が実践したいと考えていることがわかった。

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「冷蔵庫の中のものを常に把握しておく(神奈川県・55歳女性)」
「買い溜めをせず、献立を考えながら食材の買い物をする(宮崎県・46歳女性)」
「皮や葉なども、使えるものは使うようにする。冷蔵庫の中の物を使いきる(東京都・51歳女性)」
「必要な分だけ購入する。使い慣れていない食材は購入しない(香川県・29歳女性)」
「余ったおかずは、直に小分けして冷凍して、お弁当のおかずに使う(福岡県・56歳女性)」
「地産地消を心がけて、地元産のものを購入する。見切り品・賞味期限が近いものを購入する(鹿児島県・30歳男性)」
「大根の葉で漬物をつくったり、不要食材が出ないように工夫している(埼玉県・59歳男性)」
「食材が余ったらカレーに入れる(香川県・46歳男性)」

家庭で行っている食品ロス対策についても「直接廃棄」や「食べ残し」など、既に意識が向いている取り組みに対する回答が多く、過剰除去への意識や取り組みが行われていないことには何かしらのハードルがあると考えられる。

6割弱が食品の過剰除去に心あたり、過剰除去しがちな食品は「野菜」

食品ロスの要因の一つに過剰除去がある。6割弱の人が食品の過剰除去を「している(56.4%)」ことがわかった。さらに、食べられる部分まで捨ててしまっていると感じる食品では、4人に3人が「野菜(75.2%)」と回答。2番目に回答数が多かった「肉(11.3%)」に対し、6倍以上の人が「野菜」を選択した。野菜は肉や魚に比べて、切り分けられて販売されているものが少ないため、自身で切ったり剥いたりする際に、過剰除去してしまう“切りすぎ問題“が起こっているようだ。

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■過剰除去されがちな野菜ランキング1位「キャベツ」 2位「にんじん」「ブロッコリー」 4位「レタス」

過剰除去されやすい食品は野菜であることが明らかになったが、その中でも具体的には「キャベツ(38.2%)」という回答が最も多く、続いて、「にんじん(27.0%)」「ブロッコリー(27.0%)」「レタス(20.3%)」という結果だった。

また、7割が調理する過程で野菜の食べられる部分を捨ててしまった経験があった。その理由や状況をたずねたところ、「どこまで食べていいのか判断に困って、確実な部分を食べるため、それ以外の部分を捨てる時がある(岩手県・43歳女性)」「固い茎の部分は調理に時間がかかるため、捨ててしまうことがある(千葉県・39歳女性)」「その部分が食べられるということを知らなくて(千葉県・25歳男性)」「腐らせてしまったり、食感が気に入らないものなどは捨ててしまう(北海道・31歳女性)」といった意見があった。

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■3人に1人は野菜の切り方・剥き方を改善する余地があることがわかった

野菜の過剰除去を防ぐために、普段から野菜の切り方や剥き方を工夫できている人は、全体の6割以上だった。逆に、週に2回以上自身で料理をする人でも、3人に1人は工夫ができていないことが明らかに。

工夫している人に対して、内容を聞いた質問では、「皮を剥かずに食べられるもの(にんじん、ジャガイモなど)はそのまま使う」「葉や皮などの、料理に使わない部分を別の料理や調味料に利用する」と回答した人が半数を超えた。

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価格高騰を感じる食品1位「野菜」、野菜の中での1位は「たまねぎ」

食品を含め、身の回りで値上げラッシュが相次いでいる。値上げを感じる食品について質問したところ、1位は8割弱の人が回答した「野菜(76.2%)」だった。2位以降は「小麦・小麦製品(55.8%)」「果物(38.8%)」が続いた。また、野菜の中でも6割以上が価格高騰を感じているのは、「たまねぎ(61.4%)」、2番目に多かったのは、「キャベツ(29.8%)」という結果だった。

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■野菜の価格高騰対策ができている人は3割程度。対策は「割引品を買う」という回答が最多

栄養のバランスを考えると、野菜は食卓に欠かせない食材であることから、価格の高騰は一大事と言える。何か対策や取り組んでいることがあるのかという質問では、全体の約3割が「ある(32.8%)」と回答、一方で何もしていない人の方が多いという結果だった。

「ある」と回答した人を対象に、具体的な内容を聞いたところ、「割引品を買うようにしている(62.2%)」「比較的安い野菜に置き換えている(46.3%)」と回答した人が多くいた。

さらに、野菜の価格高騰を受けて購入頻度に変化があったかを質問。「変化はない(57.2%)」という回答が最も多く、頻度が増えたという人は少数派で、約3割の人は、頻度が「減った(5.8%)」「どちらかというと減った(24.0%)」と回答した。

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「食品ロスと野菜の価格高騰に関する調査」によって、「過剰除去」をしてしまいがちな食品及び、価格高騰を感じる食品が、ともに「野菜」であることが明らかになった。野菜の価格高騰への対策の上位には「野菜の購入金額を抑える」ことに意識が向いていた。

一方で、対策の中に購入金額への意識に該当しない「切り方や剥き方を工夫する」という声もあった。しかし、その割合は3割弱と下位に留まっている。野菜をムダなく調理することは、食品ロス対策の一環になることに加え、野菜にかける費用を意識せずとも、調理過程の工夫次第で多くの食卓を救うことができる可能性を秘めていると言えるのではないだろうか。

<調査概要>
・調査方法:WEBアンケート調査
・調査テーマ:食品ロスと野菜の価格高騰に関する調査
・調査対象者:全国の20~50代男女
週に2回以上自身で料理をする人 計500名
・調査期間:2022年7月11日~14日
・調査主体:貝印株式会社
・調査機関:株式会社ネオマーケティング

出典元:貝印

構成/こじへい

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