キメ顔、巧みな話術...“エンターテイナー”日本ハム杉谷 活躍がチームの活性化導く

キメ顔、巧みな話術...“エンターテイナー”日本ハム杉谷 活躍がチームの活性化導く

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2020/09/19

現在、一挙手一投足が注目されているプロ野球選手の一人だろう。見ているファンを楽しませるエンターテイナー、日本ハム・杉谷拳士内野手(29)だ。

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中田の通算250号記念Tシャツに「昨日4三振です」の文字を入れて試合前練習を行った杉谷

ソフトバンク戦では、試合前のアップ中にベンチ前で帝京の先輩にあたるソフトバンク・中村晃に対して面白い動きをしてベンチ越しに笑わせたり、試合でも打席で死球を受けると絶叫。最近では主砲・中田が通算250本塁打を放った際にはベンチ内で記念ボードを手にテレビカメラにカメラ目線でキメ顔を見せたのはさすがの役者ぶりだとうならされた。16日のソフトバンク戦前のアップでは大半の選手が中田の通算250号の記念Tシャツを着用。しかし、杉谷だけ前日に4打席4三振した中田を皮肉り「昨日4三振です」の文字に中田本人のサインを入れて周囲を笑わせる場面もあった。SNS上では杉谷がアクションを起こすたびに動画や写真などが拡散されている。

今季はコロナ禍で取材制限があり、以前のように選手を自由に取材したり、雑談する機会が大幅に減っている。その中で8月の練習日に杉谷を取材する機会に恵まれた。そこで杉谷がおもしろおかしく普段のやり取りを説明してくれた。大田とともに体をブラブラさせながらパンチを繰り出すような動きをしていることについては「あれはガッツポーズの練習です。いや、嘘です」とまず小ボケを挟みつつ「あれはジャルタトレーニングと言って動物の動きから、脱力した状態でいかに力を一瞬で入れるかという練習です」と真面目な顔で説明してくれた。真面目な話になったかと思いきや「下(下半身)を使って手を走らせるイメージ。僕が“カンガルーパンチ”、(大田)泰示のやつが“コングパンチ”です」と再びおもしろおかしく解説してくれ、我々報道陣を巧みな話術で楽しませてくれる。

試合前の国歌斉唱では全力で歌う杉谷の姿がある。歌い始めたのは、昨年まで特命コーチとして米国留学していた矢野外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐から「国歌を歌っていないのは日本だけだからいけ」と背中を押されたことがきっかけだ。杉谷も17年オフにオーストラリアのウインターリーグに参戦した際に「試合前に流れる国歌を全員歌ってたんですよ。歌わないのは日本だけなんだなと思って。僕もオーストラリアの国歌を歌っていた」と国歌斉唱にまつわるエピソードを明かしてくれた。そして今年、矢野コーチの後押しもあり、その思いが再燃。「僕もまた歌わなくなっていたのでよくないなと思って」と歌い始めたという。「そろそろ(清宮)幸太郎が歌い始めると思います。まだ恥ずかしがっていますが」と話していると、9月4日の西武戦から杉谷の隣で清宮が歌い始める姿があった。

本業の野球では、序盤は栗山監督の先発起用に応える活躍。9月に入ってここまで8試合で9打数無安打と苦しむが、10日には出場選手登録が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。FA権取得は一流のプロ野球選手の証とも言われる。チームは後半戦に突入。16日のソフトバンク戦に敗れて自力優勝が消滅と厳しい戦いが続くが、チームを活性化させるためにも杉谷の活躍は必要不可欠だ。(記者コラム・東尾 洋樹)

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