スマートホームの目立ち度1番の「スマートカーテン」を衝動買い

スマートホームの目立ち度1番の「スマートカーテン」を衝動買い

  • ASCII.jp
  • 更新日:2021/11/25
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テラス側の手動開閉レースカーテンを+StyleのスマートカーテンでSmartにしてみた

IoTと呼ばれるテクニカルタームの一部が、ユーザーにより具体性と親近感を感じさせる「スマートホーム」という言葉に転換してからもう久しい。IoTという言葉が世界に出現してから20年ほど経った現在、スマートホームはどこまで進化したのだろうか。

そもそもスマートホームとは、「家電系製品がインターネットに接続されることによる、便利な生活を実現する家」を意味している。生活は持ち家や借家、狭い家や広い家、オフィスが近い遠い、家族や同居人がいるか/いないか、そして年齢などによってもその理想パターンは様々だ。

スマートホームとは他人から見ると、極めて勝手気ままに見える個人の生活パターンを最適化、快適化してくれる技術支援の便利な仕組みだ。我が家にもスマホ操作や音声指示のできる玄関鍵や室内照明、エアコン、オーディオ装置などがあるが、今回はそれらに「スマートカーテン」と呼ばれる新ジャンルの商品が加わったのでご紹介したい。

スマートカーテンは、「スマホ操作」やあらかじめ設定した「スケジュール」、日の出や温度、湿度などの「環境変化」、加えてほかのIoT家電製品と連携して自動的に開閉するちょっと「賢いカーテン」だ。

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両開きカーテンのスマート化のためにはオプションのカーテンユニット(右)も必要だ

+Styleから販売されているパッケージは、基本となる「スマートカーテン」とオプションの「カーテンユニット」の2種類がある。前者は片開きカーテン用の駆動ユニットと遠隔からの操作を実現するWi-Fi接続ボックス(ゲイトウェイ装置)を同梱。後者は両開きカーテンを使用したいユーザーのためのオプションだ。

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白い箱に入ったWi-Fi接続ユニットとケーブルのあり/なし以外、両パッケージの内容物は同じだ

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既設のカーテンレールの形状に応じて使用する「ランナー」が3種類同梱されている

いずれのパッケージも、既設のカーテンレールの形状に応じて駆動ユニットを取り付けるための「ランナー」が3種類(C型、I型、O型)と単3乾電池が3本、取説が同梱されている。一般的な住宅にもっともよく採用されているのは、我が家も同じC型(角型)のカーテンレールだ。

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筆者宅は一番一般的なC型(角型)カーテンレールを使用

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単三乾電池3本で駆動する。なかなかの牽引パワーだ

まず、取り付けて動作を確認

早速、駆動ユニットに乾電池を入れて、まずはテストで寝室の出窓のカーテンレールに取り付けてみた。駆動ユニットは先頃惜しまれながらラストランを終えた上野動物園の「上野懸垂線」(ぶら下がり型のモノレール)によく似たイメージだ。

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カーテンレールにぶら下がる感じの駆動ユニットの取り付けは、片側にランナーを取り付けたスタイルでカーテンレールの溝にはめて、もう一方のランナーを溝にはめて、駆動ユニットにドッキングする

カーテンレールにぶら下がり、タイヤを下からカーテンレールに強く押し当て、回転しながらカーテンの背後に隠れてカーテン全体を引っ張って開閉する仕組みだ。

取り付けは取説を参考にすれば極めて簡単だ。片側のランナーを先に駆動ユニットに取り付け、カーテンレールの溝に90度回転させた姿勢で入れる。続いてもう一方のランナーをカーテンレールの溝に入れ、同じく90度回転させて駆動ユニットと接続する。

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両方のランナーが正しく装着できたら、駆動ユニット中央にあるロック解除ボタンを押す。勢いよくタイヤがカーテンレールめがけて上側に飛び出し、タイヤの表面がカーテンレールと確実に接地すれば完了だ。

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駆動ユニットの中央にあるボタンを押して、タイヤがカーテンレールにしっかりと設置すればハードの設営は完成だ

片開きでも両開きでも、駆動ユニットは、先頭1番目と2番目のカーテンフックの間に設置することでカーテンを引っ張って開閉することができるようになる。左右のカーテンを確実に閉じるために1番目のフックがマグネットになっている場合があるが、磁力が強すぎると駆動ユニットのパワーで開かない場合もあるので、磁石面にクッションテープなどを貼ると良いだろう。

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両開きなら左右の駆動ユニットは、それぞれのカーテンフックの先頭と2番目の間に入るようにセットする

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先頭フック同士が密着するように取り付けられているマグネットが、カーテンの開閉の邪魔をする恐れのある場合は、磁力を弱めるようにクッションテープなどを貼ると良い

話は少しそれるが、スマートカーテンの駆動ユニットはなかなかパワフルだ。今回、テスト環境として最初に取り付けた筆者の寝室カーテンレールの「吊りブラケット」の爪の出っ張りを乗り越えて移動したのには正直驚いた。

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駆動ユニットはかなりのパワーだ。この程度のブラケットの爪の出っ張りは乗り越えてしまう

おおよその設定が終わり動作の確認もできたので、2台のスマートカーテンを寝室からリビングに移してテラス側のカーテンレールに再設置した。ハードの設置作業が終われば、続いてスマホアプリのダウンロードとインストール、設定だ。

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+Styleアプリはデバイスの追加を選ぶだけでスマートカーテンを自動で見つけてくれる

つづいてアプリを設定する

使用するスマホアプリは、+Styleが販売するスマートホーム製品で共通に使用される「+Style」(プラススタイル)だ。多くがサーバを介するIoTサービスなので無料だが、アカウント登録とログイン操作が必要だ。筆者はすでに同社の照明機器関係のユーザーなので、今回は、アプリのガイダンスに従いデバイスリストの中から追加するスマートカーテンを選択して「デバイスの追加」をするだけだ。

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ユーザー宅ごとに異なるカーテンのスタート/ストップ位置調整は、実際にカーテンを開け閉めしながら簡単に終了

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設定終了した左右のカーテンをシーンを設定することで、ワンタップで左右のカーテンが同時に開閉するようにできる

アプリのガイダンスに従って進めば、スマホとのBluetooth接続もやってくれる。スマホでカーテンの開閉ができるようになれば、ユーザーごとに異なるカーテンの開閉に要する移動幅の設定をし、デバイス名を任意の好きな名前に変更すれば終了だ。

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ここまでの設定で、いつでもスマホでカーテンの開閉ができ、更にスケジュール設定をすれば、決められた曜日、時間に開閉することやその反復ができるようにもなる。またスマートモードシーンを設定して両開きのカーテンを左右同時に開いたり閉めたりすることも可能だ。

シーン設定で実際に「カーテンを開く」をタップすれば左右両方のカーテンが開く

残念ながらこの設定だけでは、スマートモードの自動設定や、+Styleシリーズ家電との連携、Amazon AlexaやGoogleアシスタントによる発話操作はできない。なによりオフィスや旅行先などの遠隔地からスマホを使って自宅のカーテンの開閉をコントロールできないのは残念過ぎる。これなら5年前にこのコラムでご紹介した“既存のカーテンをスマホで開閉できる「モーニン」を衝動買い”とそれほど機能は変わらない。

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Wi-Fi接続ユニットを追加デバイスとして使用すれば遠隔操作やより多機能にスマートカーテンを活用できる

「Wi-Fi接続ボックス」で夢の遠隔操作を実現

今回のスマートカーテンは前述した「Wi-Fi接続ボックス」を使うことで、簡単に夢の遠隔操作が実現する。もちろんその設定作業も簡単だ。まずWi-Fi接続ボックスを+Styleアプリから新しいデバイスとして追加、Wi-Fi接続ユニットに追加すべきデバイスをアプリで検索し、見つかったスマートカーテンの左右をデバイスとして追加するだけだ。

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設定はスマートカーテン同様、+Styleアプリに新規デバイスとしてWi-Fi接続ユニットを追加し、Wi-Fi環境で使用したい左右のスマートカーテンを加えるだけ

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これで遠隔からのスマホ操作で、スマートカーテンを何時でもどこからでもコントロールできるようになる。またアプリのスマートモード自動設定機能を使って、日の出や日の入りに合わせてカーテンを開閉したり、ほかの様々な+Style家電製品と連携することで、カーテンの開閉を自動で連係処理することも可能となる。

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日の出や日の入り、温度や湿度、ほかのスマートホーム家電との連携でスマートカーテンを連携操作することができるようになる。スマホタップ以外に音声操作も可能だ

外出先から自宅のカーテンを閉めることができた!

実は今日、うっかりリビングのカーテンを閉め忘れて出かけてしまった。でも、コーヒー休憩したカフェからスマホの+Styleアプリを起動しカーテンを閉めることが、いとも簡単にできてしまった。5年の歳月は長いようで短い。スマホで遠隔操作できることは、セキュリティ時代の現代には必須の機能だろう。

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出先のカフェから自宅リビングを見たらカーテンを閉め忘れていた。早速、+Styleアプリを起動し、シーン設定で作成した「カーテンを閉める」をタップ。リビングのWEBカメラで実際にカーテンの閉まるのをリアルタイムで確認して安心

またすでに家庭に入りつつある、ほかのスマートホーム家電との連係動作も重要だ。今回ご紹介したスマートカーテンは同ジャンルの中では極めて良くできた商品だが、既存の住環境に入り、後付けでスマートホーム化することにはいろいろ労が多い。

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二重カーテンを4台のスマートカーテン駆動ユニットで操作するには、我が家はギリギリ設置可能なレール間隔かも……

今回のケースだと、筆者宅のようにリビングにかなりの幅と高さで遮光用の重量級カーテンを使用していたりすると、駆動ユニットのパワーが足りず途中で息切れすることもあった。またレースのカーテンを併用している様な場合には2本のカーテンレールの間隔も重要な要素になるだろう。

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パワフルなスマートカーテンだが、さすがに遮光、防音で幅が広く分厚く丈の長い我が家の重量級カーテンではなかなか苦戦していた

いずれ近未来にはスマートホーム家電の設置を前提とした住宅設備機器の登場もありそうだが、ここしばらくは「後付けスマートホーム化デバイス」と「先住レガシーアナログ住宅機器」のせめぎあいなのかもしれない。

5年前のモーニンはカーテンを急に開けたり閉めたりしたくなった時には、カーテンレールに張り付いた駆動ユニットを無理矢理、必要な位置まで押したり引っ張ったりするしかなかった。幸い今回のスマートカーテンは、動かしたい方向にカーテンを少し引っ張って動きのベクトルを駆動ユニットに伝えることでなんとか動いてくれる。これはスマートホームの人間への大きな歩み寄りの一歩だ。

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今回は自宅に適当なプラグが見つからなかったので、複雑な格好になったが、常時使用が前提のWi-Fiゲートウェイユニットなどはケーブルではなくコンセント直差しがありがたい

最後に、IoTオタクの筆者のお願いとしては、絶対必須オプションであり、常時電源の必要な「Wi-Fi接続ボックス」はケーブル接続ではなくUSB・ACアダプターとセットになったコンセント直結型にしてほしいと感じてしまった。

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今回の衝動買い

・アイテム:スマートカーテン(2年保証) ・価格:1万3800円

・アイテム:カーテンユニット(2年保証) ・価格:1万800円

・購入:+Style

T教授

日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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