2001年のNFLスーパーボウルでレイブンズの初優勝に貢献し、“グース(GOOSE=ガチョウ)”愛称でファンに人気があったディフェンシブ・タックル(DT)のトニー・シラグサ氏(55)が22日、ニュージャージー州の自宅で就寝中に死去。55歳だった。AP通信によれば、代理人のジム・オーンスタイン氏が公表したもので死因は明らかにされていない。

2001年4月、優勝パレードに参加したときのトニー・シラグサ氏とキャシー夫人(AP)
ピッツバーグ大出身のシラグサ氏は191センチ、154キロの巨漢DT。本来はドラフト1巡目指名の候補だったが膝のじん帯を痛めたこともあって敬遠され、ドラフト外でNFL入りとなった。
1990年からコルツで7シーズン、レイブンズでは97年から5シーズンにわたってプレー。スーパーボウルではMVPとなったラインバッカーのレイ・ルイス(47)らとともにレイブンズ守備陣の中心として活躍して勝利に貢献した。
同氏は1995年にキャシー夫人と結婚。2人の間には3人の子どもがいる、