個性ごちゃ混ぜの魅力。りゅうちぇるが渋谷発ファッションショーに込める願い

個性ごちゃ混ぜの魅力。りゅうちぇるが渋谷発ファッションショーに込める願い

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2020/10/18
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コロナ禍に渋谷で新しく生まれ変わった宮下公園で、初めてのファッションショーが開かれる。

渋谷・原宿エリアをファッションで盛り上げる恒例のお祭り「SHIBUYA HARAJUKU FASHION FASTIVAL(通称・シブハラフェス)」が10月17日に今年も新しい形で開催される。フェスの皮切りとなるファッションショーのプロデュースを務めるのはモデル・タレントのりゅうちぇるだ。

例年はこのエリアのショップが200店舗ほど参加し、一般の人たちが渋谷区を回遊しながらファッションを楽しめる企画となるが、今年は集客型イベントは難しく、4つのファッションショーやインスタレーションを実施。オープンエアーの空間にランウェイが広がり、流行の発信地・渋谷から全国に向けてライブストリーミングで配信もされる。

初めてプロデューサーを務めるりゅうちぇるは、どのようなステージを作り上げるのだろうか。原宿でのショップ店員時代にデビューのきっかけを掴んだ彼に、渋谷・原宿エリアへの思いとショーに込めた願いを聞いた。

──18歳で上京し、原宿の街がりゅうちぇるさんに与えた影響は何ですか。

僕は沖縄出身なので、地方だとド派手で好きな格好をしていると目立つんです。僕は高校生のころそれでいいやと思っていたけど、本当は仲間を作りたかった。お互い刺激し合えるような所に溶け込みたかったという思いがあって、原宿に上京しました。

そしたらやっぱり同じような気持ちで原宿に来ていた人が多かったので、みんなそれぞれの夢で溢れていてすごく刺激になりました。おしゃれな人も多くて「自分も負けないぞ」って。良いライバルができて、見せ方をもっと研究したり。そういう意味でもテレビに出る前のりゅうちぇるの土台づくりが原宿でできた気がしています。

パートナーであるぺこりんや一生の仲間など、地方から出なかったら出会いには恵まれなかったと思うし、自分自身を高めることができたと思います。

原宿という場所が自分を受け入れてくれて、自信に繋がりました。原宿で蓄えた自分の魅力と自信のおかげで日本全国で活躍していくんだ、という気持ちになれたので、すごく人生や考え方を変えてくれたなと思っています。

──原宿に馴染みが深いりゅうちぇるさんですが、渋谷にはどんな印象がありますか。

僕、もともと渋谷をすごくライバル視してて、原宿ならではのプライドがあるんです。109よりラフォーレでしょみたいな(笑)。なので渋谷と原宿が一緒と思ったことはなかったんですけど、原宿の文化があるように、渋谷も素敵な文化をたくさん作り上げてきたところですよね。

いろいろな年齢、性別、文化の人たちがいて、渋谷区はそれを誇れる街であることが素晴らしいと思います。

──りゅうちぇるさんがプロデューサーをするのは初めてと聞いて意外でした。何かをプロデュースすることは好きですか。

芸能人になりたいとは全く思わなかったですが、原宿で活躍したいと思っていたので、自分の名前を覚えやすくするために、高1の時からTwitterの名前をりゅうちぇるにしていました。今思えば、自己プロデュースですね。

自分の見せ方は考えても、周りの人をプロデュースしようとは思ったことがありませんでした。でも今回声をかけていただいてとてもワクワクしました。僕がプロデュースするんだけど、みんなの味は絶対出したいなと思っていました。全部「僕色」にするのはただの強要であって「みんなそれぞれの良さを生かす」ことを1番意識しました。

ショーに出るキャストの方も、年齢や性別いろんな人たちがいます。キッズからパパ、ママ、60代の着物でダンスをする人など、いろんな系統の人を選んで、インスタや映像をチェックして、その人が好きそうなファッションになるべく近づけたり。本当にその人らしいスタイルになるようにプロデュースするように心がけました。

その人の良さを出さないと響かないし、いいものができないと思うんです。普段モデルとして活動していない人にも出演していただきますが、その人たちもいつもの感じでいてほしいですし。僕のプロデュースだけど、みんなが個性を出せるような、100%嘘じゃないものになっていると思います。

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──りゅうちぇるさんご自身パパとして子育てもされていますが、パパやママをキャストに起用した理由はありますか。

SNSで若い方からのお悩み相談も多いですが、意外と1番多いのが、子どもがいるママからなんです。好きな格好をしたら、周りからいろいろ言われたりとか。

でも子どもにとって1番幸せなことは、ママとパパが笑顔でいること。そのためにはママやパパも自分の人生を楽しんだり、個性を大切にすることが、子育てで大事なことに繋がっていくと思います。

僕も言葉じゃなくて、生き方を背中で見せられるパパになりたいと思っています。ただでさえ本当に忙しくて自分に時間をかけられないのもとてもわかるんですけど、ママとパパが自分のことを大切にして幸せであること、それが子どものためだと思うんです。

僕自身もそういう人たちへの希望になれたら。だからこそ、今回は絶対にママやパパにもショーに出て欲しいなと思いました。

──「SHIBUHARA USED FASHION SHOW produced by RYUCHELL」のタイトルにあるように、ショーでは古着を使用したスタイリングを行うそうですね。なぜ古着をメインにしたのでしょうか。

僕自身、ほとんど古着しか身につけないんです。原宿の今をちゃんと知っておきたいので、今でも月1回くらいは原宿にショッピングに行きます。自分でお店を見て、歩いている人を見るのが好き。

古着はオンリーワンだし、独特の味があるので大好きです。ファッションの流行りがあるなかで、ずっと使い回せるところが今の時代にあっているなとも思います。ちゃんと自分らしく楽しめて、おしゃれかつエコなところも好きで、そういった古着のかわいさと古着のもつ力を生かしたいなと思って選びました。

──今日のファッションのポイントを教えて下さい。

今日はヒッピーなギャルのテンションです。シャツは原宿のお気に入りの古着屋さんのもので、このビーズのネックレスは、最近お気に入りでよくつけています。「平和」「地球を大切に」とかいろいろな願いが込められていて、ブランドのメッセージ性がいいなと思っています。

──ファッションでもエコやサステナブルが重視されるようになりました。りゅうちぇるさんが普段、買い物をする時に意識していることはありますか。

「地球に優しく」という意識をもって服を選ぶようにしています。買い物は投票なので、ちゃんとした会社の、ちゃんとした服を買うなど、まずは意識をすることが大事かなと思います。

でもそればかりを意識して、自分が好きな服を着れないのは違うと思う。まずはサステナブルな取り組みをしているブランドがあることや、服が捨てられているという社会の問題を知ること。

そういう取り組みをしている服で好きなものがあったらそれを着ればいいと思うし、どうしても新品の服が欲しかったら我慢する必要はなくて、そういう時はゴミにならないようにフリマに出したり、友達にあげたり、いろんな方法があると思うんです。買う時に、その後のことをしっかり考えたり、会社について知るだけで、買い物の仕方や意識が変わってくると思います。

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──最後に、ファッションショーへの意気込みとメッセージをお願いします。

ショーには、いろんな色のキラキラした人たちが出てきます。キャストは一人一人みんな違う系統で、いろんな生き方をしていて、個性がごちゃごちゃになるんだけど、ショー全体で見るとしっくりくる感じなんです。それは信念が一緒だからだと思います。

原宿にいてとても感じることは、自分とは全く違う系統でも「自分はこれでいく」という信念がある者同士なので、超仲良くなるんです。

僕だって嫌いな系統はあるし、かわいいと思わないものもあって、でも人間それで全然いいと思っていて。だけどやっぱり、いろんな世界を見て、改めて自分の考えを見つめ直したり、こういう人たちがいるんだと気づいたり、そういうことがすごく自分の人生や生き方に繋がっていくんじゃないかなと思います。

自分の中にもこんな固定概念があるんだ、と気が付くようなショーになっているのではないかなと思います。みんなのキラキラ感や魅力を感じてもらえて、明日からの自分が変わるような、素敵なショーであればいいな。こんなご時世でも楽しめるようにライブストリーミングも準備しています。シブハラのカルチャーを楽しんでもらえたらうれしいです。

◾️シブハラファッションショー開催概要

10月17日(土)11時~渋谷区立宮下公園にて入場料無料。

11時~   りゅうちぇるプロデュースによる「SHIBUHARA USED FASHION SHOW produced by RYUCHELL」ファッションショー

11時30分~ me.(専門学校)「me school AREA 3.0」

15時~   MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)

18時30分~ PERMINUTE(パーミニット)

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