第95回アカデミー賞ノミネート作品が発表!『トップガン マーヴェリック』『アバター2』を抑えてトップに躍り出た作品は?

第95回アカデミー賞ノミネート作品が発表!『トップガン マーヴェリック』『アバター2』を抑えてトップに躍り出た作品は?

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  • 更新日:2023/01/25
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待ちわびた第95回アカデミー賞ノミネート作品が、遂に発表された。中には初めてノミネートに選ばれた俳優陣や、俳優業から去ろうとしていた俳優陣など、様々なバックグラウンドを持った映画関係者が名を連ねた。今回は現地のメディアを参考に、ノミネート作品と、選ばれた作品達の詳細について解説していく。
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●『アバター2』や『トップガン』の受賞の行方は? 2022年の大ヒット映画たちがアカデミー賞作品賞を巡って激戦!

米varietyによると、SFアドベンチャー映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が11部門を獲得し、ノミネート数では首位の座を獲得した。

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映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のキャスト達(第28回放送映画批評家協会賞より)【Getty Images】

さらに、第一次世界大戦を描いた映画『西部戦線異常なし』、アイルランド内戦を背景に友情を描いた『イニシェリン島の精霊』はそれに続き9つの部門にノミネートされた。

第95回アカデミー賞ノミネート作品一覧

作品賞争いには、今年最高の興行収入を記録した『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』と、『トップガン』、昨年の夏に観客の心をつかんだミュージカル伝記映画『エルヴィス』も加わっている。今年のアカデミー賞は商業的に成功した顔ぶれが目立つ。

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『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

その他、スティーブン・スピルバーグ監督の半自伝的映画『フェイブルマンズ』、虐待を受ける指揮者を描いた『TAR/ター』、抑圧的な宗教団体の実態を描いた『ウーマン・トーキング 私たちの選択』、メガヨットで繰り広げられる1%の人々を描いた『逆転のトライアングル』などが候補に挙がっている。

その中でも、今年最も賛否両論を巻き起こした作品の1つとされる映画『逆転のトライアングル』は、スウェーデンの映画監督リューベン・オストルンドが監督賞にもノミネートされている。作品賞および監督賞を受賞することがあれば、さらなる物議を醸しそうだ。。

リューベン・オストルンドと監督賞を争うのは、スティーブン・スピルバーグ、『TAR/ター』のトッド・フィールド、『イニシェリン島の精霊』のマーティン・マクドナー、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・クワンとダニエル・シャイナートによる監督コンビだ。

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『TAR/ター』© 2022 FOCUS FEATURES LLC.

過去2回の監督賞受賞者を振り返ってみると、2022年は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン、2021年は『ノマドランド』のクロエ・ジャオと、女性監督の受賞が続いている。

ノミネートが発表される前は、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』の女性監督サラ・ポーリーに期待が集まっていたが、あえなく落選。今回、監督賞にノミネートされたのはすべて男性監督である。

ブレンダン・フレイザーら第一線から離れていた俳優陣が奇跡のカムバック

実は、今回のアカデミー賞ノミネートの発表で、映画界にカムバックを果した俳優がいる。それが、『インディ・ジョーンズ/魔球の伝説』などで知られる、元子役ケ・フイ・クアンと、映画『ザ・ホエール』に出演したブレンダン・フレイザーだ。

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ブレンダン・フレイザー(第28回放送映画批評家協会より)【Getty Images】

ケ・フイ・クアンは、数年前、映画俳優としてのキャリアの終わりを悟り、俳優業を諦めていたが、見事『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で助演男優賞にノミネートされ、第一線へ復帰した。

ブレンダン・フレイザーはかつてアクションスターとして人気を博していたが、健康問題などにより、落ち目とみなされていた。しかし、映画『ザ・ホエール』では、自身の恥部をさらけ出すようにして肥満の男を堂々と演じ、性格俳優として再復活。熱演の甲斐あって、主演男優賞にノミネートされた。

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アンドレア・ライズボロー【Getty Images】

また、映画『To Leslie(原題)』に出演した、アンドレア・ライズボローにも注目したい。同作は、大作ぞろいのノミネート作品の中では、比較的地味なインディーズ映画。アンドレア・ライズボローは、アルコール依存症の女性を演じ、最優秀女優賞にノミネートされ、受賞が期待されている。

他に、最優秀女優賞にノミネートされたのは、映画『ブロンド』のアナ・デ・アルマス、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨーなど。キャリアや国籍を異にするバラエティ豊かな面子が揃った。

同じく、最優秀女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェットは、これまでに8回もノミネートを果たし、すでに2度、最優秀主演女優賞を受賞している。3度目の栄冠に輝くか、要注目だ。演技派女優、ミシェル・ウィリアムズもまた、『フェイブルマンズ』で5度目のノミネートを果たした。

今回のノミネートは、映画芸術科学アカデミー、映画賞の非営利団体、そして映画ビジネスそのものにとって困難な時期に発表された。苦境の背景には、近年顕著となっている授賞式の視聴率低下、アカデミー賞運営団体の主要な収入源である放送ライセンス料の見直しがある。

今回、アカデミー賞授賞式の司会者を務めるのは、アメリカの有名司会者、コメディアンである、ジミー・キンメル。キンメルは、2017年と2018年のアカデミー賞の司会者でもあり、これで3度目の抜擢となる。

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ジミー・キンメル(第89回アカデミー賞より)【Getty Images】

以前にも賞の司会を務めていたキンメルに向けて、映画芸術科学アカデミーの公式twitterアカウントは、”welcome back!”(おかえりなさい!)と投稿し、再びキンメルとアカデミー賞授賞式を行うことを楽しみにしているようだ。

第95回アカデミー賞は、2023年3月12日(日)にドルビー・シアター(オベーション・ハリウッド)で開催され、ABCで生中継される予定だ。

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