10周年記念は4次元でお祝いしよう!超高難易度ユーザーMOD「Portal Reloaded」【プレイレポ】

10周年記念は4次元でお祝いしよう!超高難易度ユーザーMOD「Portal Reloaded」【プレイレポ】

  • Game Spark
  • 更新日:2021/05/02
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10周年記念は4次元でお祝いしよう!超高難易度ユーザーMOD「Portal Reloaded」【プレイレポ】

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2007年の10月、『The Orange Box』と呼ばれるValve製タイトルのボックスパッケージが発売されました。

目玉は『HALF-LIFE2』でしたが、同梱されていたのが今でも傑作と名高い初代『PORTAL』でした。『PORTAL』は元々、大学生の卒業作品だったものがベースになっており、2011年には『PORTAL2』も発売されています。

FPSでは華麗なエイムで銃をぶっ放しクリアするのが当たり前だったジャンルにおいて、銃をパズルの原理に使用し、物理エンジンや重力の概念の他、独特な世界観を構築したPORTALは国内外で賞を取るほどの大きな話題となりました。

Coop対応したほかにも、Steam Workshopによるユーザーマップ対応で延々とプレイ可能になっています。そんな『PORTAL 2』も発売から10年経ち、それを記念した大型MOD「Portal Reloaded」が4月21日にリリースされました。(『PORTAL 2』を所有していれば)無料とはいえ英語音声もフルで収録されていたりと実質3と言っても過言ではないボリュームになっています。

前置きが長くなりましたが本作品のプレイレポをお送りしましょう。

4次元で物を考えるとは

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『PORTAL』という作品はシリーズを共通し、チャンバーと呼ばれる各シーケンスをクリアしていくゲームとなっています。プレイヤーはストーリー上で手に入れる「ポータルガン」と呼ばれる銃で入口/出口を生成し、空間を繋げて進んでいくのが基本となっています。

本編と違い「Reloaded」の主人公は『被験者【4-5-0-9】』というナンバーだけで呼ばれる別の存在です。Aperture Scienceの人間倉庫と呼ばれる場所からスタートしますが、何故起こされて実験に付き合わされるのかは相変わらず説明がありません。しかし、従う以外の選択肢はないので実験に協力することになります。

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基本ルールとして青とオレンジの2色を白い壁や床に1ヵ所だけ常に自由に設置し、くぐり抜けられる。

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本作はストアページのPVや公式の紹介動画の最後にも「Thinking four Dimention」4次元で考えろと銘打たれたコピーがついており、従来の青とオレンジのポータルの他に緑ポータルが追加されています。この緑こそ本作品のキモであり頭痛の種となる新要素。緑のポータルは時間を超えるもので、現在と20年後の未来を行き来しながらチャンバーをクリアすることになります。現在と未来は密接にリンクしており、現在で設置されたオブジェクトは未来にも影響を及ぼします。

ですが、稼働している施設は現在と未来では異なっており、メンテナンスされていなかったために未来では壊れていたり、そもそも機能していなかったりしています(かなり説明がややこしいので下記に画像でまとめております)。

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Relordedでの基本ルール

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実際に図で書いても混乱するのですが、プレイ中にはもっと混乱してしまいます。特に追加された緑のポータルが非常にやっかいで、平面の線対称の同位置で繋がります。画像のように一方でしか施設が稼働していない場合(手前の現代側ではレーザーが射出されていない)でも、通過する物質(レーザーや光)はポータルを突き抜けて干渉させることができます。

これこそが何度も繰り返される「Thinking four Dimention」の意味であり、プレイヤーはこの思考を行わなければクリアにたどり着けません。実際のプレイでは更に文字通りの時間差を利用したギミックもあり20年以上PCゲームをプレイしているのに3D酔いに未だに慣れない筆者は更に目を回すハメになりました。

『PORTAL 3』が存在していたらこうなっていたかも?

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Valveという会社は今でこそSteamの経営母体ではありますが、ソースエンジンというMODに優しいゲームエンジンを世に送り出したソフトメーカーとしても名を馳せた会社です。そして、3がつくゲームを何故か出せないというジンクスも持ち合わせています(さすがに最後は冗談で言っていますが、エピソードですら3が出ないのですから、そろそろ笑えなくなってきたところです)。

「Portal Reloaded」はファンメイドのMODとはいえ、もし3が出ていた場合、時間軸という概念の追加は実際にあり得たかもしれません。Valveが「その通りです」ということはないと思いますが要素の追加という点は自然に受け入れられ、ギミック・パズルとしてもゲームにおいて理不尽ではない要素として完結しているのは見事です。

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グラフィックこそ『PORTAL 2』がベースのため、流石に今のゲームと比べると若干荒いなと思う部分はありますが、「Thinking four Dimention」のコピー通り最後まで高難易度に翻弄され、初代『PORTAL』を遊んだときに近い大混乱を味わえるでしょう。とはいえ、『PORTAL』を一度でも遊んだことのあるプレイヤーなら、このプレイレポと同じような感想を持つのではないでしょうか。是非とも4次元で考えるというこの新次元の感覚の実験に共に付き合っていただきたい物です。

本記事では英語でプレイしておりますが、Stella氏による非公式の日本語化パッチも現在公開されています。
英語だとプレイしづらいと感じるユーザーの方は是非ともご利用ください。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2464616139

作中では実験のために20年間放置されたプレイヤーですが、40年以上先にPORTAL3が出ると言っても(Valveタイムに慣れた筆者には)最早驚きもしません。20年後を確認できる緑のタイムポータルでちょっとSteamストアを見てくることにしま・・・(ここでプレイレポは終わっている)

タイトル:Portal Relorded
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2021年4月20日(Steam版)
記事執筆時の著者プレイ時間:14時間
価格:無料

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