50代、亡き母が残したものの片づけ。「1日1捨て」がはかどる理由

50代、亡き母が残したものの片づけ。「1日1捨て」がはかどる理由

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  • 更新日:2022/05/13

いつかは来る親の片づけ。もののもち方の価値観が違っていたりと、なかなか難しくなるパターンもあるそう。そこで、実際に母親の残したものを片づけたという50代ブロガーの中道あんさんに、すっきり片づけるコツを教えてもらいました。

50代、母の遺品を整理。「1日1捨て活」ですっきり

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中道あんさん

母が亡くなって半年が過ぎました。父が亡くなったのが2012年。四十九日の法要を待っていたかのように、翌日からわが家で一緒に暮らすようになりました。いずれそうなるであろうと予測していたので、父が亡くなる前に2度ほど実家の片づけをしたことがあります。

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●母に片づけのやる気を出してもらおうと思ったけど…

プチリフォームを兼ねて、家から出る廃材と一緒に、不用品を2トントラックに投げ込みました。いつかは天に召されるとはわかっていても、これまでの人生で手に入れた持ち物をすっきりと整理して、いわゆる終活をする人は少ないんじゃないでしょうか。父も母も、自分からそういったことを一切しませんでした。

母を引き取り2、3年はそのままにしてあった実家を片づけることにしました。まず始めに和ダンスの小引き出しの中のものを処分しようとしました。大きなところから手をつけるよりも小さな収納を空にすることで、母のやる気スイッチが入らないかと期待したのですが…。戦前のものがない時代に生まれた人は「捨てない」のです。壊れたアクセサリーでも「もったいない」やら「思い出がある」といって取っておこうとします。

●進まない片づけをリサイクル業者にお願い

それでこの方法では、処分が進まないと思い、今いるものだけを持ち帰り、残りをリサイクル業者に丸投げしました。これは大正解でした。なんと冷蔵庫の中身まで処分してくれ、掃除をして再利用してもらえるのです。

トラック2台でゴミとリサイクルに手際よく分別します。私はというと、終わるまでカフェでお茶を飲んで待っていました。このように大がかりな片づけは専門家に頼ることがいちばんだと思っています。

●母亡き後が唯一残したもの

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※写真はイメージです

そして母が亡くなり、入居していた老人ホームのお部屋の荷物も、施設に処分を一任しました。使えそうなものはリサイクルしていただけるので、袖を通していない洋服などは、どなたかが着てくれているはずです。

わが家に母が残したものはというと、同居時に自宅から持ってきた段ボール1箱です。母は「これは大事なものが入っている」と言っていましたが中身を確認したことがありませんでした。それから、ずっとわが家の押し入れに眠ったままでした。

いつまでもそのままにしておけないと思い、まずは押し入れから出してみて中身を確認してみたら…。入っていたのは、記帳済みの通帳や、生命保険の契約書、年金手帳。昭和の香りがプンプンする払い込み通知書でした。ほとんどが「お金」に関する証明書みたいなものです。もう必要ないものも大事だったのか…。

●時間をかけないためには「1日1捨て」がいい

片づけには動機というか、ある程度やる気が必要です。なにかをモチベーションにして片づけると思うのですが、これにはまったくやる気が起きません。というのも、ほとんどがシュレッダーをした方がいいものばかりだからです。

押し入れから出してみたものの、しばらくは手がつきませんでした。面倒なのでついつい先延ばしになってしまうのです。そこで、1日1捨てすることに決めました。とにかく毎日1つはなにかを処分することにしたのです。なにを処分するかを選んでしまうと、そのことに時間をとられるので上から目についたものを1つ取って処分することにしました。すると日に日に中身が減っていき、空いたスペースが広くなっていくことで小さな達成感を味わえました。

中には、母がまだ20代の頃に交わしたであろう土地の売買契約書までありました。そういうのをじっくりと見てしまうと、母の人生を想像してしまうので、あえてエイッと破り捨てました。主を失ったものに感情をのせないことが手放しのコツだと思います。もうすぐ、すべて処分し終えるのですが、これで本当に母の歴史が終わったのだと感じる今日この頃です。

中道あん

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